ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.4【パソコンの台数がわからない】
【パソコンの台数がわからない】
着任してからというもの、日々の問い合わせやら、トラブル対応などに追われ、あっという間に一日が過ぎる。
そんな日々を過ごすこと3週間が過ぎ、「パソコンの調子が悪い」との問い合わせをいただき、ヒアリングしていると…
「Window7が…」と言われたので、二度見ならぬ、二度聞きして、「えっ!Windows7で不具合ですか?それは色々とありますよね…」と、ひとまずその場のトラブルは対処して…
で、元部長で部下となったIさんに「Windows7はあと何だあるのか?」と確認すると、「あと10台ぐらいです」と。「そもそも、全部でパソコン何台あるのか?」と尋ねると、「えーっと・・・」
「!?およそでいいんですけど。」と聞き直すと「わかりません」と返答。
「えっ!?じゃー、Win7などの更新は昨年何台したの?」
「120台です」
「では全部で200台ぐらいですかね?
資産管理台帳か、(資産管理)システムを見せてもらえますか?」
「ありません」
「?ランスコ(LanScope)入ってますよね?」
「私が導入したのではないからわかりません」
(あ然……)
いやいや、パソコンが何台あるのか、正確な数字までわからなくても、おおよそぐらいは掴めていて当然と思っていたのですが、これまた一からと。
早速ランスコを覗いて確認すると、350‐360台ぐらいあり…
OSのバージョンを見ると、Win7があと150ぐらいある!
いやいや、何が正確な情報なのかわからなくなってきた…
唯一の社員Tさんに確認すると、「そんなもんですよ」とそっけない回答。
当然のごとく、ハードの更新計画もなく、やっつけ仕事で日々過ごされていたことを察知…
即、会社トップに掛け合い、「パソコンのOSのサポート切れが150ある、更新したいので、計画外で予算ください」
「いくらだ?」
「1500(万)ほどです!」
「(開いた口が塞がらない)…、ひとまず半分で。」
「……ひとまずわかりました。が、サポート切れOSには脆弱性がありますので、早急に更新する計画を立てますので、また、相談させてください!」
として、すぐに稟議申請を上げ…
いやいや、ツールが入っていても使わないと意味がない。
ましてや使い方がわからないものを放置しておく、それじゃー、マネジメントしていないことと一緒!
人のふり見て我がふり直せ。
パソコン以外にも管理するハード類、早急に見直しの着手に追われる日々が始まるのでした。
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