レース予想 2024 中京記念 しらかばS
中京記念
小倉はまだまだ外差しにはなっていないと見る。平均的、ペースによってどこからでも来られる馬場だ。天気が微妙で午後からの雨予報が出ている。この時期特有のまとまった雨量になるようであればエルトンバローズ・アルナシームの両頭は厳しい競馬を強いられるだろう。
展開は1・3の逃げ争いだがセルバーグが速いと見ている。この争いがすんなりおさまればあとは淡々と流れることも予想され、行ききったセルバーグは余程のハイペースにならなければそのまま残ることも十分に想定できる。重馬場もそれほど苦にしない馬だ。
本命はセオ。不良での好走経験もある。荒れ始めている小倉で雨も予想される中、内の先行馬を見ながら進められる外枠はむしろ好材料。スタートが良く徹底して先行できる上、行く馬がいなければ自ら引っ張ることもできる脚質は、今後の上級条件での活躍まで期待できる素材であると考えている。
京都・阪神を徹底的に使われているので小回りへの対応は鍵となるが、そもそも先行の脚質であることで不安は緩和されており、3歳春の中山でのレースぶりを見るに小脚も使えるタイプではないかとにらんでいる。ただ今回はハンデ戦で混戦、オッズも考えると単勝勝負というわけにはいかない。
相手は難解だがエピファニー・ニホンピロキーフの有力二頭に重賞では信用を置きがたい騎手が乗っているのがミソ。また、エルトンバローズは4連勝の勢いが止まって59キロ・雨予報の二重苦、毎日王冠の強さと前走安田記念の走りを見るに、「脚質の割には東京ベストでは?」の疑念が。
ニホンピロキーフは前走原因不明の凡走で、辛うじて「外枠で前に馬を置けずタメが聞かなかった」のコメントが出ている。ということは、「では今回もそうなるのでは?」となるのが普通の考え。この馬に私は期待しているが、今回はもう一走様子を見たい。雨予報はよさそうだが。
有力差し馬各馬に不安材料があるなら、狙いは単純に軽量馬となる。前走でようやくOP入りしたボーデンは去勢明け後のいきなりの勝利、好タイムとあってそれ以前の戦績を度外視した期待をかけてもよい。前走自体も直線で一旦進路がふさがる場面もあり、展開も向いたがよく勝ちきっている。
アナゴサンはここのところは1400・1600を多く使われているが、小倉1800の勝利経験も重馬場での実績もあるから馬場が悪くなるなら積極的に買いたい。
良~稍重予想
ワイド 3-11 9-11 (各50%)
重~不良予想
ワイド 3-11 10-11 (各50%)
しらかばS
ゾンニッヒが洋芝適性や前走重賞の内容、そこからの臨戦過程などから判断して最有力。少頭数だから札幌小回りでも末脚を生かしやすく、賞金加算のチャンスである。
相手をコムストックロードに求める。ここ二戦の内容がよく、前走では洋芝への適性も示した。距離ロスのない内を通ったとは言え、狭いところからよく伸びて3着を確保したレースぶりを見ると、復調しているのではないだろうか。少頭数で外枠の今回は前回よりスムーズなレースが期待できる。
3連単フォーメーション
5→9→6,7,8,10 (各25%)