復帰するとき、「元どおり」でないのは当たり前
休業することを一定期間余儀なくされた人にとって
また日常に戻る場合
「すべてを元通りに」「取り戻す」
と思って再スタートするのは、そもそもちがっているように思う。
休業の理由は、
本人の病気やけがの療養だったり
家族のために必要になって
など、さまざまな理由があると思うんだけど
そもそも、↑上記の点で、
休業前とは、ちがうあなたなわけで。
復帰を受け入れる場も
あなたが以前いたときとは、ちがうのだから。
元通り、というよりは
新しい自分で、進化した場とかかわる意識で
新しい関係を築くというのが普通ではないかしら。
自分も、受け入れる側も、
元通りをめざしてがんばりすぎると違和感を覚えたり、
力ずくでやってしまって疲弊したり
・・・という事態が起こって、
ストレスが増大するのではないかしら。
そこにはもちろん、
お互いの認め合う姿勢や、信頼関係が土台となるのだけれど。
そもそも、人は日々、いや瞬間瞬間でも変化しているもの。
そんなに不安にならないで。
「変わったね」「前と違うんじゃない」
と言われたら、まず深呼吸。
「そうなんです。貴重な経験で変われたと感じています」
と伝えてみては?
早く元通りにならないと
早くなじまないと
と、焦らなくてもいい。
関係はお互いのエネルギーが混じり合ってできるもの。
周りにも、あなたの変化を受け止めて
お互いにとってのいい場をつくってもらう。
引け目を感じたり、
どちらかが非難されたりするものではないし。
元通り、というよりも
新しい関係を築くチャンス。
時間が必要なのも、あたりまえ。
焦らないで。自分を責めないで、ね。