パチスロにおける優位性のある打ち方
パチスロにおいて、たいていの機種は、3つのリール(3回胴)から成り立っており、3つのリールがあれば、
左中右・左右中・中左右・中右左・右左中・右中左
の計6パターンの押し方が存在します。
ARTやATのような押し順ナビが出ている場合は、それに従って打つかと思います。では、押し順ナビが出ていない状態(いわゆる通常時)において、皆さんは一体どのような押し方で遊技するでしょうか?
基本的にはDDT打法(小役を取りこぼさない打ち方)に基づいて、小役をフォロー可能な箇所を目押しで停止させるかと思います。
大抵の機種は、左リールの特定位置(バー図柄)を目安にして、チェリーやスイカなどの取りこぼしの可能性がある小役を狙わせるような配列になっています。
中には、北斗の拳シリーズの様な、中押し(いわゆる変則押し)でフラグ判別を容易にさせるような打ち方もあります。
さて、ここまでは大抵の方がやっている事かと思いますが、それにプラスαした「優位性のある打ち方」について説明していきたいと思います。
優位性のある打ち方
皆さんは「引き込み」という概念をご存知でしょうか?
もしくは、パチスロにおける「すべりコマ数」でもいいです。
パチスロにおけるリール制御では、基本的には押下した位置から0コマ(ビタ止まり)~4コマ(最大すべり)までを制御可能となっております。
これを念頭に置いて、左中右(順押し)と左右中(順ハサミ押し)の優位性の違いについて、以下の配列を基に、スイカ取得(取りこぼし有り)を考察してみます。
※上段・中段・下段・右下がり・右上がりの5ライン機とします。
①上段ラインにスイカがテンパイする可能性あり
⇒中リール4番~8番を下段に押したとき(5コマ猶予)
②右下がりラインにスイカがテンパイする可能性あり
⇒中リール3番を下段に押したとき(1コマ猶予)
合計6コマ分のテンパイ猶予があり得る
①上段ラインにスイカがテンパイする可能性あり
⇒右リール5番~9番を下段に押したとき(5コマ猶予)
②右下がりラインにスイカがテンパイする可能性あり
⇒右リール3番、4番を下段に押したとき(2コマ猶予)
合計7コマ分のテンパイ猶予があり得る
優位性の比較まとめ
上記例を見てお分かりの通り、左中右(順押し)と左右中(順ハサミ押し)では、テンパイラインの構成のし易さが異なります。
当例では、各リールにスイカが1個しかない状況を考察してみましたが、優位性のある打ち方をする上で大事なのは、
「テンパイラインを増やす打ち方をする」
事です。テンパイラインが増える事で、取りこぼしの可能性がグッと減ります。
テンパイラインを増やす打ち方をする為には、まずは配列に目を通し、取りこぼしの可能性がある小役を最大限に引き込める打ち方(引き込み確率が高く、テンパイしやすい打ち方)を探してみる事です。
この些細な事が、パチスロで勝つ上で大事なテクニックとなり、特にノーマルタイプ(リアルボーナス搭載機)では有効となります。