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ストレスを減らしたいなら、川のほとりでのんびりしよう♪

どうも、キタノドロップです。
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それでは、作曲家 小松先生のインタビューをお楽しみください。

🌳自然音の魅力を深掘り

わたしたちは生活する中で、さまざまな音を聞いていますよね。小松先生は、どのような音を大切にされていますか?

わたしは「ひそやかな音」や「かそけき音」など、静かな音を大切にしています。

具体的には、川のせせらぎや葉っぱのこすれあう音です。

静かな音は目立たない存在ですが、実はわたしたちの日常に溢れています。

誰も話していないような時って、周りの小さな音が印象的に聞こえてきますよね。

確かに、森の中に行くと都会とは異なる音が聞こえます。なぜ自然の音を聞くと、心が落ち着くのでしょうか?

少し非科学的な話になりますが、人類の進化と関係があるのかもしれません。

わたしたちの先祖にとって「水」や「木」は生きるために大切な存在でした。

水は水分補給に必要ですし、木からは果実などの食べ物を得られます。

たしかにそうですね。

そのため、水のある場所は「生命にとって安全な場所」というイメージが本能的に刻まれているのではないでしょうか。

祖先が水辺で過ごしてきた記憶が遺伝的に受け継がれており、川のせせらぎを聞くと「生きている」という感覚や「ここにいても安全」といった安心感を覚えるのだと思います。

なるほど。だから水の音を聞くと穏やかな気持ちになるのですね。

そうですね。人類には代々受け継がれてきた「安心できる音」のパターンがあるのかもしれません。

昔の人々は水辺で暮らしていましたから、水の音は「通常モード」といいますか、安心できる状態を表していたはずです。

その感覚が現代のわたしたちに受け継がれているのでしょうね。

わたしのVoicyも、京都の鴨川で収録する機会が多いです。

ささやかに聞こえる音で、リスナーさんが癒やされたらと思っています。

水の音にも、さまざまな種類がありますよね。

はい。滝の音や遠くから聞こえる海の音、小川の音などたくさんあります。

より音を楽しむうえで重要になる部分は「音色」です。

例えば「チョロチョロ」という高い音から「ザブーン」という低い音まで、聞こえる音色は異なりますよね。

日本庭園にある小川で聞こえる「チョロチョロ」という水の流れも、一定ではなく揺らぎがあるはず。

音の揺らぎや音色の変化を感じられるようになると、より「音」そのものの魅力を感じられますよ。

音って本当に奥が深いですね。まるで「沼」にハマるような感覚です(笑)

ええ、完全に「沼」ですね(笑)

ニュースレターを読んでいるあなたも、水の音や葉っぱのこすれあう音など、自然の環境音に耳を傾けてみてください。

自然の中にいくと、まるでオーケストラのような音色の棲み分けを感じられますよ。

また、自然音には脳をリラックスさせる効果もあり、ストレス解消にも効果的です。

小松先生がVoicyで配信していた「京都の川の音」を聞いて、わたしも癒やされました。

本当ですか、嬉しいです!

また環境音の特集を、Voicyで行いますね♪

🎧️人間の本能と音の関係を紹介

わたしは精神的に不安定だった時期に、小川の流れを見ていたら、心が落ち着いた経験がありました。もしかして、人間は無意識に「自然音」を求めているのでしょうか?

まさにそうですね。さまざまな研究によっても、証明されています。

ちょっと難しい部分なので、本質を理解するために逆の視点からお話しさせてください。

例えばですが、音がない空間をイメージしてみましょう。

完全な無音状態は実現できないとしても、極端に静かな空間に対して、とても違和感を感じますよね?

確かに違和感があります。防音ブースに入ると「サー」という音が鳴っているような感覚になりますね。

この現象を説明すると、人間の脳は音がない空間に対して、強い違和感を感じるからです。

無意識に脳が音を求めているといいますか、無音だと落ち着かない状態になるはず。

そのため、脳は違和感を解消しようとし、勝手に「サー」という音を作り出しているんですよ。

そうなんですね!

無音状態で聞こえる「サー」という高い音は、体の中で発生した音が物理的な空気振動に変換されたものです。

とくに、高い音として聞こえ「キーン」や「シーン」といった感じがします。

体の中から聞こえてくる音だったんですね。おもしろい!

もう少し詳しい話をすると、体の中を流れる血液の音も聞こえてきます。

血液の音は、低音から中音域で「スー」という感じです。

防音室という特殊な環境だからこそ、耳の感覚が研ぎ澄まされ、普段は気づかない音が聞こえてきます。

脳は違和感を解消するため、必死に音を探しているのですね。

その通りです。完全な無音状態は、人間にとって異常事態です。

極端な例えですが、完全な無音状態は「死」に近い感覚とも言えますね。

命の危険を感じているのでしょうか?

そうですね。わたしたちは地球上で空気に包まれて生活しています。

常に音が存在している状態が普通なんです。

一方で、宇宙空間は空気がないため、音がまったく存在しません。

音が聞こえない状態を、体は生命の危機として感じ取ります。

なるほど。宇宙映画で音が無いシーンを見た時に、ソワソワした経験を思い出しました。

そのソワソワした感覚は、わたしたちの中で「無音=危険な状況」と結びついているからかもしれませんね。

おわりに

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