変革
今回の部員日記は商学部1年の北川寛二が担当させていただきます。
先日、関東学生秋季リーグ戦が行われました。男子部の結果は4勝1敗でしたが、3つ巴の末、惜しくも2部リーグ3位ということになりました。声を出しての応援もできず、自分は試合を見守ることしかできませんでしたが、今回の秋リーグを見て感じることが沢山ありました。特に強く感じたことは危機感と可能性です。関連性のない対照的な言葉を並べているので、不思議に思う方もいるかと思いますが、自分なりに感じたことを書いてみたので、長く拙い文章かと思いますが、最後までお読みいただけると幸いです。
今年は大会が全くなかったため、10月末にして初めて大学生の公式戦を見ることになりました。2部リーグにもなると対戦相手は大半が高校で結果を残している、名前だけで圧倒されてしまうような有名選手ばかりでした。大学生のテニスになると、後衛の球のスピード、テンポの速さ、前衛の守備範囲の広さが圧倒的に向上し、1つ1つのプレーにレベルの高さを感じました。
後衛がいい精度のロブを上げても相手前衛に読まれていたら、スマッシュではたかれてしまう。前衛が相手後衛の打つコースを読み切ってポーチに出ても、テンポが速くてとれない。そんなことが当たり前の世界で、自分が体験してきた高校テニスとは別次元のテニスをしているように感じました。
仮に今の自分があの舞台に立ったとしても活躍できる可能性は間違いなくゼロですし、太刀打ちできるレベルには全く至っていないとコートの外から見ていても感じました。しかしながら、小田島さんや村野さんなどの主力メンバーが来年のチームから離れてしまい、部員が少なくなっている状況を考えると、自分が来年強制的にあの場に立たなければならない可能性もあります。
「太刀打ちできるレベルには全く至っていないと感じた舞台に半年後には立たないといけない。」そう考えると、本当に危機感しかありません。
ですが、危機感を強く感じると同時に、可能性も見いだせました。インハイ個人ベスト8の選手や関東王者などを倒して、全勝した中川さん中島さん、中央戦の5番勝負含め強豪相手に3勝した村野さん、高校時代に同じ神奈川で個人2位だった選手を倒してリーグ初勝利をあげた梁さん小板橋さんなど、高校時代の実績だけなら格上のような相手に対しても、互角以上に渡り合う先輩方の姿は自分にとって、「努力次第では格上に対抗できる」という可能性を見い出してくれました。
リーグという独特の緊張感がある中でも、練習の成果をいかんなく発揮できれば、ポテンシャルの高い選手相手にも太刀打ちできるというのを先輩方が結果で示してくださいました。特に中川さんや村野さんは後衛練習で取り組んできた攻守の切り替えを試合でも、ものすごく活かしているなと感じましたし、それが今回の結果につながったのだと思います。
今回危機感を持ったからこそ、
・自分に今何が足りないのかをしっかり自己分析して、足りないものを練習で補う。
・下手なりに一生懸命取り組んで、課題を見つけ、地道に克服する。
自分にできることはこれくらいしかありませんが、折角チームに所属しているからこそ、当事者意識を持ちつつ、精一杯の努力をして、試合で活躍し、貢献できるような選手を目指したいと思います。
長々と駄文を書いてしまいましたが、これからの自分の行動や考えをタイトルの通り、「変革」するという自身の決意表明をこめた所で、この文章を閉じたいと思います。
長く拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。