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【野鳥観察日記】キビタキ、下に降りて来る

春から初夏にかけてのキビタキは木の上の方でさえずり、探してみると木の茂みの中から声が聞こえてくる。結構な音量で、鳴き方ですぐに分かるのだが、いつまで待ってもなかなか出てこない。たまに、山に行くと木のてっぺんの方で鳴いて居たりもするが、写っているのはオスのお腹ばかり。(メスは鳴かないので葉の茂った中で見つけ出すのはとても難しい)

今回は秋のキビタキだった。子育てを終えて南にわたる秋のこの時期、都市公園を歩いていたら足元に何か鳥がいたらしく猛スピードで逃げられた。スズメかなと思ったのだが、よくよくみるとキビタキ。エゾビタキもいる。こんなに近くに来ることがあるのかと驚く。おそらく渡りの途中で、都市公園に寄ったと思われた。

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キビタキのメスタイプ。

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数も多く、あちこちから出てくるので座って観察することにした。一度に五羽が飛んだ時はびっくりした。ビュンと飛び出してそのまま地面に降りてすぐに近くの枝にあがったり、時にはホバリングしてから地面を狙ったり。地面にいる時間はとても短いけれど枝に上がったところをみつけたら、枝から下を狙ってじっとしている時間は長い。オオルリのメスとの違いをここぞとばかりに観察する。オオルリより背はオリーブ色、喉元の白っぽい部分は広め、尾羽は茶色。
気になるのはそればかりではなくて、キビタキの場合、オオルリよりオスの割合が少なく感じる。たまたまなのか、どうなのか。

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エゾビタキも数羽いた。

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地面に降りて餌を探している様子だった。

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