小さな牧場の1日
こんにちは。
20代後半で脱OLし、
競走馬の生産牧場に転職して
そこで出会った夫と競走馬の生産牧場を営んでいる
北のいち牧婦のゆきじです。
(元はただの競馬ファンでした。笑)
今回は牧場の基本的な1日の流れを紹介してみたいと思います。
牧場の基本的な1日の流れ
朝 6:30 始業
夜放していた馬を集牧し、昼間放牧する馬を放す。
7:00
馬房掃除
8:00
朝食
9:00〜12:00
馬の手入れ
牧場作業(草刈り、草取り、馬の飲水タンク掃除などなど牧場の整備)
12:00〜14:30
昼休み
14:30
昼間放牧していた馬を集牧、夜間放牧する馬を放す
馬房掃除
16:00
馬の手入れ
草刈りなど牧場整備
17:00 終業
以上が、今の時期(春〜夏)の
私たちの基本的な日常です。
天候や獣医さんの往診、来客があったりして変動したりすることはよくあります。
ちなみに、家事は朝早くに掃除洗濯など大体のものはやっちゃいます。
各牧場によってやり方が違ったりしますが、たいていの所は同じような流れでしょうか。
うちは夫婦で少頭数やっている生産牧場なので、馬に触っている時間よりも、広い牧場の整備や掃除をしている時間の方がとても多いですね。
馬とも適度な距離感がある方が、お互いストレスになりません。
空き時間に
放牧地で自由に草を食んでいる馬や
キャッキャとはしゃぎながら走り回っている若馬を眺めるのが癒しです。
夫と2人で眺め、馬談義に花が咲きます。
この時に馬業界の大先輩の夫に色々教わります。
休みはあるの?
大牧場や株式会社化している牧場は従業員にきちんと休みがあります。
(保障されているはずです)
私たちの場合、家族経営(個人事業主)なので休みはほとんどなくほぼ365日仕事です。
基本的には上記の日程で、病院や買い物、美容院など用事で出かける際は夫か私のどちらかが牧場に残ります。
馬はいつ何があるか分かりません。
放牧中の事故だって突然起きることがあるのです。
何かに驚いて走り出して
牧柵に激突して肩を骨折した子馬もいるし、
頭に着けている無口頭絡をうっかり金具などに引っ掛けてしまい、パニックになって暴れたために首を骨折してしまった馬もいます。
そのような馬はほとんどの場合予後不良(死亡)になってしまいます。
このため、うちでは不測の事態に備えて家族旅行はしないことになっています。
事故は1年に1回あるかないかです。
たまたま発見するのが早くて命が助かったなんてこともあります。
つまり、馬をいつでも見れるよう
家に居るのが1番安心だということです。
私たちは馬が生活の一部なので、
繁忙期を除いて無理なく楽しく過ごしています。
今は家を出なくてもオンラインで何でも済ませられる時代ですね。
オンライン講座で勉強したり、
電子書籍で漫画や小説を読んだり、
YouTubeを見たり…
編み物したり
時間を見つけて趣味や好きなこともしています!
普段、知られることのない競走馬の生産牧場の1日を書いてみました。
無事に可愛い仔馬が誕生したり、生産馬がレースで勝ったりと喜びややり甲斐があります。
毎年種付けが終わったあと、来年はどんな仔馬に出会えるのかなとワクワクしています。
どんな形で生まれてくるんだろうとか想像するのが楽しいです!
しかし、馬が好きじゃないとできない生活だよなぁ。。と自分でもつくづく思います。笑
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!(*^^*)
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