スト6テリーの使い方感想

ここでは本日公開された『キャラクターガイド:テリー・ボガード』の動画や先行プレイ動画等を見た感想を挙げるものとする。

基本性能
餓狼伝説やKOFのように判定が強くシンプルで扱いやすい攻め寄りのスタンダードとなるだろう。しかし基本的に原作ではキャラランク的に恵まれない事が多く、KOF13や'96では最弱に片足突っ込んでいる。最上位クラスとなったとしても永久コンボの存在か単純な判定と火力が存在しない限り難しい。
一部作品を除いて基本的に地上中段やコマンド投げを持たない為崩しに乏しいのが欠点だが、スト6ではハンマーナックルというKOF'02UM等の一部作品に存在した中段特殊技が前強Pとして実装されているようだ。
スト6では必殺技とターゲットコンボ(以降、タゲコン)が豊富で、とにかく過去作のテリーてんこ盛りである。'98UMの裏テリーに存在していたファイアーキックが中足から出せる上に必殺技キャンセル可能なタゲコンとして実装されたり、リアルバウト餓狼伝説SPとKOF'02UM限定のクイックバーンが必殺技として実装されたり等、とにかく過去作をプレイしたことある者ならば堪らない構成となっている。
中でも注目されているのが『パッシングスウェー』と呼ばれるタゲコンである。これは餓狼伝説シリーズのライン移動(※1)と呼ばれるシステムを再現された技であるが、これは奥に移動して相手のOD昇竜拳等をスカしたり表裏択を仕掛けたり打撃に派生せずすぐに戻るという選択肢を選ぶ事が出来る。スト6のシステム的にジャストパリィを狙って最悪投げられてもいいという扱いになるかもしれないが、果たしてどうなるか…

必殺技・SA解説

必殺技(コマンドはテンキー表記で示すものとする)
パワーウェイブ 236+LPorMP
地を這う飛び道具、テリーの代表的な飛び道具である。弱版は小さく殆どの飛び道具と干渉しないが端々まで届き、中版は大きく飛び道具と干渉する代わりに途中で消えるという、KOF13を思い出す仕様となっている。OD版は弾が大きい上に弾速が遅く、弾と一緒に攻める事が出来るKOF13のEXパワーウェイブに近い性能である。
ラウンドウェイブ 236+HP
飛ばないパワーウェイブ、リアルバウト餓狼伝説やKOF02UM等で実装された。発生が遅くリーチが短いがガードさせて有利なので固めに使いやすい。先行プレイやトレーラーでは後述するパワーチャージからコンボに繋げていた。
クイックバーン 214+LP
気を纏った拳で2回殴る。リアルバウト餓狼伝説SPでは隠し必殺技として、KOF'02UMでは必殺技として実装された。その時のコマンドは623+Pだった。
2段目が中段なので一応初見殺しとして使えなくはないが基本的にとりあえずの入れ込みで使うことになるだろう。OD版はヒットすると打ち上げる。
バーンナックル 214+MPorHP
拳に気を纏い突っ込むシンプルな突進技、テリーの代表的な突進技。中版は発生が早めでコンボに使いやすい代わりに距離が短く、強版は発生が遅い代わりに突進距離が長い。どちらも根元でガードされると痛い確定反撃を貰うが持続後半で当てるとガードさせて有利というKOF15のような性質を持つ。OD版はシンプルに火力と突進距離が伸びるだけでなくパニカンすると転がりダウンとなり追撃出来る。状況によってはODバーンナックル始動が1番減る可能性ありか…?
クラックシュート 214+K
飛び踵落とし、打点が高くガードされても反撃を受けにくいので基本的に飛び防止や牽制に使う。強度が上がる程高度が上がり強版では飛び道具を飛び越えつつ攻撃出来る。OD版は地上ヒットでダウン、空中ヒットで床バウンドするというKOF14に近い性質を持つ。なおどの強度でも上段である(KOF13,15ではEX版が高速発生の中段攻撃)
ライジングタックル 623+P
逆立ちした状態で飛び上がってダブルラリアットという口頭で説明しようにもよく分からない挙動の対空技。他の対空必殺技同様に通常版では頭無敵、OD版では完全無敵が付与される。餓狼MoWでは削除されているがその代わりにスト6ではタゲコンであるパワーダンクが無敵対空技として機能している。
パワーチャージ 236+K
ショルダータックル、強度が上がる程前進距離が伸びるがどれもガードさせて確定反撃なのでコンボ専用技として扱う。弱版は吹っ飛ばないが持続後半で追撃可能、中版は吹っ飛ばして追撃、強版は必殺技キャンセル対応となっている。強版の必殺技キャンセルがパワーチャージの特徴であり、原作ではこの性質のおかげでコンボが伸ばす事が出来た。OD版ではワイヤーダメージというKOF14に近い性質となる。餓狼MoWでは2回まで派生するタイプとなり、コマンドも66と特殊なコマンドとなっている。

SA1 バスターウルフ 236236+K
突進してヒットした相手をロックしてゼロ距離で気を放つ。初出作品では弾抜けやコンボ、割り込みに使えたがKOFやスマブラではコンボに使いやすいが火力や無敵時間がパワーゲイザーに劣るといったような性能である事が多く、見た目に反して性能面に恵まれない事がしばしば。
なお演出に物議を醸しがちだが基本的に強化版が対象となっており通常版はどの作品でも基本的に格好良い。

SA2 パワーゲイザー 214214+P
巨大な気の柱を放つテリーを象徴する超必殺技、発生は遅めだが割り込み、対空、コンボで使えて優秀な技となっている。スト6ではPPと追加入力すると追加攻撃に派生し、最大2回まで派生可能である。
ツインゲイザー パワーゲイザー後にPP
ドライブゲージを3本消費して2本目の気の柱を放つ
トリプルゲイザー ツインゲイザー後にPP
ツインゲイザーから更にSAゲージを1本消費して3本目の気の柱を放つ。キャラクターガイドを見た限りではパワーゲイザー生当てでトリプルゲイザーまで派生すると5000程度のダメージを与えていた。

SA3 ライジングヴォルフ
アニメ版餓狼伝説限定技の波動旋風脚の構えからライジングタックルを2回行い気を纏ったパンチでフィニッシュをするスト6オリジナル技。ダサいし流石にライジングタックルで裂破は無理がある

※1:餓狼伝説では現状最新作MoWと来年発売予定のCoWを除く全ての作品に、手前や奥に通常のラインと異なるラインが存在する。現在いるラインから別のラインに移動する事を『ライン移動』と呼ばれる。
スマブラforを経験している者に分かりやすく言うならばドンキーコングのタル大砲で奥や手前に移動出来たステージの短縮版だと想像すると分かりやすいだろう。
ガロスペでは自由に行来出来た故逃げ戦法が横行したとの話を聞く。そのせいか餓狼3以降では通常ラインとスウェーラインに別れ、スウェーラインでは移動したらすぐに通常ラインに戻るような仕様となった。(他にも細かい仕様があるが省略)

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