Surface Duo2は、Duo1ユーザーであれば乗り換えるべきデバイス
Surface Duo2が遂に日本で発売となりました。
Duo1は動作にかなり問題のあるデバイスではあったものの、2画面スマホの利便性は何者にも代えがたい体験価値があり、このデバイスから逃れられない体になってしまいました。
そのため、価格の高さや、2になっても相変わらずの厳しいレビューが溢れていることに悩みつつ、スペックがかなり向上したとのことでDuo2も購入することに。
Duo1と比較してのファーストインプレッションとして、見た目も中身もかなり趣の違うデバイスになりましたが、結果的に乗り換えて良かったと感じましたので、この点をレビューしたいと思います。
1 外観の雰囲気や手に持った感じはかなり違う
見た目の美しさはDuo1から引き継いでおり、Duo2もやはり美しいです。背面の出っ張ったカメラユニットのせいで洗練さが失われてしまい残念な感じではありますが、それでも他のスマートフォンと比べても造形の美しさはピカイチです。
それよりも手に持ったときの感じがDuo1とDuo2では別物のように感じるくらい違いがありました。
Duo1は、見た目が薄くて軽かった反面、ペラペラでスクリーンも若干柔らかく心許ないという雰囲気がありました。
他方で、Duo2は見た目が若干太くなり重量も増して、手に持ったときにDuo1と比べてズッシリして密度も高くなり、かなり剛性が増した印象です。
敢えて言えば、ガリガリで頼りなさそうだった男が筋トレしてマッチョマンになった、というくらいの違いを感じました。
見た目だけではそれほどの違いは感じなかったのですが、手に持って使ってみるとかなり違うな、という感じです。
なお、評判最悪の出っ張ったカメラユニットのせいで、片画面モードで使用する時にピッタリ背面がくっつかなくなってしまったことにより、どうにも手の中での収まりが悪くなってしまいました。
私は、片画面モードで使用するのは主に電話をする時なのですが、ピタリと閉じれず隙間ができてしまうことにはかなり違和感を覚えました。
2 アプリ等の使用感はかなり向上
Duo1はスペックが貧弱であったことに加えて、OSのソフトウェアも生煮え状態だったため、アプリが落ちたり止まったり、変な挙動に走ったりとかなりストレスフルでした。
しかし、Duo2はスペックが最新レベルに向上したおかげか、かなり動作もキビキビしているし、アプリのクラッシュやらバグ的なものも今のところはほとんどなく、かなり快適です。
やはり、Androidスマホにとってスペックは正義なんだと改めて感じました。
なお、評判の悪いカメラユニットではありますが、カメラが背面に付いたことにより、カメラやスキャナーアプリ等の使い勝手は前作よりもかなり向上しました。
ただ、そうは言っても、タッチ入力などで思うように動かなかったり、アプリが怪しい挙動をしたりということはまだ若干あります。
特にアプリを全画面モードで使おうと思った時のバグがそれなりに頻発します。ただ、幸か不幸か、全画面モードでアプリを使う機会が少ないので、それほど気にはならないです。
いずれにしても、アプリ等の挙動はDuo1から使っているとかなりマシになったと感じますが、Duo2から初めて使う人は、スクリーン操作がこの値段のスマホの割に今ひとつなことに対してショックを受けるのではないかとも思われます。
3 Duo1ユーザーは乗り換えるべき
とにもかくにも、カメラユニットの出っ張りにより、Duo1が有していた唯一無二のスタイリッシュさが失われてしまったのは残念なのですが、この点を除けば、スマートフォンとして質実剛健な方向へと正常進化したように感じます。
何より動作感の向上は大きいです。
ですので、Duo1を好んで使っているユーザーで、なおかつ、カメラユニットの出っ張りさえ我慢できるのであれば、乗り換えた方がより快適なSurface Duoライフを送れるようになると思います。