雇用調整助成金のハードルが高い理由
雇用調整助成金はハードルが高くて、申請をする会社が少ないと言われています。
雇用調整助成金を申請する前にまずはこの2ページをお読みください。
雇用調整助成金のハードルが高い理由(このページ)
社会保険に加入していない人向けの助成金緊急雇用安定助成金の申請について
ハードルが高い理由は書類が煩雑だからです。
雇用調整助成金の計画書、申請書の書類の前に下記の確認が必要です。
下記に当てはまりませんか。
ひとつでも当てはまれば、雇用調整助成金の計画書、申請書の提出は非常に時間が掛かること(もしくは無理)になります。
・社会保険(雇用保険と労働保険)を支払っていない(バイトであっても週20時間以上勤務する従業員がいれば加入義務があります)
・タイムカードがない
・現金取っ払いで給与明細等の明細がない
・就業のカレンダー(有給休暇等の規約)がない
・税金をきちんと納めていない
・就業規則がない
・賃金規定がない
・労働者名簿がない
・管轄の労働基準監督署に提出した、捺印された就業規則がない
以上にひとつでも当てはまると、雇用調整助成金の審査の対象にならない可能性があります。10人未満の会社は、就業規則を管轄の労働基準監督署に届け出る必要はありませんが、10人未満の会社であっても、就業規則は必要なのは、言うまでもなく、就業規則に基づいた対応が双方に求められます。
以上がなければ、申請を諦めるか、いちから作成するかありません。
雇用保険事業所番号がなければ(雇用保険と労働保険を支払っていない事業者)は審査そのものが無理だと思います。
様々な書類をいちから作成することは可能ですが、就業規則は必ず必要となります。
就業規則は素人では作成はなかなかハードルが高いと思います(雛形がいろいろなサイトにあるのですが、手間はそれなりに掛かります)。
弊社は、社労士の先生に就業規則を作成頂き、管轄の労働基準監督署に提出し、捺印を頂いています(10人未満の会社は、就業規則を管轄の労働基準監督署に届け出る必要はありません)。
社労士の先生はやはり、素人よりいろいろご存知ですし、様々な助成金についてもアドバイスを受けることができると思います。
今回は、弊社は、事務員がチャレンジすることになりました。
計画書、申請書の届け出をしますが、間違えがあった場合は、覚書としてこちらに記載しようと思います。
目次
1.雇用調整助成金のハードルが高い理由(このページ)
2.社会保険に加入していない人向けの助成金緊急雇用安定助成金の申請について
3.雇用調整助成金について 2020年5月7日変更点記載
4.雇用調整助成金 受給の手続きと流れ
5.雇用調整助成金 計画書の提出に必要な書類一覧
6.雇用調整助成金 支給申請に必要な書類一覧
7.雇用調整助成金の申請をしに行ってみた1
8.雇用調整助成金の申請をしに行ってみた2