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YOASOBIと楽曲(9) 優しい彗星編
YOASOBIと楽曲について語る第9弾。今日のテーマは昨日リリース1周年を迎えた「優しい彗星」。記念すべきこの日に、ストリーミング再生が1億回を突破した。
アニメ「BEASTARS」のエンディング曲として制作されたこの曲。そんな曲の特徴や想いについて語っていく。
優しさと強さ
ロック調でハイになる「怪物」と対照的に、優しく包み込むように時を流すこの曲。しかし優しさだけでは無いのがこの曲の特徴。この楽曲には秘められた力強さを併せ持っていると私は考えている。
それが現れているのが、転調後の部分。原作で言うと、イブキとルイが車の中で対峙する場面。「BEASTARS」の名場面であるこの部分を力強く表現することで、尊さと美しさを出していると私は感じている。
原作と楽曲とMVで完成
YOASOBIのどの楽曲はだいたいそうなのだが、この曲は特に原作、MVの役割が大きい。
私はこの曲をまずサブスクで聞き、MVを見て、原作を読んで、もう1回MVを見た。
結果から言うと泣いた。曲を聞いただけ、原作を読んだだけ、MVを見ただけではこの感動は伝わらない。これらが三位一体となり、「優しい彗星」は完成している。
まだ、原作を読んだことの無い人はぜひ読んで欲しいと思う。また、MVもしっかりみてほしい。
これら3つを切り離さず一体と考えることで、世界が変わるといっても過言ではないと私は思う。
武道館ライブでの名場面
この曲の忘れられない場面といえば、武道館ライブの一幕だろう。
過去2回の配信ライブ、ロッキンのセトリにも入らなかったこの曲。そのため全曲披露となった武道館で、ライブ初披露。「夜に駆ける」、「怪物」と盛り上がる人気曲の後の演奏となった。
この2曲と違い、ステージが落ち着き静かな雰囲気となる。その中で、自然発生的にちらつく無数の光。お客さんがつけた携帯のライトである。曲が進むにつれ、光はどんどん増え、観客席が無数の星に覆われた。
特に事前のアナウンス等はなかったが、Ayaseさんはこれを手が空いた時に促そうとしていたらしい。それを、Ayaseさんがやり始める前に、ファンの側から始まったのだから、これはとんでもなくすごいことだ。
ステージ上のメンバーとファンが一帯となった日本武道館。YOASOBIの歴史において名場面のひとつとなったことは間違いない。
最後に
ここまで「優しい彗星」について見てきたが、いかがだっただろうか。
「夜に駆ける」や「怪物」のように、ビルボードで上位にくる人気曲という訳では無いが、最も感動を呼ぶ曲の1つであると私は感じている。
また、Ayaseさんはこの曲をとても気に入っているという発言が度々あり、ikuraちゃんも1番好きな曲と言っていたことから、YOASOBIにとって大事な1曲であることは間違いないだろう。
もっとたくさんの人が聞いて、この曲の良さを認識して欲しいと思う。
ではまた。