見出し画像

日本の没落

皆様、お疲れ様でございます。本年も、いよいよ年の瀬ですね。皆様とっては、どのような一年だったでしょうか。

自分の一年を振り返ると、色々な試練があったものの、何とか生きていられている自分の数奇な運命について、考えさせられた一年となりました。

近年、没落の著しい日本ですが、国際的な学力テストの比較等を見ても、相対的には優秀な位置にランキングされる日本人です。しかし、経済力では先進国の中でもぶっちぎりの没落ぶりを見せていますね。これには、多くの原因があると思いますが、端的に言えば、今の日本は極めてイノベーションが起こりにくい構造になってしまっている事が原因なのでしょうね。

企業であれば、安定株主政策の中での相互持ち合いにより、結果責任を問われず、温々とした環境の中でダメ経営を続けられる経営者ばかりになっているのでしょう。企業の経営には長期的な視点も必要ですが、ダメ経営者に自己の利益を極大化する為の長期的視点を持たれても、会社の停滞が長期化するだけで、有害無益ですよね。産業構造的にみても、市場や技術の事等を全く理解していそうに無い経営者が、銀行から製造業の企業に送り込まれて来る等と言った馬鹿げた状況を未だに続けています。

多くの人間が保身と自己利益の追求ばかりを考え、公器としての組織を客観的に見れる大人な人間が失われた結果でしょうね。本来は、それが経営者や管理者の役割なのですが、組織内での下らない政治的闘争の末に、その様な感覚は全く持ち合わせて居ない人間が延々と選ばれ続ける悪循環に、多くの企業が陥っているのでしょう。その規模を拡大したものが、腐敗の極まった日本国の今の政治状況なのでしょうね。『結果』を残せなかった政党が、長期政権を続ける様な『異常性』は、我々が日常的に接している組織の中にも、そこかしこに見られるのでは無いでしょうかね。

そんな状況において、資源制約とインフレの進行による世界的な大不況が襲いかかって来る様に思われる来年の日本は、果たしてその荒波を乗り越えられるのでしょうか。

厳しい状況にある日本国ですが、我々庶民の一人一人は何とか生き抜いて参りましょう。

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。


『鬼滅の刃』、『ディストピア日本』


いいなと思ったら応援しよう!