【23秋学生インターンシップ】滞在記を書いてもらいました！
北こぶしリゾートでは、知床の自然を守りながら楽しめる企画を考える、企画インターンシップを2023年秋に実施いたしました。参加いただいた学生さんに、滞在記としてその内容や感想を書いていただきました！
インターンシップについてはこちら
まずは自己紹介から！
こんにちは、今回インターンシップに参加した、酪農学園大学環境共生学類3年の本山爽香です。普段は環境問題や野生動物(現在は主にエゾシカ)をテーマに学んでいます。大学入学を機に北海道にきて、軽登山にはまり、北海道の自然に魅了されています。
以前から世界自然遺産に登録されている知床に行ってみたいと思っていたことや、北こぶしリゾートで行われているクマ活に興味があり、今回インターンシップに参加しました。また、インターンシップに参加する人やホテルスタッフの方々と交流できることが楽しみでした。
初めての知床・インターンシップスタート！
今回のインターンシップでは、知床での様々な体験を通してアイディアを出し合い、「知床の自然を守りながら楽しむ企画」を考えます。当日、知床ウトロに集まったのは、私も含めて学生4人だったのですが、所属している大学や専門としている分野が違っており、また、知床に何度も来たことがある方もいれば、初めて来る方もいて、それぞれ違った視点を持ってインターンシップに参加し、企画を考えることができました。KIKI知床ナチュラルリゾートを拠点にしながら、充実した3日間を過ごしました。
【一日目】知床を知る
一日目は「知床の自然と観光を知る」ということで知床の施設や観光スポットでもある知床世界遺産センター、しれとこ100平方メートル運動ハウス、知床自然センター、知床五湖を巡り、知床の自然の豊かさ、そしてヒグマとのつき合い方、知床の森を歩く際のルールなど、その自然を壊さないための守るべきルール・マナーについても学びました。
たまたまお会いした斜里町環境課の方や、インターンシップに参加するマーくん（東京農業大学で森林について学んでいるそう）から、森林保全運動における森林再生の変遷や森づくりについても教えてもらいました。知床五湖では、ヒグマの出没により地上遊歩道は歩くことができなかったのですが、高架木道を歩き、知床連山をはじめとする知床らしい景色を堪能しました。
この日のまとめの場では、「やっぱり知床って自然豊かだよね」や「知床の歴史を知ることで見え方が変わった」「気軽に触れられる自然もあれば、真剣に向き合うべき自然もあるよね」というような感想がでました。
また、「みんなの知床愛を感じた」という意見もありました。私も、知床で働いているみなさんの生き生きとした姿を見て、これを感じました。また、お客様の中には知床が好きで長年にわたって何度も訪れている方や、大事な記念日などで訪れている方もいて、知床に魅力を感じている人、知床が好きな人が集まっているのだと思いました。自然だけではなく知床に訪れる人、知床で過ごしている方々の魅力も感じられた一日でした。
【二日目】ホテルの取り組みを知る
二日目の前半は、「ホテルの取り組みを知る」をテーマに活動を行いました。朝には、北こぶしリゾートが取り組むクマ活の一環としてゴミ拾いをしながら、ウトロの町のクマ対策を見に行きました。北こぶしリゾートの村上さん(クマ活担当)から、国営キャンプ場のゴミ箱（とれんベア）や電気柵について、実物を見ながら解説いただき、駆除だけではなく、ゴミ拾いやとれんベアのように誘引物を減らすことも大事なことだと思いました。ゴミ拾いでは、中身が入っているペットボトルや捨てタバコや小さなプラスチックごみなど、様々な種類のゴミを拾いました。
その後、北こぶしリゾートの髙橋さん（リクルート担当）の案内で、北こぶしリゾートが運営している3つの施設を見学しました。それぞれが違うコンセプトを持っており、温泉やお部屋、館内各所を彩るアートなど北こぶしリゾートのこだわりどころを体感しました。
ホテルスタッフの方々との座談会もあり、予約センターの小柳さんと料飲部の廣瀬さんから話をお聞きしました。普段している仕事やクマ活、知床の魅力などさまざまなお話だけではなく、ヒトとヒグマの距離が近い知床において「駆除するだけではない、ヒグマとの共存の仕方を実感してほしい」、「ヒグマについて、正しい知識を身につけてほしい」といった想いも話してくれました。
「知床の自然を守りながら楽しむ企画」を考える
一日目から二日目にかけて体験したことをまとめつつ、グループワークで企画立案を行い、ホテルの支配人へプレゼンを行いました。テーマである「知床の自然を守りながら楽しむ企画」について、参加学生がそれぞれアイディア出しをし、でた複数の案から２つ選び、また、それぞれに分かれて企画の内容を詰め、プレゼン用にまとめました。もっとみんなで意見交換する時間が欲しかったと思うくらい話し合いは盛り上がりました。
プレゼンは緊張したのですが、自分たちの考えた案を発表することが出来て嬉しかったです。
【三日目】最終日・札幌への帰路へ
最終日、三日目は鮭テラスとペレケ川を見学し、実際にサケの遡上、水揚げ風景を見ることができました。
スケジュールの都合上、私は先にバスに乗り札幌に向かいます。あっという間で寂しさを感じつつも知床や他の参加した学生、ホテルスタッフの方々との出会いが素敵なものだったなと感じています。また行きたいと思うとともに、今回出会った方々とまたお会いできる日を楽しみに感じながらの帰路でした。
インターンシップを終えて…
今回はクマ活に興味があって参加したのですが、ホテルスタッフの方のお客様への想いや細かいこだわりを知り、また実際にKIKI知床に滞在して、北こぶしリゾート、そしてホテルスタッフとして働いている方々の魅力を感じました。また、インターンシップで一緒に参加したメンバーは学んでいる分野も違う4人でしたが、違うからこそより多くの学びがあったと思います。今回学んだことや体感したことを将来に活かしていきたいです。貴重な機会をいただきありがとうございました。
～～～
本山さん、素敵な滞在記をありがとうございました！
学生の皆さんの柔軟な考えや感性から、私たち北こぶしリゾートも学ぶことが多く、大変有意義な時間でした。本山さんはじめ、ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました！
北こぶしリゾートの採用・リクルートページはこちら