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《適性検査あり》キャバクラとクラブどちらで働くか迷ったら【無料】

こんにちは、元北新地のおねえさんです。
私は水商売に長い間従事していたこともあり
キャバクラクラブミニクラブスナック
色々な業態を経験してきました。

そのため、同僚や元同僚からこんな相談を何度か受けたことがあります。

「年齢が高くなってきたからクラブに行きたいけど、キャバクラと何が違うの?」

「若いうちはキャバクラが稼ぎはいいのかな?」

このような悩みをお持ちの方が、私のnoteやTwitterをフォローしてくださっている方の中にも多いのではないか?と感じたので、

今回はキャバクラとクラブの違いやそれぞれの適正についてお話していきたいと思います。

未経験で水商売をこれから始めたい方
初心者で本当に自分向いているか悩んでいる方
経験者でキャバやクラブへ移籍を検討中の方

など沢山の方の参考になれば嬉しいです。

キャバクラとクラブの違い

まずキャバクラとクラブのシステムの違いについて説明します。
 

キャバクラは、通常601セットで、接客はワンツーマンで行われます。*フリーの場合は約15分ごとに女の子が替わり、時間の15分前に延長確認が行われます。飲み物はハウスボトル(お客様だけが飲める飲み放題のお酒)が用意されているお店が多いです。そのため、女の子はドリンクを頼んで飲むこともあります。お客様が帰る時はお店の出入口までお見送りをします。


※フリー:キャバ嬢の指名のないお客様

クラブは、通常2時間1セットで、接客は複数で行います。お客様の数より女の子の方が多く席に座るため、初めて会うお客様にも30分から1時間程度着くこともあります。飲み物はハウスボトルはなくキープボトルか*抜き物を入れるので、女の子はお客様と同じお酒を飲むことが多いです。お客様が帰る時はお店が何階にあっても下まで降りてお見送りをします。

※抜き物:シャンパンやワインなどコルクを抜く1日で飲みきるお酒

キャバクラでいう延長をクラブでは切り返しと呼びます。2時間1セットなので切り返しをするともう2時間店で飲めます。(1時間単位でもできる)
しかし、必ず延長できるキャバクラと違い、その日の予約が多い場合はお店から切り返しを断る場合があります。またクラブでは1軒に長居しすぎるのはかっこ悪い遊び方とも言われます。

少し細かいことですが、お手洗いと店内の持ち物も違います。

クラブでピンのお客様の接客中お手洗いに行く時は、黒服に伝え女の子を席に用意してもらってから席を立つことができます。

キャバクラはピンの指名の席でもキャバ嬢がお客様に断ってから勝手に席を立つことが許されています。(高級店ではヘルプをつけるまたは黒服が着くことも)

またお客様がお手洗いに行く時も、キャバクラではお客様を着いているキャバ嬢が案内するのに対して、クラブでは黒服に案内を頼みホステスは席で待機します。

店内の持ち物はキャバクラではピコタン(HERMES)やレディオール(Dior)くらいのバックの大きさまで持つことができますが、クラブでは名刺入れと携帯しか持てないまたは、ポーチのみ持ち込み可能となります。タバコに火をつける時はマッチを、グラスを拭く時はペーパーをそれぞれ席に用意されている物を使うので、最小限の持ち物で問題ありません。

次に営業時間の違いを説明します。

キャバクラは店にもよりますが、21時から25の営業が基本です。(25時にラストオーダーで、実際に閉店するのは26時までが多い)
同伴や来店予定がある場合は、20時から21時の間に出勤することもあります。(頻度は少ない)

風営法を守らず25時以降も営業している店も少なくないです。

営業時間中フルに働くわけではなく、お店や自分の都合で勤務する時間が毎日変わります。

クラブの営業は20時から25までです。
会計や送り出しの関係で閉店が遅れることはありますが、25時過ぎには営業が終了します。

次に同伴について説明します。

キャバクラの同伴での入店時間は「21時半まで」または特に時間に縛りがないお店もあります。(ただし入店時間でバックが変わる)

そのため売上制の女の子は22時など遅い時間帯に同伴してくることもあります。

対してクラブの同伴の入店時間は、基本的に「20時半前後」です。店によって決められている時間を1分でも過ぎれば罰金や同伴が取り消されます。

また20時から22時までが1セットの時間になっているので、20時以降に入店してもお客様は22時までに退店しなければいけません。また、15分以上過ぎると同伴が取り消しになります。

キャバクラでは1日に何度も同伴できる場合が多いですが、 クラブでは2~3回以内と回数が決められている場合が多いです。

同伴回数が決められている理由は様々ですが1つは、会計が重なりすぎるため退店に遅れが出てしまうからです。クラブのお客様は22時に一斉に動き出し店を変えるので、その時間に来店が集中します。また予約に合わせて必ず席を空けておく必要があります。


次にお給料の違いが、基本的にキャバクラは時給制。クラブは日当制です。

キャバクラでは、ほとんどの女の子が指名本数や売上によって時給がスライドします。それに加えて指名や同伴や抜き物によって、各種バックが発生します。

全体としては少ないですが、顧客を沢山持っている人の中には売上制の人もいます。売上制にすることで、女の子が新規の席に着こうとしなくなったり、出勤日数が減ることが多いので、店によって最低売上ラインが設けられていることがあります。

また店によっては待機カットがある場合もあります。その名の通り、待機中の時給がカットされることです。同伴や指名本数によっては、お店が暇でも待機カットにならない場合もあります。

お店側も無駄な人件費はなんとか削減しようとします。大阪では遅くまで店を開けているミナミ(価格帯が安い店を中心に)では待機カットを導入し、北新地では22時以降に出勤させ1.2時間で働かせ早上がりをさせることが多いです。

そのため、北新地のキャバ嬢には時給が高い割に月給の少ない子が意外と沢山います...

対してクラブでは、日当制になります。入店時の条件によって差はありますが、*ヘルプの場合月の同伴回数によって、口座がある場合は売上によって(10万ごとに変動)日当が変動します。

※ヘルプ・口座(係):後ほど説明します




・同伴スライド
スタート日当 30,000円
同伴回数 3回→3,000円日当が上にスライド
=日当 33,000円

・売上スライド
スタート日当 30,000円
売上 200,000円→20,000日当が上にスライド
=日当 50,000円


日当に加えて、売上のあるホステスには*口座料(*お土産代で使います)と売上バックがお給料になります。

※口座料:お客様が口座に支払う料金で、キャバクラでいう指名料のようなもの。

※お土産:お見送りの際に渡すお土産。口座ホステスの自腹で1つあたり平均千円。

同伴バックは貰える店と貰えない店があります。

また月に1回MTGがありそこで同伴や売上で成績上位のホステスが表彰され奨励金が渡されます。

キャバクラと比べるとバックを貰える条件が高いですが、日当制なので出勤さえできれば1日5時間分のお給料が保証されているのが魅力です。

さらに、前月のランキング上位者や同伴回数や売上が一定以上のホステスは他の人より出勤時間を30分遅くしてもらえる店もあります。
(20時から20時半の間は、同伴のお客様を待つ時間なので女の子がほとんど必要ないため)

キャバクラでは人気のある子もお店が暇な時間帯には待機することもありますが、クラブで20時半以降待機することがあればクビ要員になる可能性が高いです。

キャバクラと違い複数接客なので、店が暇になるほど1つの席にいつもより女の子が座るようになります。なので、ある程度店が暇でも普通であれば待機することはほとんどありません。

ですが、口座から呼ばれない、ましてはNGが出されていると、必然的に余りやすく待機に追いやられることが多いです。

次に売上の違いについて説明します。

キャバクラの場合、お客様が支払う料金はセット料金と飲み物代と指名・同伴料・VIPルーム料とサービス料とTAXになります。

そこから、ボトル原価(店にもよって引かれないことも)とサービス料とTAXを引かれたものが、本指名の女の子の売上になります。

目安ですが、サービス料とTAXを足すと30%を越すので、お客様の支払う金額の70%以下が自分の売上になります。

場内指名では売上になりません。(延長後になる場合もたまにある)
また、同じ席に他にも指名のキャバ嬢がいる場合は、全員で売上は折半になります。


クラブの場合、お客様が支払う料金は各種チャージ料と口座料と飲み物代と同伴料やVIPルーム料とTAXになります。

各種チャージはウェイターチャージ、ウォーターチャージ、テーブルチャージなど数種類あり、来店すると必ず発生します。チャージの種類自体に特に意味はなく、いわゆるセット料金のことです。(よく言われる、座って〇万というのはここの料金のこと)

ですが、女の子の売上に入るのはセット料金の中では「テーブルチャージ」のみ。しかも、人数が増えるほど1人あたり千円ずつ安くなります。(3人目以降から値段は均一になる)

テーブルチャージと口座料と同伴料と飲み物代(VIPルームはなる所とならない所があるので要確認)が、口座(係)のホステスの売上になります。

口座料は口座のホステスが自由に決めれる場合(3千円から5千円が相場)と、お店で一律に料金が決まっている場合があります。

キャバクラと違い売上になるセット料金が安いので、ボトルが空かなければなかなか売上があがりません。

また、自分の口座が連れてきたお客様は、今後別で来た時も自分の口座になります。

ただし、別々の口座のお客様が一緒に来店された場合は、お会計をしたお客様の口座の売上になります。

キャバクラと違い、誰が呼んでも同伴しても全て口座のホステスの売上になります。口座のホステスが休みでも売上は口座になります。

またキャバクラの指名制度と違い、クラブの口座(係)制度はホステスが辞めるまで特別な理由がないと変えることができません。そのためクラブの方がキャバクラより売上を作るのに時間がかかります。

そしてクラブには売り掛け制度があります。
クラブの支払い方法には現金・カードの他に“請求書”が存在しています。

1月分の飲み代をまとめてお客様の会社に請求書を送り、期日までに支払ってもらいます。請求書払いにすることで飲み代を確実に経費で落とせることや、奥さんに内緒でお金を使いやすいことから請求書払いを好むお客様が多いです。

しかし、もしお客様が支払わなかった場合または支払いが遅延した場合は口座がお店にお金を建て替えなくてはいけません。

かつ、店を辞める時には売り掛けが0になるようにしなければいけないので、支払い期日前で振り込まれていない飲み代を、一時的に建て替えなくてはいけないので、売上額が多いほど苦労します。

次にノルマの違いや罰金について説明します。

キャバクラの場合、ノルマがある店とない店があります。本人の時給によってあったりなかったりもします。

通常のノルマはなくても、イベントノルマはあるお店が多いです。周年や桜祭りなど年に数回同伴ノルマが発生することもあります。

ただし、キャバクラは価格帯によって厳しさがかなり変わるため都度確認が必要です。

罰金は遅刻・当欠(当日欠勤)の2種類ですが、成績や普段の勤怠態度によっては取られないこともあります。

また貰うお給料が自分の売上より高くなってしまった場合ペナルティが発生する場合があります。

関西では、分配制度と呼ばれていて、高級店を中心に導入されています。

売上とお給料の割合をみて、発生するバックが増えたり減ったりする制度です。

売上とお給料が同額でバックが0になり、売上よりお給料が20%以上高くなると罰金が発生するお店が多いです。

売上があるのでお店の早上がり対象になっていなくても、バックを多く貰うため月末は出勤時間を調整するキャバ嬢も北新地では少なくありません。

それに対してクラブの場合、ノルマ制度は基本的に似ています。

1週間の出勤日数=月の同伴ノルマ」が一般的です。それに加えて、イベントノルマと強制同伴日があります。

強制同伴日は暇になりやすい日(連休明けや月曜日)になる場合が多く、イベントはお店にもよりますが月1くらいのペースである事が多いです。

北新地の場合ですが、1月(年初め)2月(お化け)3月(ひな祭り)4月(桜祭り)7月(七夕)8月(夏祭り)10月(ハロウィン)12月(クリスマス)と、1年のうち8ヶ月は定番のイベントがあります。

それに加えて必ず周年とママのバースデーがありますので、結局ほぼ毎月イベントノルマが発生することになります...

ノルマがこなせない場合は日当罰金になるので、自分の実力以上に日当が高い人は、結局罰金分も計算すると時給3000円以下なんてこともザラにあります。

遅刻や当欠の罰金はキャバクラよりきっちりとられます。同伴でも遅刻すれば罰金になります。そして、月に1度MTGが17時頃から行われそれに間に合わない場合も(昼職などで多少の考慮はあり)罰金が引かれます。MTGの日は新調日になっていることが多く、今までお店で着たことのないドレスを着なければいけません。

キャバクラでもMTGはありますが、クラブより制度が緩いことが多いです。

最後に立場について説明します。

キャバクラではランキングの上位でも下位でも立場は対等です。(暗黙の上下関係はありますが)
例えナンバー1でも他の指名の子の席に着けばヘルプになります。

ただし中には「マネージャー」などの役職を与えママの仕事をさせる店もあります。

マネージャーがいる店はやりずらいと感じるキャバ嬢も少なくないので、お店からこのような役職を与えてもらえることは極稀です。

「在籍の長さ」「売上」「性格」で店からの信用がかなり厚いキャバ嬢が年齢的にキャバクラに向かなくなった時に声がかかります。レアケースとして覚えていてください。

クラブの場合は、「大ママ(オーナーママ)」➡「チーママ(小ママ)」➡「口座(係)ホステス」➡「ヘルプホステス」

と完全に立場関係ができあがっています。

大きな店ではママが何人かいることが多いので、どのママに気に入られるかで働きやすさが変わってきます。

顧客がゼロでクラブに入店すると最初はヘルプのホステスになり、ママや口座のお姉さんのお客様を同伴や連絡をしてお店に連れて来ることが仕事になります。

自分を気に入っていたお客様の口座がお店を辞めたり、自分が店を移ることで、口座を増やしていき売上のホステスを目指します。

口座のホステスになると、自分の席の接客や人員配置だけでなく、請求書の建て替えやチェック、お歳暮などの贈り物、*お礼状の作成、*会社訪問、お土産の準備など給料が高い分色々な仕事をしなくてはいけません。

※お礼状:口座のお連れ様が初めて来店した際やそれぞれのタイミングで手紙を書いてお客様の会社に送ります

*会社訪問:その名の通りお客様の会社に行きます。昔はホステスがわざわざ昼間に会社を訪れることがステータスだったが、今は嫌がるお客様の方が多い。

また、キャバクラと違い必ず名刺渡す時にお客様の名刺もいただく習慣があります。

キリがないので、ママや口座以外にも渡さない人もいますが、素性を明かして飲むのが昔からのマナーなのでお客様の方から自己紹介の際に渡して貰うことが多いです。


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適正検査

最後にキャバクラ、クラブどちらが向いているのかが分かる簡単な適正検査を用意しました。

すぐに終わるのでぜひ1度試してみてください。

Q1 A」と「B」ではどちらの方が当てはまるものが多いですか?

Q2.どちらの席に着くのが好きですか?(席の会計は同じものとする)

A.ゲームをしてワイワイ騒いで飲んで単価のあがる席
B.お客様同士でほとんど仕事の話をしている席

Q3.自分の顧客はどちらが多い?

A.ピン客
B.複数で来店

Q4.出会って1ヶ月、週2で来店、口説かれこそしないが色恋のお客様がピンで来店。初めて抜き物をおねだりしたらOKが出た。

A.絶対に単価があがる雰囲気なので高いボトルを注文する
B.今後を考えてとりあえず安めのボトルを注文をする


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適正検査結果

Q1からQ4の回答で
Aを選んだ方が多い人は「キャバクラ向き」
Bを選んだ方が多い人は「クラブ向き」


(簡単に)解説:

キャバクラはシフトが調整しやすいので掛け持ちでも働きやすいのが特徴です。また、努力がすぐにお給料に現れやすいので、20代で水商売を辞める人はキャバクラの方が沢山稼げる可能性があります。基本的に顧客への営業方法は自由なので、強烈に好かれることもあるが、強烈に嫌われてしまうことがある人も数字さえあげれば店から大事にされます。勤務態度や出勤時間も売上があれば文句を言われませんが、数字が全てなので指名がとれないとすぐにヘルプ周りになり3ヶ月でクビになります。


クラブはシフトは調整しにくいですが、土日祝が必ず休みなので本業としてしっかり働く人にはおすすめです。また、枝方式(口座が連れてきたお連れ様も口座になる)で顧客がどんどん増えたり、ヘルプがお客様を引っ張ってくれるので、長く水商売を続けても稼ぎ続けやすいです。色恋営業が苦手で一気に大金を使ってもらうことができなくても、長期的に通ってくれるお客様が多い方がクラブでは有利です。また、クラブはチーム戦なのでお酒を飲むことやアフターや店外営業などに積極的だと周りからノルマを助けてもらえるので、才能だけでなく努力の面でも評価を受けやすいです。


あなたはどちらに適正がありました??

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もっと売れたい方に

ずいぶんと長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます🥲♥️

私が働いてきたのが大阪中心なので、地域によっては少し違う部分があるかと思います。

特に地方のローカルではまた独自のシステムが沢山あると思いますので、全くこの限りではございません。

しかし、何も知らずに体験や入店をし戸惑ってしまったり、何となく大変そうだからと他の業種を敬遠することが少しでも減り誰かのお役に立てると嬉しいです。

・接客で何を話していいか分からない
・客単価を上げたい
・どんな連絡をしていいかわからない
・とにかくもっと売れたい!

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