🌞日本株は円安円台で売り圧力が和らぐ。日本株は高配圓株物色で倧幅䞋げを回避。

■米金利高を譊戒、日銀むベントは無難消化

今週の日経平均は週間で59.65円安0.22ず続萜。䞀方、週足のロヌ゜ク足は3週連続で陰線を圢成したが、匕き続き26週、52週、13週の各移動平均線の䞊方を維持した。

今週の日経平均は䞀進䞀退ずなった。週末に控えるむベントを前に週前半は27500円近蟺での小動きが続いた。䞀方、囜内祝日前の22日は368.78円安ず倧きく䞋萜。米2月サヌビス業賌買担圓者景気指数PMIが予想以䞊に改善したこずで利䞊げ長期化芳枬が匷たり、幎初来の氎準たで䞊昇した米10幎債利回りがリスク回避の売りを誘発した。䞀方、祝日明けの週末は349.16円高ず倧きく反発。米連邊公開垂堎委員䌚FOMC議事録を抂ね無難に消化し、米長期金利の䞊昇が䞀服したこずに加え、米半導䜓゚ヌビディアの奜決算が投資家心理を改善させた。たた、衆議院で行われた次期日本銀行総裁候補の怍田和男氏の所信聎取の内容が総じお金融緩和の修正に慎重なものになったこずも安心感を誘ったようだ。

■米ISMや米小売決算に泚目

来週の東京株匏垂堎は匱含みか。米1月個人消費支出PCEコアデフレヌタヌは前月比0.6ず予想0.4を䞊振れ、12月修正倀0.3→0.4からも拡倧。前幎比でも4.7ず予想4.3を倧きく䞊回り、12月修正倀4.4→4.6ず比范しおも䌞びが加速した。再燃したむンフレ懞念が匷たっおおり、今週半ばに䞀時䞊昇が䞀服しおいた米10幎債利回りは再び4に迫る氎準にたで䞊昇しおきおいる。

米囜では雇甚、物䟡、景気の倚くの指暙で䞊振れが続いおおり、再燃したむンフレ懞念の鎮静化は容易ではないだろう。米ナスダック総合指数は200日線を䞋回っおきおおり、目先は金利高・米ハむテク株安の動きに日本株も連れ安を匷いられそうだ。米連邊準備制床理事䌚FRBの利䞊げが長期化し、結果ずしお過剰な金融匕き締めが浅く枈んだはずの景気埌退を深刻化しおしたうシナリオも今埌は想定され、景気敏感株も䞊倀は重くなりそうだ。

䞀方、泚目されおいた次期日本銀行総裁候補の怍田和男氏ぞの所信聎取は無難に消化した。衆議院で行われた所信聎取においお、怍田氏は珟圚行っおいる金融政策は適切ずした。たた、珟圚の消費者物䟡䞊昇率の高さに぀いおは䞻に茞入物䟡䞊昇によるコストプッシュ型であり、2の物䟡目暙を持続的・安定的に達成するにはただ時間がかかるずの芋解を瀺した。その䞊で金融緩和を継続するこずで䌁業が賃䞊げできる環境を敎えるべきず述べおおり、総じお安心感のある内容ずなった。

米経枈指暙の䞊振れず日銀金融政策の早急な緩和修正ぞの思惑埌退により、為替の円安が倧きく進行しおいる。ドル円は週末に1ドル135円台を突砎しお䞀気に136円台半ばたで䞊昇、昚幎12月䞭旬以来の円安・ドル高氎準ずなっおいる。135円の節目を突砎したこずでドル円のトレンド転換ぞの思惑が匷たっおおり、来週以降は為替の円安基調が日本株の䞋倀を支えおくれそうだ。

来週は米囜で䟛絊管理協䌚ISMの補造業・非補造業サヌビス業景況指数が、䞭囜では補造業・サヌビス業賌買担圓者景気指数PMIが発衚される。米ISMサヌビス業景況指数は1月に景況感の拡倧を瀺す50を再び䞊回ったほか、先んじお発衚された米2月サヌビス業PMIが50を回埩したこずで改めお匷い結果が予想される。しかし、むンフレ懞念に関心が集たっおいる䞭、匷い結果はネガティブに捉えられそうで泚意したい。たた、補造業や茞出䌁業の比重が倧きい囜内の株匏垂堎にずっお重芁なのは米囜のサヌビス業よりも補造業の動向だ。ただ、米2月ISM補造業景況指数は47.8ず1月の47.4よりは小幅に改善する芋蟌みも、匕き続き50割れの状態が続く予想ずなっおいる。匷い米サヌビス業の指暙ず匱い米補造業の指暙の組み合わせは日本株にずっおは䞍郜合である点は認識しおおきたい。

ほか、米囜では来週、ロりズやダラヌ・ツリヌ、ベスト・バむ、メヌシヌズなどの小売決算が予定されおいる。今週は米1012月の実質囜内総生産GDP改定倀が䞋方修正され、特に米GDPの玄7割を占める個人消費が前期比幎率1.4ず速報倀の2.1から倧きく䞋方修正された。たた、りォルマヌト、ホヌム・デポ、ディラヌズ、TJX、ダラヌ・れネラルなど米小売䌁業の決算も総じお冎えなかった。むンフレが収たっおいない反面、むンフレの原因ずもされおいる個人消費にはやや陰りが芋られおきおいるようだ。䌁業の景況感が急速に悪化する䞀方で米経枈の゜フトランディング軟着陞期埅を支えおいたのは底堅い個人消費だった。しかし、その個人消費も鈍化傟向にあるずすれば、米経枈の支え圹が䞍圚ずなる。むンフレず景気の埌退、スタグフレヌションの懞念が再び高たっおいるずいえそうだ。

このように倖郚環境の䞍透明感が匷たる䞭、足元で匷たっおいるバリュヌ割安・高配圓利回り株ぞの物色はただ続く可胜性が高い。鉄鋌や銀行など䞀郚の関連セクタヌでは今週末にかけお利益確定売りが芋られたが、䞋倀では抌し目買いを狙っおいる向きも倚そうで、匕き続き物色テヌマずしおは泚目されよう。

■䞭囜PMI、郜区郚消費者物䟡指数、法人䌁業統蚈など

なお、来週は27日に参議院で日銀総裁候補者ぞの所信聎取、米1月耐久性受泚、28日に1月鉱工業生産、1月䜏宅着工統蚈、1月小売業販売額、参議院で日銀副総裁候補者ぞの所信聎取、米12月S&Pコアロゞック・ケヌス・シラヌ䜏宅䟡栌指数、米2月CB消費者信頌感指数、3月1日に2月新車販売台数、䞭囜2月補造業/非補造業PMI、䞭囜2月財新補造業PMI、米2月ISM補造業景気指数、2日に10-12月期法人䌁業統蚈、3日に2月郜区郚消費者物䟡指数、1月有効求人倍率、䞭囜2月財新サヌビス業PMI、米2月ISM非補造業指数、などが予定されおいる。

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