鬼道AI③〜フレームワークを組み込む〜
1 脱PDCAサイクル
いきなりですが、みなさんは、OODAという言葉をこ存でしょうか?学校現場では、【PDCAサイクル】がよく用いられていると思います。これは、説明不要かと思いますが、Plan Do Check Actionからなる生産性を高めるためのフレームワークです。教育計画、学級経営…様々な場面で使われていますね。
でも、このPDCAサイクル、機能していますか?
僕自身の経験だけで話しますが、「Plan(計画)」だけで終わってしまう業務が非常に多かったように感じます。更に「ひたすらDo(実行)する」が「Check(評価)する頃には疲弊」してしまい、「具体性のないAction(改善)を提案」してしまうだけのサイクルになってしまうこともありました。
この改善策として、そもそもの業務削減を行い余力を生み出し、サイクルを細かく回すことができるようになれば理想的です。
でも、現状、かなり難しいと思います。
そこで、僕は、PDCAサイクルを切り捨てて、OODAループを校務に取り入れました。
2 OODAループとは?
というフレームワークです。いまいち、ピンとこないかもしれないので、具体例を出してみます。
Observe
授業開始時刻になっても教室にいない子が多い。
Orient
授業開始時刻がわかっていないのではないか。
今の時刻がわからないから、教室に戻れないのではないか。
Decide
時刻表を掲示する。
開始時刻前にチャイムを鳴らす。
Act
実際に行動してみて、実態を蓄積していく。
「なんだ、そんなこと、日常的にやっている試行錯誤じゃないか」と言われそうですが、このループの【Observe】にICTを活用したら、ループが爆速で回転し始めるのではないかと企んでいます。