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賢いアラブの指導者達

 皆様、お疲れ様でございます。小雨の降る関東地方は、ようやく秋の気配が出てきました。

 さて、混沌とした現在の世界情勢の中で、筆者は、産油国の各国が、実に上手く立ち回っていると関心しています。世界の紛争の多くは、『天然資源の争奪(特に石油)』によって起こっています。しかし、核兵器の存在により、大国間での大きな戦争など出来ない時代にとっくの昔になっていますから、結局のところ強欲な大国の指導者ども(特に、米中印露)に、率直な話し合いをさせるしか調整方法はありません。


 最も重要な天然資源である『石油』は、世界の中でも特定の場所に偏在しているのですから、世界は『無極化』して、世界各国が協調して、その有効活用の為の秩序を形成していくとともに、大胆な社会構造の変革を達成する以外に、平和的にこの問題を乗り越える事はできないでしょう。

 エネルギー制約下での成長を実現する為に、西側諸国を停滞させ『BRICS諸国に資源を集中』させる事によって資源制約下での成長を維持しようという狂った考え方や、『軍需産業の生き残りと支配者による支配の正当化』のニーズが結びついて生み出された『多極化』などという耳当りの良さげな言葉に我々庶民は、騙されてはなりません。今でも既に世界は、『多極化』しており、どの国においても『庶民は生活が苦しい』のが現実なのです。世界の『多極化(分断)』の状態が強化された時に困るのは、『資源の無い国、政治的に弱い国、庶民』です。資源が無く、世界の政治的な弱小国である日本の庶民の立場は、『言わずもがな』です。

 その様な世界の中で、アラブ(産油国)の指導者達のこのような動きは、世界の大国の強欲な支配層どもの実相を知るのに、良い機会を提供するかも知れませんね。

鬼滅の刃、ENERGY FLOW、エネルギーを考える


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