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営業は効率的なスケジュール管理で売上げUPできる

大手IT企業の元役員が伝える体験談


営業マンが身につけるべきスキルは数多く、第一印象をよくするための身だしなみやコミュニケーション能力をはじめとし、深い商品知識やプレゼンテーション力など多岐に渡ります。

必要なスキルのひとつに、「スケジュール管理能力」があります。スケジュールをしっかり管理することで、売上UPに貢献できるでしょう。

私自身のビジネス人生を振り返ってもスケジュール管理が最も大事だと感じています。特に私が拘ったスケジュール管理は以下のようなことになります。

今回は、スケジュール管理能力と売上の密接な関係性を解説します。

私のスケジュール管理の事例
・朝の時間を徹底活用する
・10分単位でスケジュールを考える
・通勤時間や移動時間は大きな武器
・シンキングタイムを作る
・朝の時間を徹底活用する

私の起床時間は5時。色々と情報をチェックしながら会社への出社は6時50分でした。

ここから始業開始までの時間は誰にも邪魔されない自分だけで利用できる時間になります。

私はこの時間を利用して以下のことをして確認していました。
①稟議関連や決裁関連のチェック
②前日までの実績の確認
③本日行われる会議資料のチェック

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■10分単位でスケジュールを考える

始業時間になると会議が立て続けに入っているので、会議と会議の合間である10~15分を有効に使いたいと考えていました。

その時間を使って少し軽い面談をしたり、気になる管理職やスタッフの席に立ち寄って声掛けをすることにしていました。たった一言二言の会話をするだけで、どんな状況かはすぐに分かります。

深刻な状況に感じたり、少し心配なときは、秘書に頼んで面談時間の設定とお弁当を買ってもらいおき会議室でランチをしながら管理職やスタッフからの話を聴きます。※人間は話を聴いてもらえるだけで7割くらいの悩みが消えるようです。

■通勤時間や移動時間の活用

最近はテレワーク勤務やZoom商談が多くなり、電車通勤をしない方も増えていると思います。

つまり効率的な時間が沢山持てるようになりました。しかし本当に自分自身のために有効な時間は増えているでしょうか?

意外と勉強する時間や趣味に活用する時間を使えているビジネスマンは少ないのではないかと思います。人間は時間があると返ってダラダラすることが多いのです。

電車移動やビジネス移動の時間があると、読書、英会話、資格勉強も含めて有効に時間を活用できることが多いと感じています。

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シンキングタイムを作る(Thinking Time)

ビジネスマンはスケジュール設定をするときに『シンキングタイム』を必ず組み込みましょう。15分~20分で構いませんので自分を振り返る時間を作ることは大切です。

仕事のことを整理したり、アイデアを考えたり、自分自身の仕事の生産性や効率性を見つめ直したりする『シンキングタイム』はとても重要な時間になると思います。

■営業マンに必要な「スキマ時間」

営業マンがスケジュール管理を徹底する理由は、クライアントに早いレスポンスで対応し、顧客満足度を上げるためだけではありません。

いかに「スキマ時間」を作るかを考え、常にゆとりと余裕を持つ必要があるのです。

ここでは、「スキマ時間」を作る重要性を説明します。

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■+αの働きができるから

時間に余裕があれば、求められている最低限の仕事以上の働きぶりをみせられます。

クライアントのオフィスに足を運ぶ回数を増やし、ちょっとした雑談や挨拶周りから契約に繋がるニーズを見出せる可能性があるでしょう。

求められている商品以外についても短時間で訴求したり、追加やオプションの提案ができたり、チャンスの幅が広がります。

クライアントが求めていないことを過剰提案してしまうのは NGですが、潜在ニーズに気づいて先手を打てるかどうかは時間の余裕に左右されるのです。

■自己研鑽できるから

クライアントのためだけでなく、自分を磨くために時間を使うことも可能です。

セミナーに参加する・上司に同行して接待へ参加する・後輩や部下の育成に当たるなど、人脈の拡大や社内外交をする余裕が生まれます。

また、プライベート時間を使って副業し収入UPを目論んだり、身だしなみを整えるためにファッションや美容に気を配ったりすることもできるでしょう。

自分のための研鑽ではありますが、最終的に売上や信頼度につながることも多く、積極的に投資していきたい項目です。

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■売上UPにつながらないスケジュール管理もあるので要注意!

スケジュール管理すること自体はどんなビジネスマンにも不可欠ですが、実は「売上UPにつながらないスケジュール管理」が存在します。

「やっているつもりなのに成果が見えない」という悩みが生じないよう、ポイントを押さえておきましょう。

タスクの整理だけで終わっている

「何をすべきか」というタスクをリストアップする作業は、スケジュール管理において欠かせません。

しかし、タスク整理だけで終わってしまっている場合、上記のようなスキマ時間を生み出す効果がないのです。

いかに前倒して終わらせるか、いかに先手を打つかを考え、あくまでもタスクとカレンダーを紐づけるよう意識しましょう。

期限管理ができていない

タスクをカレンダー上に落とし込んでも、明確な期限管理ができていない場合、却ってミスや抜け漏れが生じやすくなります。

「金曜日が期限だから木曜日にやればいい」と思っていたタスクが、他のメンバーの作業やクライアントからの情報待ち状態のまま止まっていて、気づくのが遅れたため最終的な期限に間に合わないというエラーも起こり得ます。

同様に、「ちょっと期限を前倒してほしい」「追加でこれもお願いしたい」という突発的な依頼に対応しづらくなりますので、スモールステップ式で細かく期限管理していく必要があるでしょう。

細分化していると、スキマ時間や待ち時間に気づきやすくなります。その時間を活かし、+αの働きや自己研鑽ができるよう工夫するのがおすすめです。

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■まとめ:「スキマ時間」を作れる営業マンはスケジュール管理が上手い!

スケジュール管理を徹底し、タスクを細かくカレンダーに落とし込めれば、スキマ時間を作りやすくなります。

スケジュール管理の基本は朝型タイプであることを覚えておいて下さい。朝は夜の2倍以上効率が良いからです。夜は早く就寝する癖をつけて早起きをして活動するだけでも売上は大きく伸びます。

日々多忙を極める営業マンは目の前の仕事ばかりをつい追ってしまいがちですが、デキる営業マンとそうでない営業マンの差はスキマ時間を作る能力の差にあると考え、徹底して工夫していきましょう!

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