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楽しいぞ、メカニカルキーボード
PC用のキーボードを新調した。
今まで使っていたのはMS製の無線キーボード。メンブレン式のごく普通の安いやつだ。特に機能に不満もなく、買った当初は普通に使えていた記憶があるんだけど、そのうち挙動が怪しくなってきて文字一個打つのに一秒ほどの間が空くようになっていた。小説書くのは主にポメラで、 PCは主に初稿ができた後の編集用途で使っているとはいえ、これではとてもじゃないが実用できたもんじゃない……。
それで買ったよ。キーボードを。これまでの人生で一番高くて一番いいやつを。初めてのメカニカルキーボードだよ!
(とはいえ本気で性能が良いメカニカルは今回買ったやつの三倍くらいの値段する!コワイ!)
それでキーボードをスコスコ言わせるためにこれを書いているわけなんだ。なにせ原稿が終わっていなくてまだキーボードの出番が来ていないからね!
今回買ったのは中国のVGNというメーカーのゲーミングキーボード「N75」。キーボード買お!と決意してヨドバシに赴いたもののろくに下調べをしてこなかった私は店頭でこいつと電撃的な出会いをしてしまったわけだ……。
白いボディになんとも言えず可愛いオレンジが効いたポップなデザイン。普段の自分ならむしろもう一つのカラバリである深海みたいなブルーを選ぶかなーという感じだけど、この白いボディに虹色のバックライトが光るのを想像して(ホットモックがなかった)めちゃ可愛くない!?と秒でテンアゲしてほぼ即決してしまった。そう、ゲーミングキーボードなのでバッキバキに光るのである!
まず新しいキーボードになってからの嬉しいポイント、虹色に光る、これね。
今まではキーボード光らせるの意味わからんと思ってたけど、これが実際にやってみると想像以上に嬉しい。キートップが不透明なタイプだけど昼間でも結構レインボーが主張するし、そのうち日が暮れてきて部屋がうす暗くなってくると滅茶苦茶綺麗でテンション上がる。これ多分焚き火を見つめるのと同じような効果があるんじゃないか……。
特に小説書きの作業は本当に孤独なので環境から気持ちが上向きになるのスゲー助かりますね。精神衛生に良い。小説屋の作業風景はひどいよお〜、ひたすら画面と向き合ってカタカタ打ってるだけだからな。孤独オブ孤独。絵描きさんと違って誰かと話しながらは無理だし、そもそも性格的にワイワイ作業するタイプでもなかった(終了)。
ちょっと疲れたな〜という時にキーボードがバッキバキに光ってるのがなんかすごい元気出る……。これだけで買って良かったかもしれない。
こちらの同人誌にゲーミングキーボードを執筆に使ってらっしゃる作家さんのインタビューがあるんだけど、「ゲーミングキーボードはパリピ」のお言葉、実際に手に入れた今では滅茶苦茶わかるぅ……になっている。
孤独な作業だからこそ自力でヴァイブス上げられるのすごい重要だと思うんですよ。特に私は創作そのものの作業からモチベ管理まで全部自己完結したいというか人に依存したくないタイプなので、ただそこで陽気に光るだけのキーボードの存在、ありがてえ……。
実際に使ってみての機能の話。
メカニカルキーボードはスイッチ(通称・軸)の種類によってさまざまにチューニングできるんだけど、私のキーボードは銀軸という反応速度が極まった軸が装備されたタイプ。ゲームの中でも特にFPSで良く使われるらしい。FPSやらんけど。宝の持ち腐れかもしれんけど、確かにタイプへの反応がめちゃくちゃ速くて気持ちいい。頭の中で考えたことが出力のワンクッション置かないでそのまま出てくる感じ。実際にはキー押してるわけだけど、それを感じさせないというか。
頭の中であれこれ転がしつつ出力する小説はともかくこういう日記的な文章には向いてそう。
あと打った感触が単純に気持ちいい。スコスコした音も気持ちいい。深く押し込む必要がないので手首にも優しい気がするな……。
これから大変かもしれない点を挙げれば、浅い位置で入力の判定がされる感じなので慣れるまではミスタイプするかもな〜というのはある……。ただこれは配列がJISからUSに変わったせいもあると思うので他の軸に交換したりはもうちょっと使ってみてから考えたい。
そう、恐らくメカニカル最大の利点はカスタマイズの幅が広いということ。
軸を交換することで違う性格のキーボードにできるのはもちろん、機能に関係しないおしゃれ用のパーツがたくさんある。キーキャップセットを変えれば手軽に違う色やデザインが楽しめるし、可愛いマスコットのついたキーをワンポイントで置くこともできる。これすごく楽しくて危険な沼の予感がしますよお!
とりあえずアルチザンと呼ばれるタイプの見て楽しむためのキーキャップを買ったので到着が楽しみ。
初心者用のモデルだけどゲームでガッツリ使うわけではないのでそうそう買い替えることもなさそうだし、手をかけてやりながら長い間付き合って行けたらいいなー。