動画製作の上達速度をあげるコツはTTP(徹底的にパクる)だ!
こんにちはだいげんです。
YouTubeで初級〜中級のビデオグラファーを応援するチャンネルをやっています。
VLOG × 撮影・編集機材 × Premiere Proチュートリアルの3本柱で発信してますので映像製作をしたいなと思っている方は一度観てみてください!
さて、本日は「動画製作の上達速度をあげるコツはTTP(徹底的にパクる)だ!」というタイトルで自分の考えを発信させていただきます。
正確には「自分の好きなクリエイター」「上手だなと思うクリエイター」の動画をパクるという意味です。
いやいやいや、そんな大っぴらにパクリを推奨して良いの?
と思われるかもしれませんが、今回紹介するパクリ方法を再現してもらえればパクリがパクリじゃなくなり、さらに上達の速度もグンっと上がりますので是非やってみてください。
スペイン出身の画家、サルバドール・ダリもこんな名言を残しています
Those who do not want to imitate anything, produce nothing.
何も真似したくないと思う者は、何も生み出さない
そもそもクリエイティブなものでパクリじゃないものはほとんどない
クラシックの曲で有名なパッヘルベルのカノンという曲があります。
カノンはカノン進行と呼ばれる安定感があって美しいコード進行が使われていることは有名です。
このカノン進行は現代のPOPSでも数多く使われていて、例えばスピッツのチェリーやXのENDLESS RAIN、サザンオールスターズのTSUNAMIなど・・・。
最近の曲ではOfficial髭男dismのPretenderにも使われています。
これらの名曲を聴いて、カノンのパクりだろ。
人の曲パクりやがって!!!
なんて思う人はいないと思います。
それはなぜかというとコード進行は同じでも(似ていても)、スピッツにはスピッツのXにはXのそれぞれのアーティストのカラーが存分に入っているからです。
僕は漫画が大好きなんですが、「スラムダンク」と「ルーキーズ」は荒くれ者がスポーツで高い目標に挑む設定が似ているし、
「メジャー」と「BE BLUES」は主人公が怪我をしてカムバックする設定が似ています、「ワンピース」と「ナルト」は海賊王(火影)になろうとしている設定が似ています。
だからと言ってこれらの漫画が駄作かといったら間違いなく名作ですよね。
僕はビデオグラファーなので、動画が上達するためには他の映像クリエイターの作品をパクるのが自分のスキルを上達させる近道だと思っていますが、
おそらくこれって漫画の世界でも音楽の世界でも、ビジネスの世界でも同じことなんじゃないかなと思います。
完コピして掛け合わせる
ここまで読んでくれた方の中には「よっしゃあ、早速あのクリエイターの動画パクるぞ!」と考える人もいるかもしれません。
それ・・・
正解です!
詳しくお話ししていきます。
完コピして掛け合わせるには2つのステップがあります。
ステップ1
好きなクリエイターの好きな作品を完コピしてみる。
まずはあなたが好きだな、このクリエイターさん上手だなと思う人、そしてその人の作品を思い浮かべてください。
僕はかっこよくておしゃれな海外のクリエイターが好きなので、Daniel Schiffer先生なんかが真っ先に思い浮かびます。
Daniel Schiffer先生のこの動画を観た時に衝撃を受けました。
いやいやかっこよすぎるだろ・・・と。
220万回以上再生され、世界中のクリエイターにパクられている作品です↓
真似したいクリエイター、その人の作品を思い浮かべたらその動画をTTP(徹底的にパクる)しましょう!
構図から色味、緩急、かけているエフェクトまで・・・。
自分のカラーは出さなくてOKです。
ただ忠実に「真似る」だけです。
ここで考えなくちゃいけないことはどれだけ正確に再現できたかです。
やってみたらわかると思うのですがめちゃくちゃ難しいです。
一度やってみるとこの表現方法が自分の経験としてストックされます。
次はPeter Lindgren先生のこちらの作品をご覧ください。
今のあなたはDaniel Schiffer先生の作品をコピーしたので、この動画がどのように撮影され、編集されたかわかるようになっていると思います。
この動画でDaniel Schiffer先生の動画と大きく違うところは「ストーリー性」の強さです。
じゃあこの動画ではストーリーをパクってみようと。
紙に書き出してみても良いです。
出来るだけ詳細にパクってみてください。
ステップ2
パクった2つの動画のテイストを掛け合わせる
今ここには「2つの作品をパクった経験のあるあなた」がいます。
あとはこの2つの作品を掛け合わせてみるとあなたのオリジナル作品が出来上がります。
そうして作った動画がこちらの動画です。
Daniel Schiffer先生の表現方法とPeter Lindgren先生のストーリー性を掛け合わせてみました。
更に僕の場合はこれまでに映像製作の経験があったのでさらに自分の好みの色味やSFXを入れて自分のカラーを出してみました。
大事なことはまずはパクって動画を作ってみることです。
どれだけ忠実にパクるかです。
2つ以上の作品をパクることです。
そしてそれらを掛け合わせることです。
今回は「撮影技法×ストーリー性」を掛け合わせましたが、掛け合わせは無限大です。
今は本当に良い教材となるYouTuberさんがたくさんいます。
VLOGはCinematicであればAUXOUTさんや大川 優介さんをパクれば良いし、ポップなVLOGだったらあさぎーにょさん、社会風刺の効いたVLOGであればCaseyNeistatさん、夫婦でやるならナカモトフウフ。
食レポだったらすするTVさんやケニチさん。
商品レビューであればのりごとーさんや高澤 けーすけさん、かずチャンネルさん・・・。
今はいろんな人がいろんな分野で動画を発信してくれているのでパクる題材は無限にあります。
かずチャンネルさんのテイスト×Casey Neistatさんのテイストとかでもありですよ!
あなたのお気に入りのクリエイターを見つけて2つ以上、できるだけたくさんの作品をパクってみましょう!
そうしてできたコンテンツがオリジナルコンテンツになります!
本質をパクる
先人の作品をパクるに当たって大事な要素がもう1つあります。
それは「本質をパクる」です。
その映像の本質は何か、そのカットは何を伝えたいのかを考えることが重要だと考えています。
例えばカメラ機材のレビューで参考にさせてもらっているPeter McKinnon先生は俯瞰撮影をして商品の説明をすることが多いです。
POTATO JET先生は屋外で商品の特徴を喋りながらレビューすることが多いです。
もちろんレビューする商品でも表現方法は違うのですが、彼らはなぜそういう表現方法をするのか。
どういう時にどういう意味でその手法を使っているのかということを考えてパクることが大事かと思います。
先日、三脚を使ってコールドブリュー コーヒーのおしゃれな映像をアップしました。
これはDaniel Schiffer先生が「三脚を使ったかっこいい映像表現」をした動画をアップされていたので、企画をパクらせていただきました。
三脚を使った映像表現ってどういうものか。
三脚を使うとどういう表現ができるのか、めちゃくちゃ考えました。
実際にやろうと決めてから撮影するまでに3日はかかりました笑
動画を見比べてもらえるとよくわかると思いますが、企画は同じですが内容は全く異なっていると思います。
このようにその映像の本質はなんなのかをよく考えて自分の中に落とし込んでオリジナルコンテンツとして製作を進めて行くことが大事かなと思います。
吸収するほどにオリジナルな自分になっていく
たくさんのクリエイターのたくさんの映像を観て、少しずつ自分の心にヒットする部分を取り入れて行きましょう。
たくさん吸収すればするほどオリジナルな自分ができてきます。
僕もまだまだですが、是非一緒に切磋琢磨していきましょう!
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