大学生の目に映る九州。日常の延長線上に文化や芸術を置くこと。【S2-Day1】
一日目です。
新千歳空港で音楽家の景井雅之君と、コンテンポラリーダンサーの東海林靖志君と合流し、スカイマークで飛び立ちました。
新千歳空港から福岡空港に向かう便は30分ほど遅れて到着。
すぐに新幹線とモノレールで北九州市立大学を目指しました。
約束の時間より遅れてしまい、ようやく大学に辿り着いて指定された教室に入ると・・・なんと人間関係学科の授業中で、ちょうど受講生が作った旦過市場の取材映像をプロジェクターで投影してみんなで見ていたところでした。
(まさか授業中だとは思っていなかったので驚きました)
北九州市立大学の野研では、旦過市場の中で大學堂というお店を運営していました(現在は火事の影響で門司港に移転)
長い時間をかけて市場の人達と関係性を築いていたようですが、この日は入ったばかりの学生たちの授業で、初めて旦過市場に行った人も多いらしいです(突然のことで全貌がよく把握できていませんでしたが)
この日は旦過市場をテーマに、初めての映像作りの成果を上演しているところでした。
授業の後半だったので少ししか映像を見られませんでしたが、市場の空気感が伝わってきて興味深かったです。
その後はフリートークのような形になり、生徒の皆さんにお話を伺いました。
北九州という街のイメージについて
この大学を選んだ理由
九州の風習などについて
大学生の日常の延長線上に見えている北九州および九州という土地。
決して派手な話題ではなかったけれども、大学生の目線や立ち位置が少しだけ理解できた有意義な時間でした。
私は高校生の時にダンスを始め、すぐにプロのダンサーになることが目標となり、東京のダンスの専門学校に行くことを決めました。
大学という選択肢は早い段階から視野になく、ゆえに大学の制度や仕組みが全く解っていません。
そもそも受験すら一度もしたことのない人生でした。
そんな大学に縁のない自分にとって、校内で大学生の皆さんとお話しするということは非常に新鮮なことでした。
彼ら彼女らの日常の先に文化や芸術を置いて、楽しんでもらったり発見してもらうことが僕のミッションになると思うのですが、迎合しすぎず押し付けにもならない、そんなことって何だろうなぁと思いながら聞いていました。
授業のあとは竹川大介先生と野研の皆さんの本拠地(?)で少しお話をさせていただき、明日ご一緒させていただく門司港のフィールドワークのお話をお伺いしました。
一旦ここで野研の皆さんとはお別れし、次に飛ぶ劇場の俳優である「はやまんさん」にお会いすべく小倉に向かいました。