百年後芸術祭 ツアー実施報告
5月の吉日 千葉県誕生150周年を記念してスタートした百年後芸術祭に様々な背景を持つ人たちと作品を体感するツアーを実施しました。
案内役にアートディレクターの渥美雅史さんをお迎えしました。
渥美さんは百年後芸術祭のディレクターとしても活躍されている方で作品制作の背景や、アーティストとのつなぎ役など様々な面でご案内くださいました。
今回は市原市と木更津市の会場を巡る一日です。
スタートは湖畔美術館から。
市原には多くの外国にルーツを持つ人たちが住んでいる国際都市で、湖畔美術館ではそれらの背景から海外アーティストと地域の人たちが共同し制作した作品群でした。
課題感が明確で、手法もシンプルだけれど、それを気が遠くなるほどの作業を繰り返し、一つの作品を共同で作っていく姿を想像し、出来るけど、自分たちはこのアウトプットに出来るだろうか、ということを思っていました。
続いて里見小学校へ
EAT & ART TAROさんプロデュースのレストラン SATOMI HIROBAでお食事を頂きました。
口当たりはあっさりなのに、コクがあるカレーにみんな舌鼓を打ちました。
カレーなど食事のほかにもパンや自分で作るいちごみるく コーヒーなども楽しむことができます。
この日のこの時間はギリギリ雨が降ってないくらいの感じだったのですが、晴れた日には外で食べても素敵です。
滞在制作をされている森さんにいろいろお話を聞きます。
結構な量の質問が出てみんないろいろなところが気になるんだなぁと様々な視点に触れることが出来ました。
体育館には巨大作品が、圧倒的な存在感です。市原の工業夜景をモチーフとした本作品は地域の企業からのサポートもあり作られているとのこと、地域企業への理解も深まりながら新たな体験がある作品でした。
里見小学校を後にし、牛久商店街へ。
牛久駅周辺は「アートのまちいちはら推進ビジョン」のモデル事業「牛久リ
・デザインプロジェクト」を実施しているとのことで、まだ現役で生きている商店や、空き店舗に作品の展示がされています。
作家の沼田さんには直接作品のご紹介を頂きました。デジタルで起こした作品をアナログなアイロンビーズを使ってアウトプットした作品、作品が突飛になっておらず、しっかりと地場に合った背景の中で作品となっている、とてもアナログなアイロンビーズという手法だけれども最先端な表現に感じさせることがすごいなぁ
どの作品もそのクオリティーに驚きました。
本当に脳が揺さぶられるような作品の連続。
どれも難しい手法が用いられているということではないけれど、アイディアの掛け合わせや、やりこみ具合で経験価値を上げていると感じられました。
続いて最後の目的地 木更津市 クルックフィールズへ。
クルックフィールズは世界的有名作家の作品がたくさんあり、場所としても農業体験や食事 遊具など家族連れで来ても一日楽しめるようなところです。
自分が住む場所に比較的近いところでこれだけの作品を体験できるのは本当にありがたいことだと思います。
それぞれがそれぞれの感じ方で作品に接し、自己を見つめなおしたり、様々な時間を過ごしているのをいろいろなパターン見ることが出来るのはとてもよいインプットだと思いました。
そんなこんなで百年後芸術祭ツアーを実施してみました。
久しぶりの人たちもそうでない人たちもみんな仲良くしてくれて、一日優しい時間の流れるツアーとなりました。
参加者からも大変好評だったので、次回もあるかもしれません。
またその時に。
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