連続短編小説 非日常 4日目
あた、あた、あたたたたた
お前はもう起きている
カタっ
眠い目をこすりアラームを消す
慌てて起きて、辺りを見回す
今日は休みだ。
何をしようか。
とりあえず、シャワーを浴びながら考えるとするかぁー
________
公務員を目指していた俺だったが、とある年のクリスマスイブの日だった。
俺は彼女にカニを送った
ネタではないw
夜になると電話がなった。
あた、あた、あたたたたた
お前はもうしもうし
お、届いたかな?
やはり、彼女からだった。
「お、メリークリスマス」
「メリークリスマス、、、」
彼女の声は覇気がなかった
「届いた?」
「うん、届いたよ。ありがとね」
早速食べたのかな?
「あのね、話があるんだけど、、、」
「おぉ、どうした?」
空気が重くなった
「私、好きな人ができたの。だから、もうあなたとは別れることにする」
「そ、そうか。わかった」
切り返すので精一杯だった。
経験したことのないような汗が出てくる
「彼に代わるね」
「お、おう」
このタイミングで??
「○子から話があったとは思うが、わいと○子はそういう仲じゃけん。わかったら、電話してくるな」
「わかりました。」
すぐに電話を切った
当時、バイト終わりだった俺は泣きじゃくった。
よくわからないが、涙が溢れてきた
なぜ??
確かに俺は平凡で、なんの取り柄もなかった
でも、彼女とは4年以上の時を過ごしてきた。
それが引っ越してからわずか3カ月持たずして、よくわからぬ男に彼女をとられてしまったのだ。
恋の終わりとはそんなものである
それから俺は女性不信になった。
_____
結構長いことシャワーを浴びていた気がする。
上がるとするか
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