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指定管理候補者選定の採点

こんにちは、理事長の青柳です
すっかり寒くなりましたね。こんなに寒くなっても、子どもは「外でサッカーしよう」しか言いません 笑

指定管理者選定の議事録が公開されました

北本市のホームページに、指定管理選定の議事録が公開されていました。
興味のある方は、以下のリンク先を参照ください。

https://www.city.kitamoto.lg.jp/material/files/group/2/R061017gijiroku.pdf

満点は何点かわからないが、評価が低い気がする

指定管理の選定なんて、理事長になって初めてでした。というより、人生において初めてでした。右も左も分からない状況で挑戦し、無事選定を勝ち取ったわけですが、なんとなく点数が低いなと感じています。自分で言うのもなんですが、結構うさぎっ子クラブの学童は頑張っていると思います。

各学童の困り事をきちんと本部で把握しながら運営していますが、これは当たり前ではありません。理事長になってから、色々な各地の学童の話を聞いていますが、これほど本部と現場の協力体制が確立されている学童は少ないです。

また、学童の大規模化による過密問題にも積極的に対処しています。自費でバスを購入し、ランニングコストも 2/3 が持ち出しのまま児童を移送しています。

挙げたらキリがないわけですが、かなりの労力と時間をかけて運営しているつもりです。

思いのほか点数が伸びない原因は何か?

ここからは想像ですが、まだ「指定管理者取得ゲーム」のルール理解が足りていないのではないかと思いました。

例えば、ボクシングにはボクシングの、柔道には柔道のルールがあります。柔道の試合でパンチも勝敗の評価に入れてくれとうのはおかしな話です。他例えば、県立高校の入試は五教科で判断しますが、私だけ三教科だけで判断してくれというのもおかしな話です。つまり、指定管理取得に限らず、ゲームに勝つには、きちんとルールを把握するのが大前提として、配点の高いところを狙ったり、点数の取れていないところを補強したりすることが重要です。

指定管理者選定の場合、細かい出題範囲や配点まではわかりません。しかし、直接的に学童保育の運営とは関わりが薄いと思えるようなところ、そういったところでの失点が多いような気がしています。

では、学童保育のためには、学童保育以外を頑張るしかないのか?

質問の中には、保有する資産が少ないのではないか?というものもありました。おそらく、判断基準の中にそう言う採点基準があるから、そういった質問が出てくるんだと思います。

確かに50年続く組織としては保有額は少ないと思います。しかし、地域への社会貢献が目的の NPO 法人としては「まあ、こんなもんでしょう?」というような額だと思います。指定管理でやっていれば保育料は決まってきてしまうし、年度末で黒字があれば行政に「黒字多くない?」と突っ込まれます。人件費割合も異常なまでに多いし、なんなら子ども食堂とかも運営してますので、まったく儲からないんです 笑

保有資産額が全体の評価のどれだけの割合を占めるのかは良くわかりませんが、あまり高い配点となっていないことを願うばかりです。そうでないと、「良い学童保育=大資本」という図式になってしまいますからね。

「指定管理」という枠組みを優先しないことを願うばかり

私は学童保育が指定管理者制度にマッチしているとは全く思っていません。このあたりは別で理由を書こうと思います。

学童保育そのものの運営能力以外にも、きちんと期間内運営できる体力があるのか?といった判断は必要でしょう。しかし、そのあたりの「学童保育運営能力以外の配点があまり高くなっていない」ということを願うばかりです。

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