ベンチャー経理体制いつごろやる？
ご覧いただきありがとうございます。社外CFOとして地方ベンチャー支援しています。
【経理は片手間でやってる】
事業立上げ期やビジネスモデルの模索期において、経理処理は外注したり、役員が行っているのではないでしょうか。
事業が成長して、いよいよ経理制度作らないとまずい、という状況から急ぎ経理マネージャーを探す企業がかなり多くみられます。
【決算だけでも会計士に見せておくべし】
ぜひ、初期段階から会計士にチェックさせていただきたい理由が２つです。
①税務会計と上場会計は全然思想が違い、後から整理はコストがかかる。
監査対応で求められる企業会計は一定のルールを強制的に適用しなければいけません。これは、顧問税理士さんでは残念ながら対応できないケースが多いです。
決算の時だけ相談する程度ならば、会計士といえども、かなり安く頼めると思いますし、お知り合いならある程度サービスで指導してくれる方もいるかもです。
②経理経験者を採用して経理体制づくりをお願いすることは結構難しいです。
多くの経理スタッフ経験者は、会計ルールと決められた会社の方針に沿って正確に処理することを得意としていますが、経理制度を構想して業務フローを変更するといった働きかけを一番苦手としているケースが大半です。
【どんな人を採用するのか？】
したがって、経理体制を構想するタイプのマネージャー以上の層と、作業者として優秀な経理スタッフ人材とは全くペルソナが異なっています。
案外見落とされがちな点で、誤解されているケースも多いと思います。
事業規模が大きい場合以外は、一気に2名も採用する余力はないと思いますので、外注人材や派遣社員さんを利用して経理を最適化する方法を考えることをご提案します。
さらに、経理業務はIT化の途上にあり、月の中でも繁忙時期と閑散期がある職種ですので、適度な作業量ややりがいを提供するのは意外に難しい部門でもあります。
気になることがあればぜひご相談くださいませ。