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1月のYOASOBI Billboardを振り返る

毎週火曜のランダム投稿。今週は、1月のビルボードを振り返る。年末にあった怒涛のテレビパフォーマンスの効果、そしてあまり動きがなかった1月に順位変動はどうだったのか、解剖していこう。

まずは全体の概要

下に出したのは1月のYOASOBIビルボードHot100の結果である。グラフとそれの凡例、そして詳細版を載せた。

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全体的な結果としてはだいたいの曲が右肩下がりという印象である。まあ、紅白以降はANNX以外ほぼメディアに出なかったうえ、新曲や新情報もそこまでなかったため、このような結果になったといえる。

そのなかで、今回の注目すべき曲を2曲取り上げる。

YOASOBI楽曲No.1に復帰した群青

YOASOBIの楽曲の中でこのランキングにおけるトップにいるのはだいたい「夜に駆ける」である。しかし、1月に入ってからこの傾向が変わりつつある。最近「夜に駆ける」に代わってトップに立ち始めたのが「群青」だ。

私が考えている理由は2つ。

1つ目は紅白歌合戦。去年の12/31に放送された紅白でYOASOBIは「群青」を披露。東京フィルハーモニーのオーケストラにダンサーさん170名、もちろんバンドメンバーも加わった総勢234名というかなり大所帯での披露となった。

また、大人数による圧倒的なパフォーマンスに加え、ikuraちゃんが大サビの最後を「かけがえのないみんなだ!」と叫ぶ大胆なアレンジ。これが大きな話題となった。実際、私もこの時以来、群青を聞くたび最後に「かけがえのないみんなだ!」と脳内再生している。

2つ目は2022年選抜高校野球大会の入場行進曲に採用されたことだ。センバツは、野球をやっている高校生の晴れ舞台。青春を駆け抜ける高校生の背中を押すのにピッタリな曲だと私は感じている。

この2つの要因から「群青」が話題になり、YOASOBIの楽曲で最も「Hot」になっているのだろう。

受験生に寄り添う「あの夢をなぞって カロリーメイトCMver.」

12月に公開されたカロリーメイトのCMで披露された「あの夢をなぞって」のアコースティックバージョン。

共通試験前日に90秒のロングバージョンが公開されるという粋な演出があり、話題となった。

このバラード調の「あの夢」は度々話題に上っており、このことから最近ビルボードのチャートにも顔をのぞかせている。

原曲とバラードで雰囲気や季節感まで変わるこの曲を聴き比べる人が多いと予想され、そのために音楽チャートに名前が出てくるのではないかと考えている。

「Hot100」以外のBillboardチャート

ここからはHot100以外のチャートを見ていく。まずはアルバム。

12月にリリースされた「THE BOOK 2」は、2→2→8→7と高順位をキープ。上の順位にはリリース1週目のアルバムがほとんどであることを考えると、リリースから約2ヶ月たって未だこの順位にいることがわりと偉業であると考えている。

また、1stEP「THE BOOK」も、9→12→18→19と、リリースから1年たった今でもTOP20に入っており、支持率の高さが伺える。

続いてArtist100。YOASOBIは1/5付のチャートで1位だったが、その後は3週続けて2位である。もちろん、十分すごいことなのだが、年間1位を目指しているアーティストと考えると、少し物足りないかもしれない。

ちなみにアーティストチャートトップは、19日付、26日付で優里さんが獲得している。

今月の展望

1月のチャートから2月の動きを予想。

2月には「はじめての」企画が控えている。このうち、島本理生さん原作の楽曲「ミスター」は2月リリースが確実だ。YOASOBIの2人はこの曲にかなりの自信を持っており、これが音楽チャートを席巻する可能性は十分ありうる。

一方で既存曲の動きだが、上位3曲と三原色は1月とほぼ変わらない傾向で推移するだろう。ただ、この3曲に新たなタイアップがついたら分からないが…

逆に圏外になってしまいそうなのが、「ハルジオン」「ツバメ」「もしも命が描けたら」の3曲。「ハルジオン」は89週連続で100位以内を守ってきたが、1月最終週で98位とかなり厳しい。「ツバメ」「もしも命が描けたら」は新しい2曲ではあるが、人気が伸びきっていないという印象である。

「あの夢」のように、なにか起爆剤となる事象が起きなければ、厳しいだろう。

ここまで1月のチャートを振り返ったが、いかがでしたか。2月は新曲がどう影響を与えるか、注目すべきポイントだろう。

ではまた。




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