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一級建築士をとるまでの話

旦那さんは主夫、お皿洗い担当キタヌキです。

22歳で東京に行って、社会人としての一歩を踏み出して、、、
28歳のときに一級建築士になりました。

ちなみに2級建築士は、専攻科在学中(大学3年生21歳)のときに独学で取得しました。
またいつかお話したいのですが、当時私はとても貧乏で、、奨学金を借りて、一人暮らしをして、テレビ&ネットの繋がっていない部屋で生活しておりました。笑。
東京に来て、まずcatv、地デジが何のことが分からん。建築士として、知識不足のぺーペーだったとも思います。
そんな娯楽のない生活をしていましたが、
週5で家庭教師のバイトと午前中授業が入ってない日は設計事務所で展開図を書くバイトをして、なんとか生活してました。
2級建築士の学校に通っても良かったのですが、当時の私はお金もない。時間もない。ということで、独学で勉強しました。
研究室の先生が応援してくれて
(見張ってくれて(笑))
学科の過去問10年分を6周まわして、
製図は、高専のOBの方に添削してもらって、
一発で合格しました。

今、考えるとなかなか努力していたのですが、その成功体験があったから、、よくよく振り返ると、、社会人になってからは調子にのっちゃってたなぁと思います。

入社して、同期は二級建築士の勉強をしていて、持ってる自分は少し優越感に浸り、お金もあるから、今の旦那さんと旅行に行ったりして楽しんでいたんですよね。

今は法律が変わってますが、当時は一級建築士を受験するのに、実務経験が3年必要だったので、1発目の試験は社会人3年目の25歳のときに、独学で少し勉強して全然点数足りなくて落ちる。2回目は、学校通うけど、、あんま勉強しなくて、1回目よりは点数とれたけど、、やっぱり落ちる。
3回目、、めっちゃ勉強した。(笑)朝起きて勉強して、会社のお昼休みに勉強して、電車の中で勉強して、、そして学科に合格。
製図、、いきなりA2の問題文配られて、めっちゃくちゃ焦った。書き終わって残り30分も残っていたのに、、防火設備の○を一個も書いて無くて、、ランク4でアウト。
このときは、もう立ち直るのに時間がすげぇかかりました。プライドもズタズタ。もうムリだって思いました。
でも、会社で尊敬する先輩も製図を2回受けていて、2年目勉強して、スゴく良かったという話を聞いて、やる気が出てきたんです。
7月に学科の試験があって、10月に製図の試験なので、学科合格→製図の流れだと、3ヶ月くらいしか製図の勉強が出来ないんです。
2回目で製図試験のみだと、1年近く製図の勉強が出来るので、細かいところまで勉強出来て、今の仕事にも役立っているので、今考えれば製図も2回受けて良かったなと思います。まあ、めっちゃくちゃツラいですけどね。。。
日曜日、朝9時から夜10時まで学校に缶詰。
水曜日休みだったので、1日中、製図の勉強。製図の試験は6時間半の試験なので、練習するだけで、ほとんど時間が潰れます。
電車の中では、要点をひたすら覚えて、、
昼休みはエスキスの勉強して、、
いざ本番だぁ〜と思ったら、その年に限って台風で延期に、、、。
10月の試験が12月に延期になって、、
もう終わりだ〜と思ったら2ヶ月また勉強。。。
これもツラかった。(笑)
11月にモーニング娘のLIVE観に行く予定だったのに、それもキャンセル。
11月の社員旅行もキャンセル。

そして、無事、12月に製図試験を受けて
一級建築士になれました。

たぶん、人生で一番頑張ったと思う。
皆さんが一番頑張ったことって何ですか?

キタヌキ

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