東洋医学的な医療面接

2023年2月7日 18:52

張景岳の「十問歌」

暑がりか寒がりなのか
➡︎ 陰証か陽証なのかを確認

汗のかき方を聞く
どう汗が出るのか、寝汗はどうか
➡︎ 水分の消耗具合や熱の多さなどの確認

頭の症状を聞いて体の上下での身体状態を把握する
➡︎ どこの経脈の病変なのかを確認

小便と大便の出を聞く
➡︎ 小便：出の良し悪しで腎･膀胱の状態を確認する(色の確認)
大便：便秘や下痢などにより寒熱の状態、大腸や胃の状態を確認する

食欲や偏った食べ物の好みを聞く
➡︎ 食欲亢進：胃熱
　食欲不振：脾虚
　偏食：五味(酸･苦･甘･辛･鹹)という偏った味の食べ物は
　　　　該当する臓を補い、働かすため偏食している

胸に症状がないかを聞く
➡︎ 心肺の異常がないかを確認

聴力の度合いを確認する
➡︎ 耳は腎の支配領域となるが
　経脈では胆経、三焦経、小腸経も耳にいく

口の渇きを聞く
➡︎ 虚熱による症状
　どれくらい水分をとるかなどを確認し熱の強さを伺う

➡︎既往歴のこと

発病の原因があるかを聞く
➡︎ 内因(怒･喜･思･憂･悲･恐･驚)か
　外因(風･暑･熱･湿･燥･寒)なのかを確認する

改良が進んでいて
経期･帯下や睡眠、家族歴なども
確認する必要があるとされている

記事をご覧いただきありがとうございました^^
今回は東洋医学的な医療面接についてでしたが
スタンダードな医療面接についての記事も書いています
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