連続短編小説 非日常 8日目
朝、会社につくとコーヒーを飲むことにしている。
まだ眠い目を開くのにうってつけだからだ。
オフィス専用のコーヒーメーカーがあるので、それを使ってドリップする。
ポタポタポタ
良い香りだ。
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ぽんちさんのブログを読んでいた自分だったが、未だに悩んでいた。
果たして食っていけるのか。
確かに結果としては現れ初めてはいたが、なにせ軍資金がない。
そんなときだった、当時派遣先でコールセンター業務をしていた俺だったが契約打ちきりとなった。
俗にいう派遣切りである。
手元にはたった、5000円しかなかった。
翌週には給料が振り込まれて来るはずだったが、それでも不安でしかない。
ひたすら、低貸しコーナーを見て回った。
当時はまだエナバブルの終わりかけで、エナもうろついてはいたが、低貸しは放置されていた。
低貸しでもお宝級の台は落ちていた。転生1000あべし超えなどざらである。
ひたすら拾いまくった。すると、元手5000円がわずか一週間後には5万になっていた。
週払いの給料を合わせて充分な軍資金が生まれた。
とはいっても資金ショートの恐れがあったので投資がかかる台はとことん避けた。
なので、凱旋やハーデスなども期待値の塊であることを知ってはいたが打たなかった。
ある日、いつものように低貸しを徘徊していると、たまたま20スロにゴッドイーターアラガミver.700超えが落ちていた。
まだ、20スロでの稼働は慣れていなかったが、心を決めた。
打ってみよう。
何事もなく、天井まで連れていかれた。
このまま駆け抜けで終わるのか。。
だが、その日のゴッドイーターは違った。
あれよあれよという間に上乗せ乱舞
気づけば千両箱に積んでいた。
6000枚オーバー
換金ギャップを考慮しても10万勝ちだった。
よっしゃ!!
胸が高まった。こ、これが期待値稼働の威力か。
ぽんちさんのブログに出会って3カ月。
ひたすら読みまくって、ようやく期待値の存在を確信した瞬間でもあった。
今考えれば、ただのラッキーパンチなのだが(笑)
こうして、俺は専業となった
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さて、仕事を始めるとしよう
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