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VOL.2「苦手意識」
これは想像上のピン芸人
『オカダ』の平穏で何も起こらない毎日を綴った空想ダイアリィである。
元芸人である著者が当時の体験や心境にひとエッセンスを加えた日記である。
本作に出てくる芸人やコンビ名は全てフィクションであり実在はしておりません。
今日、後輩芸人の『言い得て妙』の皿屋敷くんと、後輩芸人の『なるほど納得』の下平くんと、先輩のピン芸人『支離滅裂』さんと四人で遊びに行った。
シリメツさん(※支離滅裂さん)は終始後輩二人に揚げ足を取られ続けていた。
ソフトクリームの食べ方が気持ち悪いとか、使っている交通系ICカードが汚いとか、何か考えてる時の目線が胡散臭いとか、驚いた時の手の動きがおばさんっぽいとか、とにかく沢山イジられていた。
帰りの電車でシリメツさんは僕と二人きりになった時にボソッと
「オカダ、俺あの二人とはあんま合わんわ。今度は俺が可愛がってる後輩呼ぶからそいつらと遊ぼうや。」
と、言った。
その後輩とは『とんちんかん』と『しっちゃかめっちゃか』と言う二組らしい。
シリメツさんが好きそうな二組だ。
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『とんちんかん』のボケ担当の村上くん