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FiNANCiE(デジタル転売)の家計簿作りを解説!~確定申告の準備をしよう~

「あ~、そのアプリは確定申告が必要ですね」


隣町の税務署で、アドバイスされた言葉です。

先日こんなポストをしました。

160人以上の方にブックマークしてもらい、とても感謝しています。

と、同時に「FiNANCiEの確定申告、みんな気になっているんだな~」とも感じたんですよね。

トークンとか言われても、よくわからないよね……。

このnoteでは、ポストに書いた内容を深堀りし、参考資料をもとにわかりやすく解説しています。

そして、FiNANCiEの家計簿作り、最大の課題にも切り込んだっす!

画像出典:FiNANCiE

↑この課題を解決するため、クリプタクト(家計簿ツール)のブログを読んだんですよ。

記事から重要な部分を引用させてもらいます。

FiNANCiE(フィナンシェ)で「オーナートークン」を無償で取得した場合、その「オーナートークン」がマーケットプレイスで売却可能な状態であれば、その時点の時価に基づいて課税される可能性が高いと言えるでしょう。

引用元:クリプタクトのブログ

真剣に読んだ結果……。

画像出典:FiNANCiE

と、書いてあります。

「ちょっと何言っているのかわからない?」と思うので、詳しく説明しますね。

専門用語を解説⤵

・FiNANCiE=トークンをもらえるアプリ
・オーナートークン=クラファンの支援者がもらえるポイント(トークン)
・マーケットプレイス=トークンを売買できるお店

トークンは日本円に交換できます

※ここからは、オーナートークン=トークンと書きます。

ざっくり説明すると、FiNANCiEアプリで価格の付いているトークンをもらったら、確定申告の可能性が、、、ある。

画像出典:FiNANCiE

「そら、大変だっペ!」ということで、FiNANCiEで使うお金の流れを詳しく調べました。

確定申告の準備で使える資料も紹介するので、noteを読んで作業を進めていきましょう!


【基本編】FiNANCiEの全体像を理解しよう

まずはFiNANCiEで使う、お金と流れを紹介しますね。

【基本編】FiNANCiEで使うお金(ポイント・トークンを含む)は4種類

具体的にはこちらです⤵

・日本円
・ポイント
・コミュニティトークン
・仮想通貨FNCT

画像出典:FiNANCiE

4種類のお金を使い、わたしたちはFiNANCiEを満喫しています。

ほいで、重要な部分はこちら。

アプリ内で使えるポイントとコミュニティトークンは「仮想通貨や有価証券ではない」ってこと。

FiNANCiEのルールブックから引用しますね⤵️

オーナートークンは、株式を含む有価証券、前払式支払手段、法定通貨または暗号資産(仮想通貨)いずれでもありません。
そのため、本規約等に基づいて本サービスにおいて利用する以外には、一切ご利用いただけません

引用元:FiNANCiEのルールブック

ざっくり説明すると「ポイントとトークンは金融商品ではありませんよ~」「FiNANCiEの中だけで使えるデジタルアイテムですよ~」となります。

画像出典:FiNANCiE

そして、大事なお知らせ⤵️

2025年1月時点、トークンに関する税金ルールは決まっていないんですよ……。

オーマイガー!

国税庁の資料をむっちゃ読み込みましたが、トークンの情報はありませんでした……。

ということで、このnoteでは2025年1月時点の情報をもとに書いていきますね。

【基本編】お金の流れを紹介

FiNANCiEアプリをダウンロードし、日本円の入金からお金を稼ぐまでの流れはこちらです⤵

①日本円でポイントを買う
②ポイントでトークンを買う
③トークンを売って日本円をGET
④日本円を銀行へ送金

お金の流れを理解できたら、確定申告に向けて家計簿を作りましょう!

【初級編】家計簿の作り方

初級編では、以下8つの取引を解説します。

・日本円でポイントを買う
・ルーレットを回してポイントチケットをGET
・ログインボーナスでFiNANCiEポイントをGET
・ポイントでトークンを買う
・トークンのガチホは税金かからない
・トークンを売って日本円をGET
・トークンをプレゼントする
・トークンをプレゼントしてもらう(トークンのリリース前)

簡単な項目から進めていきましょう!

【初級編】日本円でポイントを買う

日本円でFiNANCiEポイントを買うときは、税金かかりません。

画像出典:FiNANCiE

ガンガン買ってOKです!

【初級編】ルーレットを回してポイントチケットをGET

FiNANCiEにログインすると、1日1回ルーレットが回せるんですよ。

ルーレットを回してもらうポイントチケットは、確定申告とは関係ありません(ポイントチケットは日本円に交換できないので)

画像出典:FiNANCiE

家計簿を作るとき、ポイントチケットは無視してOKです!

【初級編】ログインボーナスでFiNANCiEポイントをGET

ルーレットを回してFiNANCiEポイントをGETしたときも、確定申告は不要です(FiNANCiEポイントも日本円に交換できないため)

画像出典:FiNANCiE

毎日ログインして、ポイントをGETしてください!

【初級編】ポイントでトークンを買う

ポイントでトークンを買うときも、税金かかりません。

ただ、トークンを売るときに、買った価格を「取得価格」として差し引けます。

<計算方法>
トークンを売った価格-トークンを買った平均価格=利益or損失

<具体例>
100円で買ったキタノトークンが、200円で売れた。
200円-100円=100円稼いだ♪

この計算は、国税庁の資料「所得税のしくみ」を参考にしました(2025年1月時点でトークン売買に関する資料がないため)

トークンを売る予定のある人は、買ったときの価格を家計簿にメモしましょう。

取得価格を差し引くと、支払う税金は少なくなりますよ。

<プチ雑談>トークンを買った平均価格とは?

計算方法の部分で「トークンを買った平均価格」と書いた理由を説明します。

トークンを売るときには「総平均法」を使って、1枚あたりの価格を計算するようです。

このアドバイスは、しんいし税理士から直接いただけました(ありがとうございます!)

総平均法とは、すべての購入価格を足してから、購入回数で割る計算方法。

具体的にはこんなかんじ⤵️

<トークン購入の記録>

10月10日:100円で1トークンを購入
10月20日:120円で1トークンを購入
10月30日:140円で1トークンを購入
↑これを、購入回数の「3」で割ります。

<総平均法での計算方法>
100+120+140=360
360÷3=120
トークン1枚あたりの価格は「120円」

計算方法はOKでしょうか?

てか、書きながら気づいたことがあります。

毎日「積み立て貯金」のようにトークンを購入した場合、1枚あたりの計算がむっちゃ大変ですよね……。

複数回トークンを購入した方は注意してください。

とりあえず、さきに進みましょう。

【初級編】トークンの含み益(ガチホ)は税金かからない

2024年12月時点では、含み益に対する税金(ガチホ税)はありません(個人の場合)

以下、村上税理士のブログから引用します。

個人で投資を運用している場合は、通常含み損益は、実現するまでは課税対象とはなりません。
つまり、トークンを売却して利益を確定させるまでは、税金を支払う必要はないと考えます。

引用:村上税理士のブログ

確定申告が面倒くさい方は、トークンを売らなければOKです♪

※法人の場合はルールが異なるので、税務署で確認してください。

【初級編】トークンを売って日本円をGET

トークンを売ったら、家計簿に記入しましょう。

年明けに1年分の損益を計算し、確定申告が必要かどうかを判断してください。

計算方法はこちらです⤵️

売った価格-買った価格の平均=プラスになった(利益)
売った価格-買った価格の平均=マイナスになった(損失)

FiNANCiEのルールブックにも「税金払ってくださいね」と書いていました。

FiNANCiE内でのトークン売買で得た利益は原則として雑所得に区分され、一定以上(通常は他の雑所得を合わせて年間20万円)の所得を得た場合は所得税の確定申告がございます。

引用元:FiNANCiEルールブック

会社員・フリーランス・無職・法人・住んでいる場所、それぞれの立場で、確定申告が必要かどうかの基準は違います。

2月になって慌てないよう、早めに確認してくださいね。

確定申告の作業をラクにできる取引レポートは、マイページからダウンロード可能です。

画像出典:FiNANCiE

ダウンロードしたい年度を選択して。

画像出典:FiNANCiE

メールに添付してあるファイルを保存しましょう。

画像出典:FiNANCiE

こんなデータがでてきます。

家計簿作りに必要な部分は、以下3つの項目⤵️

仕入額→トークンを買った金額
収入額→トークンを売って稼いだ金額
数量→トークンの枚数

以下の計算式を使って、1年間の収支を計算してください。

<計算方法>
トークンを売った価格-トークンを買った平均価格=利益or損失

計算には時間がかかるので、早めに作業を開始しましょう!

<プチ雑談>
FiNANCiEで1円以上稼いだら、住民税の申告は必須です。
お近くの市役所で問い合わせてください。

<プチ雑談 2>
FiNANCiEで稼いだ金額は、雑所得の総合課税に分類されます(村上税理士のブログより)
そのため、仮想通貨やNFTの損益と「内部通算」が可能です。
内部通算をすると支払う税金を抑えられますが、ルールがややこしいデメリットも。
内部通算をする方は、計算方法をマスターしてからチャレンジしてくださいね。

参考:村上税理士のブログ

【初級編】友だちにトークンをプレゼントする

FiNANCiEには、トークンをプレゼントする機能があります。

画像出典:FiNANCiE

安心してください。

トークンをプレゼントする側は、税金払わなくてOKですよ♪

【初級編】トークンをプレゼントしてもらう(トークンのリリース前)

トークンをプレゼントでもらった場合、トークンのリリース前と後で取り扱いが変わります。

トークンのリリース前にプレゼントされた場合は、税金を払わなくてOKです(そもそも価格がついていないので)

クリプタクトのブログにも書いてありました。

経済的価値(時価)がない資産の無償取得は課税されず、売却した時に初めてその売却益が課税されることになります。

引用:クリプタクトのブログ

ただし、もらったトークンを売った場合は、家計簿に記入してくださいね。

<計算方法>

トークンを売った価格-トークンをプレゼントされたときの価格(0円)=稼いだ金額

おまけ FiNANCiEの家計簿をプレゼント

実際にわたしが使っている家計簿を紹介します。

>>>FiNANCiEの計算シート(簡易版)

記入例を紹介しますね。

<例1>
100円で買ったトークンを、1,000円で売ったとき。

売上に1000、経費に取得価格として100を入力します

<例2>
100円で買ったトークンを、1,000円で売った。
200円で買ったトークンを、100円で損切りした。

損切りしたことで、1年間の損益が減りました

なまら簡単なツールですが、よければダウンロードして使ってください♪

【上級編】家計簿の作り方

無料部分は以上です。ここまで読んでくれたマネーリテラシーの高いあなたなら、有料部分もきっと参考になるはず。

具体的には以下の内容を書きました。

・トークンをプレゼントしてもらう(リリース後)
・仮想通貨FNCTでポイントを購入
・CTH(コミュニティトークンホールド)で仮想通貨FNCTをGET
・仮想通貨FNCTをGETした時にGtaxやクリプタクトへ記入する方法

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