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無名で元手のない個人が、どのようにして電子書籍でベストセラー3部門1位、月商100万円超えを達成したのか?

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無名で元手のない個人が、どのようにして電子書籍をプロモーションし、ベストセラー3部門で1位を獲得、月の売上を100万円超えに導いたのか、その具体的なプロセスをご紹介します。

戦略を一言で表すと「コストがかからず売上につながりそうなプロモーションはすべて試してみる」というシンプルなものです。

その中でも効果のあった施策、逆に効果がなかった方法について詳しくお伝えします。

販売を開始したのは6年前の2018年で、ありがたいことにいまだに売上があります。

 

ツイートが本と関係なければ売り上げには繋がらない 

まず、X(旧:Twitter)で多数のポストを行いました。その中で、「179リポスト、210いいね」を獲得したポストがありましたが、売り上げにはほとんど影響しませんでした。
この経験からわかるように、本と関連のないポストがいくら拡散されても、売上には直結しません。
重要なのは、ポストの内容が本のターゲット読者に直接関連していることです。効果的なポストを心がけ、本の魅力を伝える内容を発信することが大切です。


診断サービスは期待外れだった

 

本のプロモーションの一環として、Web診断サービスを作成しました。このサービスは、いくつかの質問に答えることで自分がどのタイプのハッカーかを診断する内容で、人々がシェアしたくなるようなコンテンツを狙ったものでした。診断サービスが話題になれば、本の認知度も上がるという仮説に基づいた試みです。 

しかし、結果は期待に反し、サービスを試してくれたのは知り合い5人ほどで、広がりを見せることはありませんでした。この経験から、Webサービス自体に需要がなければ、本のようにその存在を広めることも難しいという現実を痛感しました。

売上に直結したブログ記事

 

本の内容に関連する有益なブログ記事をいくつか公開したところ、売上に直接つながりました。この経験から、読者が本を購入したくなるような価値のあるコンテンツを提供することの重要性を実感しました。読者にとって有益な情報を発信することが、売上を伸ばす鍵となります。

 さらに、ブログをSNSで拡散する際には、ターゲット層が使用しているハッシュタグを調査し、適切に活用することが効果的でした。

たとえば、#駆け出しエンジニアと繋がりたい というハッシュタグは、本のターゲットであるプログラミング初心者とマッチしており、これが拡散の一因となりました。

 

 

コミュニティでの宣伝効果は抜群

既に所属している「トビタテ留学ジャパン」や「MakersUniversity」のコミュニティで宣伝を行いました。また、プログラミング学習のコミュニティにも4つほど参加し、そこで宣伝をしました。その結果、読者層に近いコミュニティでの宣伝が売り上げに顕著に影響しました。やはり、ターゲット読者が集まるコミュニティでの宣伝が効果的であることが分かりました。

ただし、コミュニティによっては宣伝行為が禁止されている場合もあるため、必ず会員規約を確認してから行動するようにしましょう。

 

価格設定

価格設定は段階的に変更しました。最初は500円で販売を開始し、数ヶ月後に980円に値上げしました。
初期段階で評価がない中で購入してくださった方への感謝の気持ちとして、低価格からスタートしました。
この戦略は、初期の段階で読者を獲得しやすくするのに非常に効果的でした。
その後、評価やレビューが増えたタイミングで価格を引き上げることで、収益の増加にもつながりました。

 

3部門で一位を達成

 

3部門で1位になった後、大きく売上が伸びました。これにより、ランキングに乗ることが売上を大きく左右する重要な要素であることが実感できました。

1位になった3部門は、コンピュータサイエンス、プログラミング、インターネット・Web開発です。

コンピュータサイエンス部門では、新井紀子先生のベストセラー「AI vs 教科書が読めない子供たち」という強力なライバルが存在しましたが、見事にそれを超えることができました。

たとえ一時的な結果であったとしても、無名で元手のない個人でも大手出版社の書籍に対抗できる可能性を実感しました。

1月のロイヤリティ、つまり月収は75万3千円でした。

有料販売分が46万円、KUなどによって無料で読まれた分が28万円です。

無料で読まれた分も立派な収入源になることがわかります。

3割Amazonに取られているので、売り上げは107万円となります。

読者のいる場所を見極めることが鍵:魚のいない場所では魚は釣れない

私は無人島で釣りをした経験があります。朝4時に起きて9時まで釣り続けましたが、釣果はゼロ。釣りの上手な人たちも同様でした。後でわかったのは、数日前に底引き網漁が行われていて、この一帯から魚が減っていたということでした。どれほど釣りの達人でも、良い餌を持っていても、魚がいなければ釣ることはできません。

これはプロモーションにも同じことが言えます。魚を読者に例えるなら、読者がいない場所でいくらお金をかけて宣伝しても効果は得られません。重要なのは、読者がどこにいるのか、どの媒体を見ているのか、どんなハッシュタグを使っているのかを知り、その場所で宣伝することです。読者がいる場所でこそ、効果的なプロモーションが可能になるのです。

現在は生成AIを活用することで、簡単に書籍を作成できる時代になりました。

具体的な作り方は、2024年の10月発売予定の「知識ゼロからの生成AIを活用した不労所得マシンの作り方(秀和システム)」に書いてあるため、ぜひチェックをお願いします。

有料部分では上記文章の説明画像と、Kindleの売上を改善するチェックリストをお伝えしています。

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