「何でも買える」のか?
何かに目覚めるとネットパトロールでさらに色々見つけてしまうのは、幸せなのかどうなのか。何か新しい「熱中するもの」を見つけるたびにそう思うのだけど、それでも没頭してしまうのは一体誰に似たんだろう。と誰かのせいにしても仕方ないので、RANGERから迷彩服を取り寄せてからも様々なことについて調べまくる日々が続いた。半世紀以上前の自衛隊を知る人間にとって驚きだったのは、今は「作業服」と「戦闘服」の区別がなくなり全員迷彩服支給となっていること、そして服制変更により今は名札もシンプルになり、そして部隊章が迷彩服に装着されるようにになったことだった。
ちなみに東部方面総監部(現在は東部方面隊)の部隊章は子供心にカッコイイと思っていたのだが、迷彩服用でモノトーンになると案外地味だなと思ったら、この後デザインが変更になったと聞き「やっぱりね」と思ったのだが、さらに驚いたのは
部隊章や階級章はネット通販で買えるという事実だった。もちろん、それぞれに大人の事情(官職名詐称は軽犯罪法違反。但し何をもって「詐称したか?」の明確な判断基準はおそらくない...)もあって多分少しずつ違うデザインにしたりしているのだろうけど
こんなものや
こんなものがネット通販で普通に買えると知ったら、きっと父は腰を抜かすだろうと思ってやはり言わないでいる。のめり込みやすい自分の性格を考え(どこまで守れるか全く自信はないのだけれど)「やるならここまで」というルールを自分なりに決めた。
1.集めるのは陸上自衛隊の個人装備に絞る
2.時代考証まで考えるとキリがないので「今」の装備にする
3.武器はけん銃と小銃まで
4.精鋭部隊じゃなくて普通の部隊(?)
5.普段の仕事関係の人間には一切知らせない(思想信条人それぞれ)
3.は、モデルガン蒐集時には「長物はやらない」と決めていたのだが、陸自装備となるとやはり89式はほしいので、一応そんなルールにした。
4.は、それこそ空挺団や水陸機動団など「精強なる部隊」の存在をなんとなく知っているからで、そんな人達の格好をするなど失礼だろと思っているからに他ならないのだけれど、それでもネット界隈を見ていると水陸機動団の迷彩服を自作された方もおられるようで、この趣味(と言っていいのだろうか...)の奥深さを感じずにはいられない。
それにしても皆さん研究熱心だなと感心する。
ちょんまげインプさんのブログは隅から隅まで読ませていただいたが、個人装備を極めた上にサバゲまでされていることにはもう驚くしかない。そのほかに最近発見した、鉄帽覆いを自作されている方の観察力には「恐れ入りました」以外の言葉がみつからなかった。
(トップ画像は某ショップのオンラインショップ画面)