「さよなら絵梨」を読んで
「さよなら絵梨」を読んで。
藤本タツキの「さよなら絵梨」をパラパラーと読んでみた。
十分面白い。これが無料で読める時代恐ろしいねよね。マジで感激。集英社サンキュって感じ。
個人的には藤本タツキの描く痩せた黒髪の女は最高にかわいいし、最後の爆破オチも読み切り作品としての落とし方、最高にクールだと思う。尾を引かないので、2週間後には内容を完全に忘れてそうなのも好感が持てる。
でも、こういう注目される作品って色んなオタクが沸いて正直困る。作品の面白さを測る物差しは人それぞれなのでどの感情も尊重したいけど嫌でもTLに流れてくる感想を目の当たりにして少し思うところがあったのでnoteにメモを取ることにした。
「これ○○のオマージュなんだよね」←そんな誰にでもわかることを得意げに話すのは恥ずかしいからやめろ
批判も称賛も同調も懐疑も考察もこういう作品の前では発言しただけで負け、「これが俺の面白さだけど?」というフランス映画的なスタンスの作品の前では言及しただけで作者の術中にハマっているのをちゃんと理解しておいた方がいい。
「面白さ」についての相違が発生するので感情が渦巻くこともあるけど、そういったときはが知能指数を少し下げて作品の傍観者に徹した方が上手く作品と付き合えると思う。
なんか変わり者の友達と付き合うくらいの距離間で。
俺もオタクなので負けちゃった。とほほ