北里アクアリウムラボ「アマモ場水槽」の生き物たち

こんにちは!
北里アクアリウムラボ15期の小川です。
今回初めてラボブログを書くため上手く文にまとめられるか少々不安ですが、どうか温かい目で見守ってください!💦

さて、今回紹介するのは、北里アクアリウムラボの常設展示エリアにある「アマモ場水槽」の生き物たちです!
本水槽では、ナマコやマコガレイ、アミメハギなどのアマモ場に生息している生体が多数展示されています。

アマモ場とは、波の静かな海域の砂泥域に繁茂するアマモやコアマモ等から構成される藻場のことであり、産卵場所や幼稚仔魚の生息場所となるため、生体の豊かさを守るのにあたって非常に重要な場所となります。
また、光合成により酸素も供給するため、必要不可欠な存在と言えるでしょう(写真1)。

写真1.アマモが酸素を発生させる様子

そのアマモ場を再現・展示しているのが、この「アマモ場水槽」です。

それでは、本展示にいる生き物たちを紹介していきます!

まずは「マコガレイ」です。
マコガレイはかなり前からアクアリウムラボにいる、いわゆる”古参”です!
マコガレイは漢字だと”真子鰈”と書き、この”真子”というのはマコガレイの子のことを指します。浅瀬に来る漁期に多くが真子(子)を抱えていたことが由来とされています【1】。
初夏が旬らしいです😋
私が北里大学に入学した頃(約2年半前)から展示されていて、あの頃はまだ小さかったです(写真2)。しかし、すくすくと元気に成長して今では立派な個体になりました(写真3)。
このように、数年かけて生き物が成長している様子を1番近くで見続けられるのは非常に幸せなことですね✨

写真2.2022年6月時点のマコガレイ
写真3.2024年11月時点のマコガレイ

次は「アミメハギ」です。
アミメハギは、主にアマモ場を利用して生息しています。
小さくてかわいらしい見た目をしていますよね🥰
アマモを産卵場所として用いるアミメハギですが、以前、なんと北里アクアリウムラボでも実際に産卵してくれました!
体格は小さいのに気は強く、卵を守るために自身の倍以上のサイズはあるマコガレイに威嚇している様子は可愛かったです✨(写真4)

写真4.アミメハギが卵を守る様子

最後に紹介するのは「ハオコゼ」です(写真5)。
ハオコゼはよく漁港の岸壁などで採集できます。
現在、北里アクアリウムラボでは1匹だけ飼育していて、このアマモ場水槽の中に実際にいます!
しかし、その姿はほとんど見たことがありません…。
その理由は、砂に潜るからです。
この子はほとんどの時間を砂の中で過ごしているため、なかなか見ることができないのです🥲
来館した際に見ることができたのなら、かなりラッキーでしょう✨

写真5.ハオコゼ

他にも紹介しきれないくらい生体を展示しております!
ぜひ、実際に北里アクアリウムラボまで足を運んで観察してみてください!



引用文献
【1】きのした生魚店「マコガレイの秘密全てご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説


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