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ヤクザからも破門されたダメ男の話1

あんな奴と付き合っていたなんて
無かった事にしたい黒歴史
笑い話にして昇華させたい

イヤ過ぎて思い出したくもないけど書くね

デート中の出来事です
一緒に歩いていた時に、突然
ものかげに隠れて、ビクビクし始めました
どうしたのかと理由を聞くと
「自分は、下手をうって、ヤクザを破門になっている。県外追放されているから、見つかったらヤバイんだ…」
いったい何をしたのでしょう?
詳しく教えてもらえませんでしたが
だぶん、その世界のルールさえ守れなかった 
全くついて行けなかったのだろうと推察します。

裏社会からも弾かれた男。
とにかく、いつも
見つからないように
コソコソビクビクと
逃げ回っていました。

そいつは、住む家もなく
友達の家を転々と居候しながら
スナック等に、おしぼりや氷を配達する仕事をしていました。

その頃に、ナンパされて知り合いました(あぁバカでした)
背が高くてスタイル抜群
(お金がないため、必要最小限の食べ物しか摂取できない、太れない)
顔は、俳優の高橋一生さんにそっくり
(テレビで見た時、奴かと思って二度見して 吐きそうになった ごめんなさい 大好きです)

ある日、とうとうヤクザに捕まって指を詰める事になった

奴は、おしぼり屋の仕事も続かずに、辞めてしまい
チリ紙交換の仕事を始めました
そこは寮があって、住み込みで働けて、社長も奥様もイイ人。
その寮の住人達も面白かった、表社会に疲れて、
家族からも追い出されたはみ出し者の集まりでした。

元教師、チリ紙交換で回収した中から、エロ本だけをピックアップしてね
部屋がイヤらしい本だらけだった👄
ゴミ屋敷になってきたら、社長の堪忍袋の緒が切れて
部屋のモノ全部捨てられる。そのサイクル。

宗教家、綺麗好きで、親切。洗濯機の使い方を教えてくれた。
しかし 勧誘がしつこくて、うっかり入会しそうになった。

奴は、捨て猫を拾ってきて部屋で飼い始めた。
グーと名前をつけて可愛がっていた
けれど、トイレトレーニングなどしないから、
そこら中が汚れて、持て余していた。
しばらくすると、
「グーは、家出をして帰ってこなくなった」と言っていた。

そんな少し平和?だった或る日
「ヤバイ見つかった、落とし前として、指を持って行かないといけない」
とブルブル怯えて小さくなっている奴がいた。
遂に捕まったらしい。

ゆび詰めのやり方

「え?指を持って行く?…家で指を切って、それを持っていけばいいの?」

強面の人達に囲まれて、注目を浴びながら
ドスッと小指をちょん切るんじゃないの?
だったらさぁ 誰か他の人の指でもいいんじゃない?
切ったフリして、包帯グルグル巻きにしてさ。
って思った。

だけどね、指をくれる人なんて、何処にも居ない訳です。
もう逃げ道はありません。

自分で切る度胸もなく
チリ紙交換の社長が切ってくれました(ホントいい人だわ)
何かに包んで持っていきました。

これで落とし前がついたって事ね。
もうオドオドしなくてもイイのね。良かったね。
小指の先っちょは無くなったけどね。

まだまだ続くよ!
又見てね👋🏼


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