疲れない会話について
話が盛り上がるって、どういうことなんだろう?
今朝、掃除機をかけながら、そんなことを考えていた。
昔、言われたことがある。
「もっと会話に参加しなさい」と。
参加する、いうても
参加できない(or賛成できない)話題だし、興味ないし。。
「そうなんですか」「ふーん」「へええ」
って感じで、相づちするので精一杯だった。
当時は、その話す人と、それほど深い関係でもなく
そんなに仲良くなりたいと思っていなかったので
なおさらだった(大変失礼なふるまいだったし、反省)。
盛り上がるために
「そうそう、私もありますそういうの!」とかぶせるのは
その話に乗っかっていて、
楽しそうに見えるけど
実は、いつの間にか「私は~」という話に切り替わり、
相手の話の軸を奪っていることもある。
(その段階で、話し手は会話の主役ではなくなる)
そして、エネルギーを消耗して疲れることが多い。
(すくなくとも、私の経験上はそうなることが多い)
聴くプロである現在、
私は、会話を左右するのはやはり「聴き手」だと感じている。
先に書いたとおり、
相づちがテキトーなのはいただけないが(^_^;)
だからといって、
聴いたことに「うまく」返すことや、
「いいこと」を言うのは、必ずしも要らなくて。
無理はせずに、
まずは話し手の話すことに、すこしだけ丁寧に反応したらどうだろう?
「そうなんですか。それでどうなったんですか?」
「何があったんです?」
「おもしろいですね、それからそれから?」
「今の○○って、どういうことですか?」
などの、短くてシンプルな反応♪
そこで、話し手は自分の中にあることを話す。
かつ、話し手も、
自分のことを聴いてもらっているって(無意識に)感じるから
もし、聴き手の質問の意味がつかめなかったら
それについて「え?~のことを訊いてる?」などと
自分が話すことを考えるために確認してくれる。
それだけで、言葉がゆったりと優雅に(?)やりとりできる。
当時の私には難しかったかな笑
許せないことが多かったから。。
《今日のまとめ》
会話に「参加する」とは、
乗っかることでも、かぶせることでもない。
聴き方次第で、ゆったりしたいい会話はつくれるはず。
なお、本記事に書いたのはあくまでヒント・ポイントであり
対話のプロとして求められるスキルやマインドはもっと奥深~いところにあるので
念のため申し添えます😌
(おわり)