指定管理者業務評価委員会
こんにちは、理事長の青柳です。
昨日は北本市の指定管理者業務評価委員会に行ってきました。
指定管理者業務評価委員会とは?
文字通り、北本市の指定管理業務を行う事業者が、きちんと業務をこなしているのか?を第三者に評価して頂くという会議です。第三者委員の方4名と、北本市こども支援課、そしてうさぎっ子クラブは理事長、GM、SV で参加してきました。
会議は、事前に作成した資料をもとに業務の妥当性を評価します。予算額と決算額の乖離について、業務報告や利用者アンケートや満足度、などなど多岐にわたって委員の方が質問されます。
前年度は、割と淡々と進んだのですが!?
話は意外な方向へ?
報告書の中に「利用者の増加に伴い施設が手狭になっている、学校教室の利用をお願いしているが、なかなか実現できていない」といったような記述がありました。委員の方にその部分が目に止まり、そのあたりの話になりました。
現状で待機児童はいるのか?どのくらい人数がいるのか?基準値はどうなっているのか?学校教室が借りられない理由は何か?といった具合に矢継ぎ早に質問をいただきました。それぞれについて回答したところで、「行政がそのあたりをきちんとしないと駄目じゃないか!」という事になり、指定管理評価の話から行政の話になってしまいました(笑)
色々と話しをしましたが、最後に「きちんと利用者に対するサービスをしてかないと行けない、環境改善に向けて努力し続けるのが皆さんの仕事ですね」といったようなお言葉を頂きました。ですので
「利用者の増加に対応すべく、今年から北本団地に新学童を開設して、独自の方法で環境改善を進めています」とお伝えしました。すると「そういうの(つまり、わざわざ私設を作るようなこと)無しでできるようになるといいですね」とのお言葉をいただきました。
おそらくこのような委員会は指定管理業務についての「あらさがし」のようになってしまいがちだと思われます。しかし、子どもたちのことを心配し、業務について広い視野で考えてくださっているということに、とても感動しました。
言われたことをやる、それだけでいいのか?
何でもそうですが、言われたことをやっていればそれで良いのか?私はそう思います。言われたことができないのは論外、言われたことを言われてからやるのは50点くらい、言われる前に言われたことをやったら80点くらいではないかと思います。
物事には必ずのりしろ部分のようなところがあります、言われたことというのはのりしろの中の部分です。のりしろの部分というのは「きっと誰かがやるだろう」と思って誰もやらないグレーゾーン部分です。この部分を率先して取り組んでこそ、80点以上の点数がつくと思っています。
今回の話で言えば、「学童が手狭ですなんとかしてください」と訴えれば、指定管理の業務範囲の仕事はしていると言えるでしょう。しかし、これではあまりにも他人任せです。すべてを行政待ちにせず、自分たちでなんとかしようとアクションを起こす、これこそがのりしろの部分ではないかと思います。
北本市は「子育て日本一」をモットーに活動しています。これに対して「市長、早く日本一になってくださいね」というのは簡単です。うさぎっ子クラブは「市長、学童日本一になるので、他もがんばりましょうね!」という活動を、これからもしていきたいと思います。
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