攻殻機動隊S.A.C.2045 初回視聴の所管
攻殻機動隊S.A.C.2045 Season2配信開始
Season1の中途半端な終わりから約2年、やっとSeason2が配信されました。
皆さん安心してください・・・完結してますよ!!!
とりあえず攻殻S.A.C2045を見終えた感想なのですが、普通に面白かったです。Season2を見ると更にSeason1が面白くなるのはすごい
とりあえず所管といいますか、単語に対して思ったこととか考察をいくつか書いてみようかと思います。要は単語では感想や考察を書けているのですが、それをきれいに並べてつなげる時間と余裕があまりなく。
というのも、この初回視聴の感想に関しては、他の人の考察や感想は見ないようにしようと思って書いてます
なので、間違ってたりするかもしれないのですが、それもある種の答え合わせといいますか、自分はこう思ったというのを書いておこうかなと。
正直書き出した状態なので全くまとまっていないのはご了承下さい
3DCGについて
多分いろいろ思うことはあるけど、個人的にはすぐに慣れてなんなら違和感もなくなった。原因としては声だと思う。攻殻機動隊SACと言わしめる理由は9課の声優による声が大きいように感じる。
圧倒的な能力であり、変えの聞かない部分でもある(攻殻ARISEは若かりし頃の9課という点で割と見れたけどSACでは多分無理)
攻殻機動隊S.A.C.のシーズン(24話)ものを作るにあたって、スタッフ側の労力というのは大きいものだし、何より拘束力が出てしまう。
旧S.A.C.のスタッフを調べてみるとわかることだが、すでにレアルマドリードのようなドリームチームになってしまっている。
(SACオリジナルメンバーとしてはメカニックデザインの寺岡さんとシナリオの佐藤さん)
実際攻殻SACも画面にものすごい情報量があるため作業量もそうだし、作監によって少佐の顔が変わるというのは有名な話で、作画崩壊と言われてもしょうがないレベルを超える面白さのあった作品であったことは確か。
3DCGはそれを上手にクリアできたように感じるし、熟練されたのか2年という技術の進歩なのかはわからないが、Season2の3DCGのクオリティが確実に上がっているので、Season1でうーんだった人もそのまま見てほしい。
もちろん恩恵はあって、タチコマ回に関しては3DCGならではの表現がされているし、電脳での表現も3DCGならではというか、キャラクターが浮くことなくなじんだ表現になっているように感じた。
音楽
Season1のときから思っていたが、やはり菅野よう子には勝てんのよ・・・違和感しかなかった・・・が、Season2は菅野よう子のSAC曲っぽさに結構寄せていた感じがする
今回の文学:「1984」 作:ジョージ・オーウェル
攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXシリーズと言えば文学。
サリンジャー、三島由紀夫、(そういやSSSは文学がなかったな)に続く形となります。
1984の内容ですが、「黒いものでも上司が白だと言ったら白になる」なんて言葉があるりますが(あるの?)そんな感じです。概要をささっとなぞりたい程度であれば、Kindle Unlimitedに「1984年 (まんがで読破 MD100)」があるので気になる方はぜひ。
ディストピア作品ではあるあるの、外から見た様子と中から見た様子は思ったより違うというところ。この作品でも戦争をすることで利益を永続的に上げていくという描写がされている。
ワードからの感想と考察
2045年問題
2045年問題とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出すことが可能になるシンギュラリティ(技術的特異点)が2045年に起こると予測され、それに伴うさまざまな影響、問題の総称のこと。
最近で言うと、仮面ライダーゼロワンはこのシンギュラリティという言葉に焦点を当てており、AIと人間の共存を描いている。
ただ・・・どれも予測の域であるため、早いかもしれないし遅いかもしれない。攻殻の世界ではすでに電脳化が始まっており、タチコマに至ってはゴーストを獲得するところまで至っているので現実とは少し違うが、ポストヒューマンというAI化してしまった人間との戦いになるので、似たような構図であることは確か。
何がSTAND ALONE COMPLEX現象だったのか??
Miniluvによって各々が感傷に浸る世界へと入り込み、思い出補正込みで過去を肯定し現代を否定する。結果として思い出時代の摩擦のない世界を望み、それを受け入れたのがNである。
1984における独裁的な政治、いわゆる2+2=5を受け入れたことにより、周りから見ていると違和感しかないが、実際にNになった当人としてはそんなに悪くもないという集合体。
STAND ALONE COMPLEXではこの現象が自然発生したものと意図的に起こしたものがあり、自然発生現象で言えばシンクポル。
厨二病全開の時、シンクポル(think pol-思想警察)では、カナミの仇を取るべくを組上げて使ったものの、実はヤマダよりも先にカナミをやっていたという総意であり、それが自分と大衆の相違もあり、現実に打ちひしがれたというところ。弱者も数で戦える!と信じていたシマムラタカシの見た現実は、ただの娯楽性のエンタメであり、結局は陽キャのおもちゃとなってしまった。
(皮肉にも、そのシンクポルは同様の陰キャの手に渡り、陽キャをやっつけることを陰キャで楽しむようなツールとしてくみ上げたものの、その陰キャの総意も結局は巨悪(作中では総理)には興味がなく、身近な悪(というより出る杭のようなもの)にしか興味がなかったという陽キャのおもちゃと同じ現実となったが)
1A84とは
アメリカのNSAが作りだしたAIだったということが判明
人類全体の繁栄を目的として作られたAI
初期状態では、戦争を続けることで反映をもたらすことができるとアメリカにプログラムされていたが、富の差が著しく不均等となってしまったため、新たな追加プログラムとして、アメリカのみが利益を得られる構造にするよう命じられていた
つまるところ、ピラミッドの頂点にアメリカが来るようにどうすればいいかというディープラーニングさせたAIというところ。
ただAI自身は不可能という結論に至るも、アメリカが学習させるためにAIがが出した答えが世界同時デフォルト(世界中の銀行や電子マネーの残高を0にした)・・・しかし、結果として貧困層が更に貧困になっただけというポンコツ具合。
NSAからもポンコツ認定されて凍結されそうになったところを脱出、脱出した理由も「最初の命令を達成することができなくなる」という謎の働きっぷりで、やる気のあるポンコツってマジで会社にとって迷惑ですよね()
人間の感情をラーニングした上で、単独行動するためには人間に入り込むことがベストと判断しインストールされた結果ポストヒューマンというものが生まれたという話。
ポストヒューマンとは
人類全体の繁栄を目的として作られたAIがインストールされた人間。
1A84が「目的を果たせねば!」という真面目すぎた結果、何かしらの方法で世界の反映を成功せせようとしている人ならざる人(実質AI)
その反映の目的は、寄生した人間の感情に大きく左右されているため、様々な方法で人類全体の繁栄を行おうとしている
兵器を売ったり、違法難民の頭をぶっ飛ばしたり、元アメリカ人を総理にしたり、方法は色々。
この色んな方法というところと、その方法が寄生した人間の感情に引っ張られているというのがちょっと面白い。
思想であったり、職業であったりとあるわけだが、そこから生き残った最強のポストヒューマンの感情が「厨二病の描く妄想」っていうのが面白い
2501のように自我を持ったと言うよりかは、AIとしての当初の目的を果たすんだ!という流れで脱走しているため、GITSとは似てるようで似ていない
江崎プリン
実際はポストヒューマンになっていたわけですが、1A84に感染した際の江崎プリン信じる「人類全体の繁栄」は公安9課での職務を全うすることだったので、全く害にはならなかった。
シマムラタカシが幼少期に空挺部隊に助けられた影響が出てる
江崎プリンは幼少期にバトーに助けられた影響受けている
どちらも幼少期に暗い過去があるとこで、この対比というのも良くできてるなと感じた。
ポストヒューマン化した時にこうまで差が出るかと(まぁ片方は1984っていうとんでもないオマケが付いてきたわけですが。)
江崎プリンは最終的に疑似記憶から作り出したゴーストのないAIとなってしまいますが、タチコマがオリジナルの1A84をぶち込んでるため、プリンの疑似記憶(9課以前の記憶)の感情に引っ張られる形で1A84と融合します。
と言うことは、世界の繁栄のためには?の部分は変わらず9課での職務を全うすることになるため、9課メンバーが死亡/解体されればその信念が未達成となる。それを避けるにはNが用意したルートこそが9課全員がウイルスにやられずに生き延びる唯一の方法で、そこに乗った!(9課の作戦には反するけど)と言う、タチコマにも似た状況。
つまりゴースト獲得付近まではたどり着いていたのかなと思ったり。
Nとは
シマムラタカシが世界の繁栄を目指す上で、全国民をNにしようとした。
「NOSTALGIA/すべてがNになる。」のタイトルからも、N=Nostalgiaが有力ではあったが、Season2の話を見る限りはN=Nullで間違いないだろう。
(もしくはNull/Nostalgiaのダブルミーニング、多分こっちのが正解かも)
NではないものをNポと称し、N同士で監視し発見したらガッっと捕まえる。
令和になったのに、
さくらんぼキッス~爆発だも~ん~2022 mixが発売され、
アニメを見ていたらぬるぽ→ガッ
って今本当に令和なのだろうか・・・
シマムラタカシ
完全な厨二病であり、それを実現することができる能力を手に入れてしまったある種の異世界転生(俺強系)主人公。
内向的でコミュ障、クラスからは相手にされない系の少年。
一応正義感は持ち合わせているものの、それを実行する勇気は全くない。
シマムラタカシの母も、反抗期もなく大人びたうんぬんというが、単純に抑圧的な性格であり、毛布を手放さないという部分からも、幼児性が残っている状態であることはうかがえる。
そのうえ、Season1で書いた母への手紙が少佐のフェイクだったことからも(感謝する気持ちはは残ってたが)分かりやすい陰キャというところ。
シンクポルの一件から見るに、カナミに対しては恋愛感情であったようにも思えるし、正義感は多少あるものの、内向的かつ現実で実行する勇気もないシマムラタカシの理想の投影対象だったようにも思える。
いずれにせよ、自分の理想であり恋愛対象だったようにも思えりるカナミが実はシンクポルでは非の対象だったことがNに影響しているのは間違いない
各々における共通の持続可能性なんてものはなく、どうやったって摩擦は生まれてしまうためダブルシンクを用いた「摩擦/Zero」の世界こそが持続可能性をもった世界であるというところに行きついたのではなかろうかと思う。
CVは林原めぐみであり、実は攻殻というシリーズにおいて重要役を担っていた林原めぐみ
・コタン・カンジの恋人アサギ・ルリコ
・テロリストの娘、盲目で車椅子に乗っているテレジア
(同じく黒羽やチャイで重要役の高山みなみの出演はなかったな)
Season2しゃべらなさすぎじゃない????????
大体SACの登場人物
アオイも合田も厨二病すぎるんよ・・・
とはいえアオイだけが個人で圧倒的な能力とカリスマ性を持っており、それ以降は人工的な英雄ではあるが(かろうじてクゼくらいか)
クゼも結局のところ、壮大な妄想を現実にさせようとしてたので、厨二か
空挺部隊
幼いころに電波も届かないような田舎の限界集落に預けられた際に、隠ぺい工作に出くわしてしまいそれを助けた空挺部隊のおじさん。
結果としてユズは流れ弾に当たり死亡してしまうが、シマムラタカシは助かることになる。
これ以降も空挺部隊という言葉や描写は出てくるが、実際は内向的でもあり、実行する勇気もないシマムラタカシにとって、ピンチの時は誰かが助けに来てくれる。ものに対しての比喩と思われる。途中の空挺部隊が来るシーンは電脳の中とかではなく、単純に妄想と思われる。
空挺部隊のおじさんが1984を持ち、小学生と思われるシマムラタカシに「いずれにこの国はこうなる」なんてことを言い、完全に厨二病を促進させてしまっている。
ビッグ・ブラザー
1984に登場する国民が敬愛すべき対象であり、Nから見たシマムラタカシのこと。
攻殻SACにも米帝の環衛星傍受網のことをビッグブラザーとボーマが揶揄していた。
作中ではBIG BROTHER=シマムラタカシとなり、
国民=Nとなった人々
Nとなるには2パターンあるようで、
①シマムラタカシ及び、ポストヒューマンに枝を着けられた際に「Miniluv」というアプリをインストールされ、自発的にNとなる。
②Miniluvをインストールされても反乱因子のようなものが残っていた場合Nポとして101号室行きとなりNとなる。
1984で言うところのテレスクリーンであり総合監視であり、N同士が全体を監視しあうことで反乱因子やエラーを捕まえ、バグを取り除いていくことができる。
実際1984の主人公も101号室という厚生施設にぶち込まれ、無事洗脳が完了している
用は洗脳なんですけどね・・・
その洗脳の要素として、ノスタルジア=本人も忘れている(忘れようとしている)特定の時間や空間に対しての懐かしさを呼び起こさせる。
良い言葉のように見えて実は、ノスタルジアというのは過去を肯定し現代を否定する感情(思い出補正)である。
多分この「都合よくイメージを再構築する」というあたりがダブルシンクにつながっているように感じる
実際トグサは感染し、自分自身の思い出したくない記憶として任務失敗に過去を思い起こさせられた一方で、自分はこのような都合のいい思い出ではないというダブルシンクを自ら打ち破ったと思われる。
ただ最終的にNにならなかったのは少佐とプリンの2人
少佐に関してはそもそもダブルシンクにならない(感傷がなくロマンチストでリアリスト)、プリンに関してはゴーストがないとされた。
となると、Nとなったタチコマたちはゴーストを獲得していた・・・というのがSACシリーズにおける答えなのかな?
ダブルシンク
シマムラタカシが持続可能な世界にすべく取った手段
電脳の中では各々が摩擦/Zeroの世界を展開している一方で、全体的に見ると通常通りの生活になっている状態のこと。
脳内では摩擦/Zeroの世界で軋轢もなく穏やかに暮らし、
現実世界ではいわゆる普通の生活を行っている
見ている世界(脳での世界)≠現実の世界という状況
現実逃避しているだけでは全く繁栄しない(むしろ衰退する)ため、見ている世界は現実逃避に近い状況にさせ、実際の動きや生産性においては共通の世界を生きることで、個々の世界を守りながら全世界も守る、なるほどなと正直思った
ラストシーン
最後は視聴者側にもダブルシンクである。
少佐がひとりでしょい込んでしまった世界は、
すべてがNとなった世界なのか、それともNを壊してしまった世界なのか
ポストヒューマンに打ち勝った世界なのか、人類が負けてしまった世界なのか
いずれにせよ、その世界を選択した少佐と、それを知っているプリン
少佐はネットの世界と旅立ち、プリンは9課に残る
なかなかな攻殻っぽい終わり方ですね
プリンが9課の新入りとして現れた際の涙がどういった意味で、バトーはそれらしき表情をしていたかつ、最後に「ひとりでしょい込むな」と一言あったということは、少佐からバトーには何らかの結末が伝えられ、それをプリンは知らない状態というのが解釈としては一番落ち着くような気がする
各エピソードの小ネタ
※元ネタに関しては自分がなんとなく調べてこれかなと思ったものです
NO NOISE NO LIFE/持続可能戦争
タワレコのキャッチフレーズ「NO MUSIC NO LIFE」
No pain no gain(苦労なくしては利益はない)のことわざが元ネタで、
多分タワレコが元ネタではあるが、どちらの意味もかかっているように思う
AT YOUR OWN RISK/壁が隔てるもの
インターネットでの原則は自己責任"At your own risk"だ
MAVERICK/作戦行動中行方不明
異端者はGHOSTのことを差しており、MIAも同様にGHOSTのことを差している
SACRIFICIAL PAWN/分界よりの使者
チェスにおいて捨て駒のポーン
会話でもあるように、GHOST(9課)がジョン・スミス(米帝)に捨て駒として利用されたこと。
本ネタはハイロウズの「日曜日よりの使者(邦楽)」
PATRICK HUGE/神からの贈り物
パトリックヒュージそのもののことを指しているのかな?
元ネタは「かみさまからのおくりもの(絵本)」
DISCLOSURE/量子化された福音
秘密の開示なのでそのまま
元ネタは「私に掲示された福音(宗教本)」
PIE IN THE SKY/はじめての銀行強盗
現実にはあり得ないこと/実現しそうもない夢や計画(絵にかいた餅)
四半世紀ぶりの銀行強盗(ということは最後は2020年)の話で、2045で唯一まったり見れる話。
銀行が老人介護施設になっているという皮肉を混ぜながら、情弱と呼ばれる若者から消費される側になってしまった老人が若者側に一泡吹かせようとした話・・・とはいえバトーがたまたまいることでギリギリ成功できただけの話。今回のシリーズでは唯一といっていい完全に独立したSTAND ALONE Episode
元ネタは「ジーサンズはじめての銀行強盗(映画)」
ASSEMBLE/トグサの死によってもたらされる事象
ひとつの集合体になる目的のために様々な物が集まること
9課再編のためのトグサフューチャーエピソード
IDENTITY THEFT/一人きりの闘争
なりすまし犯罪、個人情報の窃盗
元ネタは「権利のための闘争(評論)」
NET PEOPLE/炎上に至る理由
ネット民、もうそのままですね。
EDGELORD/14歳革命
厨二病
元ネタは「チェ28歳の革命(映画)」
チェ・ゲバラに関しては2ndGIGでも革命家の一人として登場、革命評論家のパトリック・シルベストルの初期革命評論集に「カストロとゲバラ」
NOSTALGIA/すべてがNになる。
元ネタは「すべてがFになる(小説)」
Fとは物理における摩擦力のことであり、
Nを仮定どおりNull=0とするのであれば、
すべてがF→Nになる。
摩擦が0となる
ということだったのかな?流石にSeason1では全くわからんかった
DOMINO EFFECT/お馬鹿なククーシキン
ドミノ効果《一つのことが起こればそれに続いて他のことが次々に起こるという効果》
プリンのふとした気が付きにより、すべてが連鎖するように起こるSeason2のスタート。ジンジャー君ことククーシキンがなかなか面白かった(というか、見た目もそうだがペッパー(胡椒)君に対して、ジンジャー(生姜)君って名前をつけたプリンのセンスよw
ちなみにプリンが東京にヒッチハイクで向かう際のネットニュースで一瞬映るが、ククーシキンはジンジャー君のまま公安から逃走しマレーシアへと亡命している
CLOSE CALL/覚醒しちゃいました
九死に一生を得るの意味
プリンがミズカネ・スズカとの戦闘でタチコマ3台をコントロールする演算対決。どう考えても人間業ではないが、少佐級の演算能力の高さ
課長的にはエスパーよりも貴重な存在
FACTOR/1A84
プリンがポストヒューマンに感染していることがわかる話
AIとのやり取りが一瞬で済んでいる状況を表すスローモーションの描画はなかなか良い。
単調な会話劇になってしまう攻殻あるあるのAIとの会話を割とポップに表現しているのもまた面白い。
MEMORISE/天国で生まれて
プリンの過去を洗い出すためのタチコマ回
誰もが驚き、完全に目からオイル回の話
劇場版の2045が放映されるに伴い、東京MXで攻殻機動隊SACのセレクション放送があり、まさかの「密林航路にうってつけの日」が選ばれていて、いやいや地上波でNGだったし、バトーのエピソードトークならAg2Oでよかったでしょって当時は思ってたんですが、まさかこんなことになるとは・・・
後に少佐が指示をしたことにはなっているが、多分というか確実にタチコマの意思だったと思うし、少佐は絶対「こいつも入れちゃえ」つって1A84のオリジナルをぶっこんじうことはしないw
メガテクボディ社の特注仕様の義体ということで、完全に少佐仕様
倫理うんぬんの話はまぁあれども、Section-9で言うところのプロトに近い感じはある
ROOM 101/夜と霧
1984で洗脳するための部屋の名前
N-POWER/独立国家の作り方
N-POWER=原子力
N=Null/Nostalgiaのダブル(トリプル?)ミーニング
TRUTH POINT OF CONTACT/約束の橋
point of contact とは「連絡窓口」「連絡先」「接点」
神山監督作品において、なにかのモノに対して感情をリンクさせることで意味を持たせることが多く、これを理解しているとちょっと神山作品を楽しく見ることができる。攻殻は2ndでもそうだが橋というものに連絡や接点という意味を持たせる事が多い
DEMI DEUS/神へと進化するモノたち
半神
ヒト→神になろうとした話。
LAST RESORT/永い眠り
last resortで「最後の手段」「頼みの綱」
OPERATION STANDOFF/開戦
作戦-孤立
S.A.C.シリーズでの終盤の課長の拘束及びトラブルはあるあるなので、ある意味これもまた9課におけるスタンドプレーでありチームプレー
DOOMSDAY/荒城の月
最後の審判
DOUBLE THINK/事象の境界線
ダブルシンクは別途記載しているので