パチスロ6号機 一撃2400枚の規制緩和

昨今のパチスロ業界において、「6号機は完全に終わっている」という風に感じている方は多いでしょう。

最近そんなパチスロ6号機に朗報が届きました。

すでに周知の方もいらっしゃるかと思いますが、その朗報とは以下の通りです。

「有利区間の終了条件をMY2400枚から差枚数とすること」

今回の記事では、有利区間の終了条件が2400枚から差枚数に変わることで、具体的にどう変わるのかを簡単に見ていきたいと思います。

MY2400枚と差枚数の違い

「MY2400枚」とは一撃2400枚で、「差枚数」とは吸込分(投資メダル)を加味した一撃2400枚でもあります。

出玉のイメージがしやすいようにグラフで比較してみます。

画像1


「MY2400枚」は、あくまでも一撃2400枚までしか出せないので、吸込分(投資メダル)を考慮すると、同一有利区間内で差枚+2400枚をほぼ出せない仕様とも言えます。

一方、「差枚数」は、差枚+2400枚まで出せるので、吸込分(投資メダル)を回収しつつ、同一有利区間内で差枚+2400枚までを出せる仕様とも言えます。

よって、「MY2400枚」と「差枚数」の出玉性能の相違をまとめると、

「MY2400枚」= 一撃2400枚
「差枚数」= 一撃2400枚 + 吸込分(投資メダル)

この規制緩和によって、同一有利区間内での一撃4000枚超えが現実的に可能となるとも言えます。

差枚数変更による一撃出玉見込み

今回の規制緩和で、同一有利区間内での一撃出玉性能が大幅にアップとなりそうですが、実際にどこまで一撃出玉見込みが可能なのか概算で出してみたいと思います。

<スペック例>
ベース:30G/50枚
純増枚数:3枚/1G
有利区間:3000G
有利区間終了条件:差枚数

上記スペック例を基に、一撃出玉の最大値を算出してみます。

まず、 純増枚数3枚なので、 +2400枚の差枚数を出すために、「有利区間800G」消化することになります。

そして、残った有利区間2200Gでの消化ゲーム数の割り振り、出玉の関係性は以下となります。

「通常消化G数」+「吸込分回収AT消化G数」= 2200G
「通常時使用メダル」=「吸込分(投資メダル)」

上記式が成り立つので、上記式より「吸込分(投資メダル)」が分かれば、一撃出玉の最大値が割り出せます。また、式を解くために、「通常消化G数」を「X」、「吸込分回収AT消化G数」を「Y」とします。

ベース30G/50枚なので、1G消化するのに必要な使用メダルは、
50 ÷ 30 = 1.666枚

吸込分(投資メダル)は、 純増3枚なので、吸込分回収AT消化G数を乗算し、
3 * Y
となります。

全ての連立方程式を並べると、
X + Y = 2200
1.666 * X = 3 * Y

この連立方程式を解くと、
X = 1414.488
Y = 785.512

よって、吸込分(投資メダル)は、
3 * 785.512 ≒ 2356枚

最終的な一撃出玉見込みは、
「一撃2400枚 + 吸込分(投資メダル)」なので、
2400 + 2356 ≒ 4756 枚

スペック次第な所もあるかと思いますが、今回の規制緩和によって、一撃4500枚~5000枚が可能になるとも言えそうです。

狙い目と懸念事項

上記「差枚数変更による一撃出玉見込み」を見てわかることは、同一有利区間内で吸込枚数が多いほど、大底から+2400枚までの差枚が出せるので、純粋な吸込台が狙い目になるとも言えそうです。

・有利区間開始から打つ方
 →同一有利区間内で「+2400枚」までしか出せない
・途中から吸込台を打つ方
 →同一有利区間内で「吸込枚数と+2400枚」も出せる

懸念事項としては、「MY2400枚」から「差枚数」に変わることによって、吸込台狙いが有効になってくるので、ハイエナ仕様の台になってしまう恐れがあります。

また、ハイエナ仕様の台は、ホールにとって扱いづらいでしょうし、稼働がすぐに飛ぶリスクも高まります。

「MY2400枚」から「差枚数」 に変わる事で、パチスロの未来がどのように変わるのか。少なくとも、出玉性能が向上するのは間違いないので、「希望の未来」になってほしいものです。

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