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Kindle出版でやらないと決めていること

月末といえば…Kindle作家の皆さんは収益が気になる頃ではないでしょうか?先月と比べて、増えていますか?私は、このところ横ばいが続いていた収益がようやく上向きました!半年ぶりの高収益になりそうです。

ここでは、私がKindle出版で「やらない!」と決めていることを話します。


1.粗製乱造

ようやくKindle作家の大半が気づき始めていますが、遅すぎます。粗製乱造して売上が増えると思っていたなら「頭の中お花畑ですか?」って言いたくなります。

普通に考えれば、粗製乱造しても大して売上は増えないことくらいわかるはずです。

①同じシリーズで出版しまくる
②読む人の絶対数は増えないので相互に需要を食い合う
③カニバリゼーションを起こしてKindle本の収益が全体的に落ちる
④Amazonは売れないKindle本を下位表示に追いやる
⑤ますます売れなくなる

ほとんどの粗製乱造Kindle作家が、この末路に足を踏み入れています。カニバリゼーションとは、最近では「いきなりステーキ」が陥った現象として知られています。

そもそもステーキを食べたい人は一定数に限られるのですから、出店数を増やしても売上は頭打ちになるのは当然です。そして、これと全く同じことを粗製乱造しているKindle作家の大半はやっています。

※中にはジャンルをうまくずらして何とか生き残っている人もいますが…

この戦法でも生き残れるのは「Kindle本を読んでくれるフォロワー」が多い人だけです。

時間を使って、表紙の外注費を使って…費用対効果はちゃんと考えていますか?考えずに出版しても売れるのは最初だけですよ。なんでこんな簡単なことにすら気づけないのか。私は不思議で仕方ありません。

2.事実上の相互レビュー

大前提として、Amazonは相互レビューを禁止しています。この点については、ほとんどの人が把握しています。

問題は、事実上の相互レビューです。該当者のKindle本を見ていると、大体このような傾向が見られます。

✔★5がやたらと多い
✔★5している人はいつも一緒のメンバー
✔一般読者が辛辣な★1レビューをしている

辛辣な★1レビューの中には「露骨な改行によるページ数稼ぎ」「めくり子育成」「相互レビュー」と書かれているものもあります。

該当者へお聞きしますが、見ていますか?把握していますか?
お願いですから露骨に無視を決め込むのはやめてください。

こうなってしまった理由は、LINEオープンチャットの運営のまずさにあります。私は抜けてしまったので、最近の動向がどうなのかは知りません。

ただ、抜ける直前までは以下のような行為が横行していました。

①Aさん:「新刊出しました!読んでください」
②Bさん:「レビューしました!(★5)」
③Bさん:「新刊出しました!読んでください」
④Aさん:「レビューしました!(★5)」

これを繰り返していたらどうなるのかは、まあ明白ですよね。

✔★5以外のレビューがしづらくなる
✔レビューしない人は事実上除け者にされる
✔一般読者から相互レビューを疑われる

ここまで問題になっているのに止めていないのだとすれば、かなりの問題になると思います。相互レビューを疑われる人が全員垢BANを食らっても文句は言えません。(Amazonに密告する気はないけどさ)

ここまで言っても今のスタンスを続けるなら、勝手にしてください。

ぶっちゃけると、レビューの数はそこまで売上に影響しません。特に、個人が出版しているKindle本は上記のようなレビュードーピング行為が横行しているため、一般読者はレビューなんか信用していませんよ?

実際に、私のKindle本はレビューが悪いもの(★3.5)が最も読まれています。表面をごまかす行為を続ければ続けるほど、悪評が広まるだけです。

3.同じジャンルを出版しまくる

良識のあるKindle作家は気づいているので、同じジャンルで4冊以上出版する行為は謹んでいるはずです。これは先ほど粗製乱造で述べたのと同じで、カニバリゼーションを起こすからです。

ただ、残念ながらそんなことをガン無視して同じジャンルで出版しまくっている人もいます。特に多いのがKindle出版関連

すでに、10万冊以上のKindle出版関連書籍が販売中になっています。
果たして、一般読者はこんなにもKindle出版関連の情報を求めているのでしょうか?

答えなんか聞くまでもないですね。

Twitterで、とあるKindle作家がこんなことを発信していました。
「Kindle Unlimitedユーザーに読まれるものを書けばいい」と。

言っていることは間違っていません。ほとんどのKindle作家の収益は、Kindle Unlimited経由が8割以上です。私だって収益の7割以上はKindle Unlimited経由です。

ただし、この考え方は一歩間違えばダークサイドに堕ちる危険なものになりかねません。

Kindle Unlimitedで読まれるKindle本を書こう
 ↓
そういえばKindle作家の大半はKindle Unlimited加入してるよね?
 ↓
Twitterで交流するKindle作家仲間に読んでもらうほうが簡単に稼げるよね?
 ↓
じゃあKindle出版関連で書くのが一番楽だな!

こうして、1冊目~3冊目あたりでKindle出版関連に手を出してしまうKindle作家がどんどん増えます。

よほど光る内容でもない限り、売れるのは最初だけです。仮に光る内容で出版しても、長期的に売れるのは極めて難しいでしょう。一般読者が求めていないのですから、当たり前です。

私もKindle出版関連で2冊販売していますが、絶望的に売れていません。あまりにひどい売上を見て、3冊目を執筆する計画は無期限凍結しました。

そもそも、Kindle Unlimited契約か否かを問わず、大半の読者はKindle作家ではありません。読者に響かないものを出版している時点で、将来どうなるかは目に見えています。

ドーピング行為をしなくても月2万円くらいなら稼げる

こんなドーピング行為をしなくても、月2万円程度なら宣伝なしで稼げます。まあ、本気で稼ぎたいならある程度の宣伝は必須になりますが「別にお小遣い程度でいいや」と思うなら宣伝は不要です。

✔SEOを駆使すればAmazonがそれなりに宣伝してくれる
✔表紙と内容が一定ライン以上なら読まれる
✔複数ジャンルで出版すれば相乗効果も見込める

私は、同じジャンルで販売するKindle本を3冊以内と決めています。これ以上は確実にカニバリゼーションが起きるからです。

その代わりに、ジャンル同士の関係性を重視します。

「Aというジャンルを読む人はBにも興味があるかも」
「いや、もしかしたらCにも興味あるかも」

などと考えて出版しています。ほんの少し考えれば、すぐにわかる話です。

これでも「めくり子育成」「事実上の相互レビューを放置」しているKindle作家についていきたいと思うなら、どうぞご自由になさってください。

逆ブランディングになっても知りませんからね?

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