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YOASOBIと楽曲(15) もしも命が描けたら編

YOASOBIと楽曲について語る第15弾。今回語る曲は「もしも命が描けたら」。

田中圭さん主演の舞台のために書き下ろされ、武道館ライブの直前に配信リリースされたこの楽曲を解剖していく。

舞台「もしも命が描けたら」

9月に公演が行われた舞台「もしも命が描けたら」。ここで存在が明かされた楽曲が今回の楽曲である。

私自身は見に行けてないため、この曲のどの部分(あるいはすべてかもしれない)が使われたのか分からない。ただ、それなりに早い段階で、楽曲が完成していたと考えられる。

舞台の主演は田中圭さんで、星野月人を演じた。

内容としては、愛する人の死に直面した月人が自殺を図ったが、月に助けられ、その後新たな力を得て、自分の代わりに生きていく人を描いていくというものである。

なかなか内容が濃く、言葉で説明するのが難しいので、詳しくは戯曲を読んでほしいと思う。

楽曲の見どころ

この楽曲の見どころポイントは3つ。

まずは、ピアノ。出だしがピアノから始まり、締めもピアノで終わる曲となっている。またピアノの使い方が良く、正直、ピアノとボーカルで成り立つ曲だと言える。

次にコーラス。ここは今まであまり取り入れていなかった掛け合いが多く入っている。掛け合いを多く入れたことで曲にテンポ感が生まれていると私は考えている。

最後にラップ調。これは「三原色」以来であるが、「三原色」のラップとは違い、盛り上がるというより、魅せてくるタイプである。

ここまでみると、ポイントとして、「三原色」に寄せて来ている面があると私は感じている。しかし、曲調などは全く違い、新たなYOASOBIの表現が示されていると個人的に感じている。

teaser映像

今までの記事ではあまり触れてこなかったが、今回はteaser映像に触れる。

毎回Teaserは、ikuraちゃんが小説の一部分や、あらすじを朗読しているのだが、今回はライブ映像が使用された。

個人的にはこれがとても良いと感じている。ライブでのこの曲はとても神秘的な雰囲気となっており、その中での朗読は特別感溢れるものだった。これが公式にYoutubeで見れるというのはYOASOBIの魅力を伝える良い施策であると私は考えている。

最後に

この作品は舞台が原作になるというYOASOBIで初めての試みだったが、これも成功だと言えるのではないだろうか。

今回はここまで。来週は新曲「ミスター」。

『はじめての』企画第1弾楽曲を解読していこうと思う。

ではまた。


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