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雪国のレザージャケット

スターバックスで注文していると、そのコート素敵ですけど何というコートなんですか?とパートナーさんに聞かれました。その時に着ていたのが、このレザージャケットです。

こんなものに興味を持ってくれる人がいるとは思ってなかったので驚いたのですが、これが何なのか自分でもよくわかっていませんでした。

調べてみることにします。

帰宅後、ある動画でレザージャケットの歴史を解説していたことを思い出しました。ちなみにこの動画はレザー製品に興味を持つきっかけにった動画です。

レザージャケットのルーツは、イギリスからアメリカに伝わったジャンパーとフランスのブルゾンがあるようです。ジャンパーは丈が短く、ブルゾンは丈が長めなのが特徴のようです。

それを踏まえたうえで観察してみます。

丈はレザージャケットにしては長い方だと思います。
お尻が隠れるくらいです。


衿はスタンドカラーのようになっています。

腰ベルトが取り付けられています。

袖はシャツのようになっています。

裏地が付けられています。穴が開いているのは、肩パッドを外した跡です。裏側はなめらかなので裏地がなくても快適に着れそうです。

貝ボタンがキラキラとしています。

動画で解説されていた話から類推すると丈が長めなので、ブルゾンということになるのでしょうか。

裏地についているタグにいろいろと情報が書かれていました。

イタリア製なのか、イングランド製なのか、どちらなのでしょう?

英語わかりませんので、検索します。

REINDEER(レインディール)はトナカイのことのようです。
これトナカイの革だったんですね!

GUARANTEED、は保証という意味ですね

SKIN MANUFACTURING、は皮膚を製造するということなので、皮をなめして革を作るという意味でしょうか?

ENGLISH PERSIANS、はイギリス系ペルシア人という意味のようです。

もう一つのタグは、Scanpinay、と書かれていますが、検索するとイタリア製のレザージャケットのページが出てきたので、イタリアのブランド名か何かでしょうか?

話がそれますが、GUARANTEE、や、MANUFACTURER、はトーイックの勉強で何十回も見た単語なのに検索するまで、わかりませんでした。

イギリスで作られた革を使って、イタリアのお店で売られていた製品ということでしょうか。どちらにせよヨーロッパ由来の物のようです。

どういった用途に作られたものなのでしょうか。

ヨーロッパと聞いてまず思い浮かぶのは、ハンティングジャケットです。しかし、バブアーのような立体的なポケットや衝撃を和らげるためのガンパッチもないので、ハンティング専用という訳ではなさそうです。

スタンドカラーと分厚い肩パッドについても謎のままです。衿はすっきりとした印象になっていて、肩幅を出し、ウエストを絞ってラインを強調するようなデザインはファッション的な意図も感じます。

ミドル丈であることや、ウエストベルトでしめる感じはノーフォークジャケットのような雰囲気もあるので、ある程度の動きやすさを考慮したデザインだと思われます。実際裏地も付いているのでかなり動きやすいです。

収集した情報を脳内で整理した結果。このレザージャケットは、イギリス生まれのスポーツブルゾンという解釈に至りました。

せっかくなのでこのジャケットを購入したいきさつも紹介したいと思います。

赤峰さんの動画を見ているうちに自分もスエードのジャケットがほしくなりました。他の動画で購入できることを知り、値段も載っていたのですが予想以上に高かったです。お金を貯めるのは苦にならないのですが、果たして洋服にここまでかけて良いものなのか。

しかし、あきらめきれず、どうしようかなと思っていたところ、そういえば以前、古着屋に行ったときレザージャケットのコーナーがあったのを思い出しました。スエードのジャケットもいくつかあったような気がします

大通りのパルコ3階にあるトップオブザヒルさんです。
ここの店は「こんな服、誰が着るんだよ」というものの中に、「これは!」と思わせる品を紛れ込ませている侮れないお店です。

レザージャケットコーナーに行くとやはりありました。
一通り試着してみると着れそうなサイズのものが見つかりました。
しかも、二つ。

まさに赤峰さんの動画にあったようなチョコレートブラウンのボンバージャケットと購入したこのジャケットです。ボンバージャケットはサイズが、丁度よかったので、どちらにするか最後まで悩んだのですが、最終的には値段と、色が明るい方がスエードらしいかなと思いこちらを購入。

腰ベルトが付いていて珍しいと思ったのも選んだ理由です。値段は7000円くらいでした。ボンバージャケットは状態がよかったからなのか14000円くらいしてました。

着心地についてです。

トナカイのバックスキンは柔らかく、動画で解説されていた通り風を通しません。北海道の春秋は、気温が低く風の強い日が続きますが、そんな季節に丁度よい羽織りものだと思います。

袖が長いので、お直しも考えましたが、このようなインフォーマルな服は適当に着るぐらいの方が雰囲気が出る。そう思い直し、まくって長さを調整しています。

真冬での保温性はそこまで高くないですが、中に厚手のニットを着れば問題なく使えます。自分もよくアランセーターを中に着て、吹雪の中を出歩いています。

自分で肩パッドをはずしましたが、生地が余ることもなく、むしろニットを着た時のおさまりがよくなりました。大きめのサイズ感ですが、ウエストベルトを締めることで、野暮ったくならないのが、うまくできているデザインだと思います。

苦手な人には敬遠されがちかもしれませんが、多少革のにおいがあります。
個人的にはレザージャケットを着てる!とテンションが上がるので気に入っています。革製品はウールやコットンとはまた違った肌に馴染むような感覚があります。

旭山動物園 エゾシカの森

北海道にもエゾシカがたくさん住んでいます。自分は山の方に住んでいるので、昨年の冬、夜の帰り道でパチンコ屋の駐車場から巨大なオスのエゾシカが躍り出てきたことがありました。

トナカイも鹿の一種だと思うので、この地でトナカイ革のレザージャケットを着ていると、不思議と愛着がわいてきます。

男性も女性もワードローブの中に一着あると、スーツとはまた違ったクラシックな世界に足を踏み込める洋服だと思います!

なかなか色の合う小物を見つけるのが大変でした。
スエードといってもみんな微妙に色が違います。

チャッカブーツはヤフオクで購入。(6000円)

メルカリで見つけた手ぶくろは1サイズが大きかったのですが、色がぴったりだったので購入しました。(2000円)

サイズが大きいのですが、裏地がないのでダイソーで売ってる白手を中にはいてます。白手は色をかぶせるためにそのうち紅茶で染めようかと思ってます。

鞄はキャンバス地のショルダーバッグを合わせることが多いです。色が明るいのでバックスキンとのグラデーションは、バッチリだと思います。ヤフオクで購入(3000円)

このブレディというメーカーの鞄、周りの服好きはみんな持っています。もう少し大きかったら使い勝手がよかったのですが。

なっちゃん!すみません。結局これが何というジャケットか正確にはわかりませんでした。でも一生懸命調べたから、またお店で素敵な笑顔よろしくです!


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