クラシックギター基礎入門者のための教本作り
この2週間、確定申告そっちのけでひたすらクラシックギター入門者用の教本を作成していました。
対象は教室生で、楽譜(五線譜)が読めない方、ギター未経験~1年未満の方、年齢は小学3,4年生から大人まで。
どの流れで構成するのか、練習曲の選定と編曲、難易度のバランス調整、どの作業も大変でしたが結構楽しかったです。
初心者をレッスンしていてよく聞くのが、
① 知っている曲が少ない
② 何か弾いてって言われるけど弾ける曲がない
③ 急に難易度が上がる
④ コードもやってみたい
⑤ 教本が分厚くて気が遠くなる
⑥ 曲が長くて練習がつらい
ざっくりこの6点。
②に関してはさらに話を聞くと「練習してる曲はあるけど曲調が暗くて相手の反応が良くない気がする」の意味で弾ける曲がないと言う方が多かったです。
ということで今回は以下をテーマに据えました。
・平均1年程度で修了する量に
・音符を読む練習もできるように
・明るい曲調で知っている曲を多めに
・簡単なコードで伴奏できる曲を入れる
・曲はできるだけ短めに
(長く弾きたい人はリピートできるように)
・修了後は青本に繋がるように
以上を踏まえて次の構成を組み立てました。
・音名と場所を覚えよう
・音を出してみよう
・高音弦を使った曲+コード2個
・低音弦を使った曲+コード2~3個
・①弦から⑥弦を使った曲+コード3~4個
・二声で弾いてみよう(導入編)
・和音とアルペジオの練習
・アルペジオで伴奏してみよう
・二声で弾いてみよう(発展編・挑戦編)
・クラシックギター基礎入門のまとめ
昨日と今日のレッスンで何名かの生徒さんに弾いてもらい、様子をチェック。
やはり知っている曲があるとテンションがあがるようですね。
FコードはFM7コードで代用しました(一部無理やりな箇所はありますが)。
生徒さんと意見交換後、何か所か修正して小冊子製本しました。
中綴じ用ホチキス、便利ですね✨
ただ、製本後にパラパラと内容見てみると意外と誤植があって校正の難しさが身に沁みました・・・笑
今月中旬以降、教室の入門者を対象に配布します。
教本の内容はレッスンしながら適宜更新していく予定です。