【スタッフの知床体験記】ルシャ地区のゴミ拾いに参加しました!(2024年10月)
こんにちは、北こぶしリゾートの小出です。今年の4月から北こぶしリゾート 料飲部(レストランのホールスタッフ)として働き、知床に住んでいます。10月30日、私は”知床国立公園クリーン事業 <ポンベツ川>”(ルシャ地区のゴミ拾い)に参加してきました!
この活動「知床国立公園クリーン事業」は、関係行政機関等と地元住民ボランティア組織の協働の美化・清掃等のクリーン活動であり、知床国立公園内の良好な自然環境の保全を図ることを目的としています。
また、今回の活動場所は、普段は立ち入りの規制されているルシャ地区。ヒグマの聖地としてご存じの方もいらっしゃるかと思います。そこに位置するポンベツ川右岸地区の海岸部において、海岸漂着物での清掃活動を行いました。
今回の活動では、発起団体の地元ボランティア「知床をきれいにし隊」を中心にウトロ地域住民ボランティアを含む31名が参加し、約2時間掛けて漂着物を回収しました。参加者には、地元のボランティアやガイド等の多様な方々が参加しており、知床ウトロ地区に住んでいる方の関心の高さを感じました!
今回が初参加の私は、普段は立ち入れない知床の奥地の景色に興味津々でした。しかし、いざ現地に到着すると、目の前に広がるのは雄大な自然に不釣り合いな流木とゴミの山が広がっており、人間活動の自然への影響力を実感しました。
回収したゴミには、漁具の浮き具に加えてプラスチック製品やビン等の様々なものが含まれていました。海岸沿いでの2時間の活動の中では45Lのゴミ袋が配布された1枚では足りず、何度も新しいゴミ袋と交換しました。ポンベツ川河口は、一般の立ち入りが禁止された場所ではあるものの、周囲の山々の標高が低く風の通り道となることやウトロ地区側では数少ない浜辺といった要因から多量のゴミが漂着してします。
普段は立ち入ることのできないルシャ地区での清掃活動は、貴重な時間でした。一方で、現地で目にした漂着ゴミの多さからは、継続的な清掃活動の必要性を感じ、今後もこのような活動に積極的に参加したいと思いました。
文章:小出 司
写真:小出 司・土田 彩也香