【40代の転職】正社員は厳しい?40代で転職する上で準備すべきこととは?
大手IT企業の元役員が伝える体験談
「職場の人間関係に不満がある」「キャリアアップを目指したい」
さまざまな理由で40代からの転職を考える方も多いでしょう。しかし、40代で正社員への転職は難しいのではないかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は40代の正社員の転職の状況と転職準備のポイントについて解説いたします。
40代正社員の転職の現状
転職求人数は20代が6965、30代が7630に対し、40代は5474と少なくなっています。
(参考:https://www.from-40.jp/columns/11677)
40代の正社員転職求人数が少ない理由は、給与条件や適応能力の面などを考慮すると、若手の方が採用しやすいからです。
しかし、経験値の高い「即戦力」を求める企業からはニーズがあります。
転職に不安な方は信頼できる転職会社を選ぶと安心につながります。転職会社はたくさんの情報をもっているのと多くのビジネスパーソンを紹介した経験から個人の適正を見抜く力にも長けています。第3者として客観的にあなたを判断してもらって転職を成功させよう!
40代での転職が難しいと言われる要因
40代の転職で正社員雇用が難しいと言われる具体的な理由を解説いたします。具体的な理由を理解し、転職活動に生かしていきましょう。
給与が高くなってしまう
40代の正社員は年齢や経験値を考慮するため、給与が高くなりがちです。長い目で見ると、転職で採用するより給与の低い若手を育てた方が良いと判断をする企業が多い傾向にあります。
40代という年齢のハードルをあげている
40代という年齢を気にしすぎ、転職のハードルを自らあげてしまう人もいます。
転職活動の早い段階で「40代だから採用されない」と諦めてしまい、面接でも自分のキャリアやスキルをアピールできていない方が多いようです。
過去の実績・経験に固執している
「大企業にいた」「部下が大勢いた」という今まで実績や前職の収入の高さなどに固執し、自ら転職活動の選択肢を狭め、転職を難しくしてしまうこともあります。
企業側も「40代の転職希望者は過去の実績に固執しがち」という先入観を持っている場合もあります。
転職活動で企業側が求める能力の1つは、転職企業への対応能力。ネームバリュなどにとらわれない対応能力をアピールできなければ、転職は難しくなるでしょう。
転職者に求められていることが理解できていない
企業側が40代の転職者に求める能力を理解できておらず、上手くアピールできていない方が多いです。
40代転職者に求められるのは、「即戦力」。
具体的には、20代や30代にはない専門的な職務能力や、マネジメント能力が求められています。ですから職務経歴書や面接では実績を交えて、具体的にアピールすることが重要です。
40代正社員への転職で求められるポイント
40代の転職者に対し、企業側が求めているポイントについて解説します。具体的に何を求めているのかを理解し、その能力があることをアピールしていきましょう。
マネジメント能力がある
40代で転職雇用する社員には、マネジメント能力を求める企業が多いです。これまでのマネジメント経験を生かし、会社に貢献してくれることを期待して採用するのです。
自身の今までの経験と転職先でのマネジメントの共通点のすり合わせが大切になります。
専門的な分野のスキル・知識
40代の転職では、専門性の高いスキルや知識を求められることが多いです。
専門的なスキルや知識を持っていれば「即戦力」と判断されやすくなります。
新規事業の立ち上げなどの貴重な経験がある場合、専門性の高い分野のスキルがなくても企業に求められやすい傾向にあります。
柔軟性や協調性
企業が求めているのは前職までのプライドではなく、転職先への柔軟性や協調性です。
上司に年下の人間もいることもありますし、会社が変われば仕事の方法や進め方・社風も違います。
プロジェクトなど協調性を必要とする業務も当然あります。
面接などのアピールに欠かせないものの1つになるでしょう。
企画力や提案力
求められる能力として、企画力があげられます。
今までの知識や経験を生かして、目標達成や改善策を実現するために、どのようなプロセスで実行するのかを企業側は期待して見ています。
さらに転職先の会社や部下に、説得力のある言葉で伝える提案力も求められます。この2つの経験をアピールポイントとして説明できるようにしておきましょう。
40代で転職する上で準備とは?
40代で転職する場合は、事前準備が大切です。転職を成功させるための具体的な準備を解説します。
応募する企業分析をしっかり行う
40代の転職者に対して、企業が求めるスキルや知識・人物像は違ってきます。
企業が求める人物像と自身のキャリアをすり合わせて、どう貢献できるのか分析して転職活動に取り組みましょう。
自身のキャリアの棚卸しをする
キャリアの棚卸しをすれば、自分の市場価値も見えてきます。転職先に対して自身のキャリアが役立つことがアピールできるでしょう。
もし自分の棚卸しができていなければ、どこが自分の強みなのかを伝えることすらできません。転職活動前にキャリアの棚卸しを行うことは転職を成功させるために必要不可欠といえます。
業界や業種にとらわれない転職活動をする
40代の転職であれば、プロジェクトマネジメントなどの経験をお持ちの方も多いでしょう。この経験は、業界や業種にとらわれることのないスキルです。
今までの経験を生かした形の転職活動となると、同じ職種・業界への転職を考えがちです。それでは選択範囲が狭くなります。キャリアチェンジも考えた転職活動を行い、後悔しないようにしましょう。
転職エージェントに登録して相談する
40代の転職の厳しさから転職活動に積極的になれない方も多いです。そんな時には在職中に転職エージェントに登録するのも1つの手です。
キャリアアドバイザーは転職のプロとして、職務経歴書の書き方からアピールポイントまで相談にのってくれます。
また、紹介してくれる求人の中には良質な非公開の求人もあります。転職のプロに任せれば、40代の転職も成功に導いてくれるでしょう。
まとめ 40代の転職 正社員は厳しい?40代で転職する上で準備すべきこととは?
今回は40代の正社員の転職の状況や転職成功への準備について解説しました。
40代の転職は厳しいところもあります。しかし、自己分析をしっかり行い、自身のキャリアに自信をもって転職活動に臨めば転職成功に繋がりやすいです。
まずは転職エージェントに登録して相談してみてはいかがでしょうか?