猫化~番外編④~
ご主人様を
ロシアンブルーに猫化する。
玄関の扉を開けると
いつも出迎えてくれる。
ゆっくり近寄り
『お帰り』のすりすり。
抱き上げると
少し甘えて
私の胸に頭を
グリグリした。
着替えとお風呂を済ませ
部屋に静かに戻ると
私の枕を占領していた。
『ここ俺の定位置』
『誰にも譲れない』
クスッて笑いながら
あご下を撫で撫でした。
ゴロゴロと喉を鳴らして
喜んでくれた。
ずっと一緒に居たいね、
これからも。
私は、ベッドに横たわると
腕枕して、
ご主人様を呼び寄せた。
こっちへおいで、私の元へ。