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長期プロジェクトの叶えたい場面をはっきりさせて、ラベルをつける。そのプロジェクトにはどんな想いを込めたいですか?


今日の内容に関して私の場合:卒業制作で「ワクワクと遊び心を届ける」というのが私の叶えたい場面のラベルです。なので、その言葉を手帳に書くとともに、卒業制作の時も、それ以外の時も、自分がワクワクすることをするようにしています。私にとってワクワクが身の回りに増えることで、一層卒業制作の作品にワクワクな気持ちを取り入れやすいからです。


上記の写真はその一つです。映画「マイ・ダディ」のサイトに感想投稿キャンペーンがあって、それに投稿するのは自分にとってワクワクすることなので、先ほど投稿しました。https://mydaddy-movie.jp/


今日の内容
1)実現させたい場面をはっきりさせる

2)その場面にラベルをつける

3)そのラベルを折に触れて思い出す

人にはそれぞれ、長丁場で取り組まなければならないことがあったりしますよね。例えば、子育て、介護、仕事など。その長期プロジェクトには、どんな想いを込めたいですか?


私たちは、ややもするとネガティブな気持ち(例えば『なんで私ばかりこんな貧乏くじを引かなきゃならないのよ』)とか、誰かを責める気持ち(『社会がなってないんだ、行政がいけないんだ』)に流れがちです。



ですが、そのプロジェクトが終わったら関わる人々がもっとどうなっていたらいいか、子育てなら子どもが、仕事のプロジェクトならお取引先様やお客様が、どうなったら嬉しいか、そちらにフォーカス(意識を向ける)した方が、途中色々あったとしても、自分も周りも前向きな結果になる可能性が高いです。

どうせ取り組むなら、前向きに実現しやすくなる方法を、以下で提案します。

私は、クライアントさん達の人生や仕事が好転するお手伝いをしているコーチでもあります。その立場から、どうなっていたらいいかをはっきりさせるコツは、


1)実現させたい場面をはっきりさせる
まず、実現させたい場面をイメージします。
例えば仕事上でお客様が喜んでいる場面だと仮定します。
それを映画やテレビドラマの1場面のように、はっきりイメージします。
自分が監督や演出家になったと仮定して、想像してください。サンプルのシナリオを下記に示します。


◆それはいつのこと⇨20〇〇年4月1日14時、昼食後

◆場所は⇨自社の会議室
、香り高いコーヒーと共に
◆そこにいる人たちは⇨自社の上司○さんと同僚△さん、お取引先様のXさんとYさん
◆どんな状況で⇨自分がプロジェクトの成果をプレゼンしたら

◆相手がどんなリアクション⇨Xさんが満面の笑顔で「ありがとう!」

◆そう言われて自分は⇨嬉しい気持ちが胸に迫る



ここで、「実際はXさんは笑顔でありがとうなんて言う人じゃないからな」などと思う必要はありません。あくまでも、自分がどういうリアクションをされたら嬉しいかを、自由に想像してみてください。

そして、ドラマの1場面だと、登場人物の背景もしっかり写っていますよね。(その場面に至るまでのプロセスをイメージするのもとても大事なのですが、今日はまず、場面だけを取り上げます)
ドラマと同様に、叶えたい場面の登場人物だけでなく、背景、それが会議室なら照明や窓の外の景色、カフェのテラス席なら、どんなテーブルなのか、その色や材質も想像してください。

それに加えて、日差しや風が肌に当たる感じ、聞こえてくる小鳥の声、飲み物の色や味まで、好ましい雰囲気をイメージできるとなおいいです。
実感を伴ってイメージできればできるほど、実現の可能性が高まるからです。



2)その場面にラベルをつける

いつでもその場面が思い出せるように、その場面にラベルをつけます。ラベルは記号でもメロディでも色でもなんでもいいのですが、今回はわかりやすく、絵を描いてそれにタイトルをつけるように、言葉のラベルをつけるとしましょう。上記の場面の最後の「嬉しい気持ち」を一言で表すと、どんな言葉ですか?
例えばそれが「半年間やり切った~♪」だとします。その言葉を手帳などにメモします。



3)そのラベルを折に触れて思い出す
手帳に書いた「半年間やり切った~♪」という言葉を見て、叶えたい場面も同時に思い起こします。可能なら上記で想像した、視覚に加えて聴覚(鳥の声)空気感や肌触り(触覚)、飲み物の香りや味(嗅覚・味覚)も同時に思い起こします。五感を総動員した方が、記憶に強く刷り込まれるからです。

私たちの脳は、現実と想像の区別がつきません。※ 註↓ まだ実現していない場面でも、ありありと思い起こすと、当たり前のように実現へ向かって動き始めます。何度も何度も思い起こすと、そのプロジェクトに取り組むのが楽しみになります。後回しにしたかったのが、自発的に取り組めるようになる可能性が高いです。

すると、色んなアイデアが出てきたり、思いがけない助力を得たりして、好循環が始まり、長期プロジェクトの実現が加速し、レベルが深まり、影響を及ぼす範囲が広まります。

私はプロコーチとして、他の方にこのようなセッションをこれまで何百回も行ってきましたが、自分自身にもセルフコーチングで「叶えたい場面」を今まで何度もイメージし、実現させてきました。

ですから、よかったら、お試しください。



ではでは。喜多見明日香

(※註「脳は現実と想像の区別がつかない」に関しては多数の書籍や記事があります。例えば、プレジデントオンラインの医学博士の記事。この記事は 人間関係を改善するというテーマですが、叶えたいことを想像して叶えるという点では同様です。https://president.jp/articles/-/5024?page=2)

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