世界で一番「学校ICT活用が遅れている国」は?【続編】
DAY 37
2021年度から金沢市では
小中学生に1人1台のタブレットPC端末
が配布(貸与)され、
授業や宿題への活用が始まりました。
前回の記事はコチラ↓
国の「GIGAスクール構想」を
当初予定よりも前倒しで
進めている形です。
なお、「GIGAスクール構想」とは
「多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、
子供たち一人一人に公正に個別最適化され、
資質 ・ 能力を一層確実に育成できる
教育ICT環境を実現すること」
という定義です。
そして、「GIGA」は
「ギガが減った、ギガが無くなった」
といったパケット(データ通信量)の
ギガバイト(GB)のことではなく、
「Global and Innovation Gateway for All」
の略でした。知らなかった😅
「全ての子供たちにとって、
グローバルかつ革新的な環境づくり」
を目指すということで、
正直小難しく感じますが
国の有識者が検討したこともあり
大きな考え方は間違っていないのかなと
思います。
【概要】新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ) (文部科学省) より引用
ただ、課題も盛り沢山です💦
大きく3つに分けられます。
[1] ハード面 (ハードウェア整備)
[2] ソフト面 (サービス等の活用ユースケース整備)
[3] サポート面 (ICTサポーターの育成・拡充)
今年全員分のタブレットPC端末が準備され、
学校にもwi-fi環境が整備されたので
[1]の課題はほぼ完了に近づいています。
ですので、残るのは[2]と[3]ですが、
特に[2]に注力すべきです。
あくまでタブレットPC端末は
ツールであって手段でしかありません。
何を目的にICT機器を活用するのか?
どこへ向かうのかを具体的に明示
出来ないと、絵に描いた餅になりそう
と懸念してます。
短期的には、児童も先生も宿題の
提出や回答がラクに出来て
効率が上がるのでタブレット導入効果が
ある様に見えてくると思います。
ですが、その先にどうするか?
その効率が上がった分の時間を使って
どんな本質的な改革を行えるか?
が本当の意味でのGIGAスクール構想
の真意が問われる点だと思います❗️
ちなみに、タイトルにある
学校ICT活用が遅れている国
は、OECD加盟国の中で日本が最下位です💦
学校の授業におけるデジタル機器の使用時間はOECD加盟国で最下位
OECD生徒の学習到達度調査(PISA2018)「ICT活用調査」より引用
GIGAスクール構想で日本も世界標準に近づいていくのか、
それとも日本以上に世界が進化していくと追いつけません😅
世界との比較が全てでは無いですが、
しっかりと目的意識を持って
取り組むことは重要かと思います。
我々保護者・PTAも
学校や国が決める教育カリキュラム
に関心を持っていくタイミング
の様にも思います🤔
今日はこの辺りで!
今後も金融教育、PTA、デジタルマーケティングに関連する投稿を書いていきますので、noteのフォローもお願いします😊
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